目黒記念は、JRA(日本中央競馬会)が開催する東京競馬場の重賞競走である。格付けはGII。
前身は各内国抽籤濠州産馬混合競走で、旧・東京競馬場の目黒競馬場で行われていたのが始まり、その後現在の府中に移転することがきまり、目黒の名を遺すために目黒記念になり現在に至る。 当初は、春と秋の年2回行われていたがグレード制度を導入の際に上半期の年1回になった。なお秋の開催は無くなったが、レースの機能自体はアルゼンチン共和国杯に引き継がれてる。
創設時は3400mで最長3900mまで距離が延びるなど幾度か距離の変更があったが現在は2500mになっている。
グレード制導入直後は2月(通常第1回東京の最終週)に行われていたが、現在は東京優駿の当日の最終レースに組み込まれている。中央競馬で同一日に同一の競馬場でメインレース級の平地重賞が複数組まれているのは一年を通してこの日だけであるため、俗に「おかわり」とも呼ばれている。
歴代の優勝馬の中には、アスコツト、カブトヤマ、トクマサ、ミツハタ、ハクリヨウ、ハクチカラ、ミスオンワード、タカマガハラ、シーザー、ヤマトキヨウダイ、シンザン、スピードシンボリ、メジロタイヨウ、マーチス、メジロムサシ、オンワードガイ、アカネテンリュウ、ベルワイド、カーネルシンボリ、カシュウチカラ、サクラショウリ、リュウキコウ、カネミノブ、カツラノハイセイコ、アンバーシャダイ、モンテファスト、ナリタタイシン、ステイゴールドと言った、GI(GI級)を勝利していた馬、のちに勝利する馬たちがいる。一方で2021年5月現在において、2000年のステイゴールドを最後に歴代優勝馬からGI(GI級)を勝った馬はいない。(2001年以降の勝ち馬で最も活躍したと言える馬が、2006年メルボルンカップ・有馬記念、2007年ジャパンカップとGIレース2着を3回記録したポップロックである。)
近年ではハンデ戦らしく、重賞常連馬よりも3勝クラス(旧1600万下条件、準オープン)を好調な状態で勝ち上がってきたか、勝ち上がってきて間もない上がり馬が軽ハンデで優勝するケースが目立つ。かと思ったら、2022年のボッケリーニのように57.5kgのトップハンデを背負いながらAJCC3着→日経賞2着の勢いそのままに押し切って勝利することもあり、これもハンデ戦の醍醐味と言える。
歴史が長いことから様々な出来事があるが、阿寒湖特別以来の勝利となったステイゴールドが勝ったレースとして有名である。
第16回はダービー馬のスゲヌマが当初1位入線したものの、薬物検査で失格処分となっている。
また1952年の第35回の勝ち馬ハタカゼは、ハンデ75キロと今では考えられない斤量で勝利している。(この時の2着馬はミスメイジで52キロ)
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/02/10(月) 00:00
最終更新:2025/02/10(月) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。