ダイヤモンド・ブリザードとは (ダイヤモンドブリザードとは) [単語記事]

氷の世界にようこそ。

ダイヤモンド・ブリザードとは、TCG『デュエル・マスターズ』およびDCG『デュエル・マスターズプレイス』に登場するクリーチャー(キャラクター)カードである。

概要(TCG版)

ダイヤモンド・ブリザード　VR　自然文明　(3)
進化クリーチャー：スノーフェアリー　 5000
進化−自分のスノーフェアリー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、スノーフェアリーをすべて、自分の墓地とマナゾーンから手札に戻す。

DM-11「聖拳編第2弾無限軍団の飛翔」にて登場した進化スノーフェアリー。3コストと軽量な進化クリーチャーだが、打点が増えたりはしない。スノーフェアリーすべてを墓地とマナゾーンから回収するという能力を持ち、【スノーフェアリー】デッキでは中盤の手札回収手段として用いられるかなりテクニカルなカード。効果対象にはもちろん同名カードも含まれるので、種族デッキにおける《凶星王ダーク・ヒドラ》として用いられることが多かった。

現在では自然文明がマナを手札のように扱えるため、正直出番は少ない。また、環境の高速化で手札補充手段を入れて手札を補充する暇が少ないこともあり、使い所が少ないカードではある。しかし独特の能力からコンボの隠しダネとして使われることもないではない。例えば《カラフル・ダンス》の殿堂入り前なら大量墓地肥やしからの大量手札コンボなどとして使われた実績がある。

概要(DCG版)

2020/4/23実装時

ダイヤモンド・ブリザード　SR　自然文明　(3)
進化クリーチャー：スノーフェアリー　 5000
進化−スノーフェアリー
 バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンと墓地から《ダイヤモンド・ブリザード》以外のスノーフェアリーを、手札の上限枚数になるまで手札に戻す。
その後、こうして手札に戻したスノーフェアリーの数だけ、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。

第3弾「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」にて実装。TCG版ではマナゾーンを減らすため使い所を見極めないと弱いテクニカルなカードだったが、DCG版では何を思ったか、「回収した分だけ山札からマナゾーンにカードを置く」というぶっとんだ上方修正を受けた。墓地にあった分までカウントするので、マナは減るどころかむしろ増えることすら日常茶飯事。

TCG版とはことなりスノーフェアリーの進化元自体が少ないものの、それでも《冒険妖精ポレゴン》《愛嬌妖精サエポヨ》《呪氷妖精シャーマン・メリッサ》などが存在する。特に同弾で登場した《冒険妖精ポレゴン》と《愛嬌妖精サエポヨ》は、「いくら強化されてもスノーフェアリー自体が弱いから妥当でしょ」という下馬評を覆すまでに至った。《冒険妖精ポレゴン》はTCG版でも【黒緑速攻】のエースであったが、《ダイヤモンド・ブリザード》と《愛嬌妖精サエポヨ》がここまで輝いたことはかつてあっただろうか。

更に、《ダイヤモンド・ブリザード》と《愛嬌妖精サエポヨ》《冒険妖精ポレゴン》、それにS・トリガークリーチャーの《秋風妖精リップル》(ゲームオリジナルカード)さえいれば、あとは自由なのが【ダイヤモンド・ブリザード】であり、結果

火文明の除去札でブロッカーをどかしつつ、《マイキーのペンチ》でスノーフェアリーにスピードアタッカーを付与する【赤緑ダイヤモンド・ブリザード】
《光器ペトローバ》によるパンプアップと《無頼聖者サンフィスト》のハンデス対策を行う【白緑ダイヤモンド・ブリザード】
その白緑で10ターン耐えてから《無双竜機ボルバルザーク》(DCG版)を投げつける【リースダイヤモンド・ブリザード】
《ボーンおどり・チャージャー》や《プライマル・スクリーム》などで墓地肥やしを行い、莫大なアドバンテージで押して殴る【黒緑ダイヤモンド・ブリザード】
《アストラル・リーフ》やバウンスなどで継戦能力を高めた【青緑ダイヤモンド・ブリザード】
《幻想妖精カチュア》《雪渓妖精マルル》がスノーフェアリーであることを活かしてドラゴンと合わせた【デアリガズダイヤモンド・ブリザード】

など多種多様な《ダイヤモンド・ブリザード》デッキが生まれ環境はスノーフェアリー一色に。気付けばTwitterのトレンドにまで「ダイヤモンド・ブリザード」が入る始末。一応メタゲームは動き続けており、デッキタイプはどんどん変わり一定しないなど良好な環境ができているように見える。《ダイヤモンド・ブリザード》の投入が前提となることに目を瞑れば。

強いて弱点をあげるなら効果が強制であるためライブラリアウトの危険がつきまとうこと、手札に上限のあるデュエルマスターズプレイスでは手札上限の近い時に使うとメリットが減衰することが挙げられるが、本当にどうでもいい弱点であり、「ブリザード・マスターズ」の言葉が誕生するまでに。結果、本カードはDCGの宿命としてナーフされることになる。

2020/5/7修正

ダイヤモンド・ブリザード　SR　自然文明　(3)
進化クリーチャー：スノーフェアリー　 5000
進化−スノーフェアリー
 バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンから《ダイヤモンド・ブリザード》以外のスノーフェアリーを、手札の上限枚数になるまで手札に戻す。その後、こうして手札に戻したスノーフェアリーの数だけ、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。