チャイルド・フリーとは (チャイルドフリーとは) [単語記事]

チャイルド・フリーとは、子供を作るつもりがないという考え方、またはその考えをする人々のことである。

概要

チャイルド・フリーは20世紀後半に英語圏で生まれた言葉である。反出生主義との違いはあくまで自身が子供を持たないと考えているかどうかで決まる。(反出生主義ならばチャイルド・フリーであるが、逆は必ずしも成り立たない。)

アンケートでZ世代の6割が一生独身でも気にならないと答えたり、子持ちの夫婦より子なしの夫婦のほうが幸福度が高いという結果がでたりなど子供を欲しいと思う人が減少しつつある。これは日本だけではなく、ほかの先進国でも同様の現象が起きている。

子供を持たない理由

子供を持たない理由として主に以下の理由があげられる。

子供を持つ理由がないから。
子供が苦手だから。
経済的に持てないから。
結婚相手がいないから。
独身がいいから。/ 家族をもちたいと考えていないから。
夫が望まないから。 / 妻が望まないから。
夫婦2人だけの時間を大切にしたいから。
ヒトの命を持つだけの自信がないから。
仕事や趣味に打ち込みたいから。
時間やお金の自由がなくなるから。
育児が重労働であるから。
親の介護をしなければいけないから。(ダブルケア問題)
障害を持った兄弟を支援しなければいけないから。
自身が病気、事故、事件、災害に遭い子供を養えなくなる可能性があるから。
夫 / 妻が病気、事故、事件、災害などで子供を養えなくなる可能性があるから。(死別・ダブルケア問題)
子供が犯罪者(いじめを含む)になった場合の責任をとれないから。
子供がニートや不登校になった場合どうすればいいか分からないから。
子供が障碍者だった場合、一生支援し続けられる自信がないから。
子供が病気、事故、事件、災害、いじめに遭った場合の責任をとれないから。
妊娠・出産は身体的負荷が大きすぎるから。
これからの日本・世界に期待をできないから。
今から産んでも2040年問題に間に合わず、むしろ2040年の段階で負担になりかねないから。
不倫やDVなどをされた際、子供を気にせずいつでも離婚できるようにしておきたいから。
教育や医療、納税などを通して今存在している子供を幸せにすることを優先するべきだから。
兄弟や友達の子育てを手助けして育児の負担の軽減と今いる子供の幸せを優先したいから。
子供に親ガチャに外れたと思われそうだから。
自身の遺伝子を残したくないから。→　優生思想
親のエゴであるから。　→　反出生主義

日本では、貧困化が進んでおり、子育てに十分なお金が持てない人も多い。また、高齢化も進んでおり、今産んだ子供が大人になるころには今より現役世代の割合が減り、選挙の冷遇や税金の負担が今以上に大きくなる。さらに親ガチャ問題の1つとして中学受験の過熱から中学受験塾に通い私立中高一貫に入った層が高学歴化しているため、教育費用の増加も問題視されている。