ポケットビスケッツ 単語

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ポケットビスケッツ

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ポケットビスケッツ (POCKET BISCUITS) とは、かつて活動していた音楽ユニットである。通称「ポケビ」。

概要

日本テレビ系バラエティウッチャンナンチャンのウリナリ!!」から誕生した(正確には前番組のウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!!時代の誕生だが、番組の歴史上同一番組扱いのケースが多い)音楽ユニット

メンバー

構成メンバーは「ウリナリ」の内村千秋・ウドの3人で、役柄が決められていた。

TERU内村テル
内村光良プロデューサーキーボード
CHIAKI(坂本千秋
千秋ボーカル
UDO(独活野大木
ウド鈴木ギターエレクトリックドラム)  

の3人。

TERUとUDOは当初演奏が出来ずエアバンド状態だったが、3人それぞれソロ曲を出す企画TERU弾き語り、UDOはクラシックギター独奏(後にボーカル付きバージョンも出来た)のCDリリース。以降は拙いながらも演奏する部分や独奏する部分も曲中に入れられていった。

また、当時としては最新技術に当たるモーションキャプチャーを用いたCGによるPV制作など、バラエティ番組のえた本格でもあり、「プロバンド活動がどのようなことをしているのか?」を子供たちに知らしめた功績は計り知れない。(実験的にソロ活動やボーカルチェンジを行う、というのは本格的なロックバンドでもよく行われることである)

視聴者層からファンの9割は小中学生だった(特に女児)と言われるが、売れると低年齢層へのシフトを行うグループが少なくない中、歌詞の内容はCHIAKIによる「大人恋愛」であったり「大人世界」について謡われたものがどで、決して子供向けとして子供だましのものを作ろう、という姿勢ではなかった。このため、成長してから改めて歌詞の意味を知る、という人も多かったようである。

なお、番組企画で度々解散危機が訪れ、その多くは○万枚以上売れなければ、○位以内に入らなければ、○名の署名がければ、といった人戦術を必要とするものだったが、当時はネットショップもほぼかったことが幸いしてか、現在のような「大人買い」や「個人での常識外れの大量発注」という例はほぼかったらしく、純に買いたい人は買っていたが、買わない人は買わない、というスタンスであった。(実際、ブラビの場合、この企画が災いして事実上の解散となっている)

結成までの経緯

メインボーカル千秋はそもそも歌手志望でオーディション番組「ゴールド・ラッシュ!」(フジテレビ)で合格し芸能デビューしたという経歴があり、どうしても歌手デビューをしたかった。
しかし、1995年に始動した番組導の企画アイドルユニットMckee」をデビューさせるという音楽企画の際、このメンバー選抜から千秋は漏れてしまう(この時選ばれたのは室井滋と国生さゆり)。そこで南原清隆お前らお前らでやっとけ」千秋メインオマケユニットの結成を促し、内村光良「第2のマモー・ミモーを作ってやる!」と発言した。ちなみに、そのコントでミモーを演じたのは千秋ならぬ「ちはる」というアイドルであった。

その後内村千秋Mckee企画側にいたウドを引き抜き、3人のユニットが結成。Mckeeのユニット名を決める際にウドが補として提案していた「ポケットビスケッツ」を南原が独断であてがう形でユニット名も決まった。

このやりとりは番組スタッフ側も全く想定していなかったアドリブで生まれたものであり、「ついでにやっておこう」程度の存在で、番組のプッシュはほとんど受けておらず、後にポケビのライバルとしてデビューするブラックビスケッツべても扱いはかなり低かった。

結成後

その後企画は「Mckeeとポケットビスケッツのデビュー曲で初週のオリコンチャート順位が上だった曲を番組EDに起用する」という方向になり、両ユニット1996年4月17日に同時デビュー。ポケビが勝利してしまうという予想外の結果となる。これをきっかけに番組側も本格的にポケビをメインとした企画シフト。この路線変更が功を奏し、「ウリナリ」の番組視聴率も急上昇して、一躍人気番組の仲間入りを果たすこととなる。

第2作「YELLOW YELLOW HAPPY」、第3作「Red Angel」、第5作「POWER」とミリオンヒットを3曲も生み出し、さらに番組内における対抗ユニットとしてデビューしたブラックビスケッツとともに紅白歌合戦にも出場(1998年)。企画元の「ウリナリ」とともに高い人気を獲得した。「ウリナリ」は、1970年代後半1980年代生まれの世代に流行っていた番組のため、「80年代生まれホイホイ」などと呼ばれることも。

その後も人気を博していたが、千秋の活動を番組の一企画が制限していると考えた内村の提案により千秋ソロ活動が決定。これに伴い2000年3月日本武道館で行われたライブを最後にポケットビスケッツとしての活動を停止した。

なお、代表作となる『YELLOW YELLOW HAPPY』は作曲者のパッパラー河合の所属する爆風スランプにおいてセルフカバーされているほか、ポケビ再結成こそわなかったものの、2015年千秋が単独で出演した『水曜歌謡祭』においてミリオンセラー特集が行われた際にこの曲を披露している。復活については「ウッチャン次第」とのことである。

一夜限りの奇跡の復活

 復活の事態が動いたのは2018年、この日日テレ系列では毎年恒例の24時間テレビの放映日でその日のに放映されたズームイン・サタデーでの番組告知において「伝説アーティスト一夜限りの復活」とアナウンスされる。その伝説アーティストヒントとして出されたのが

 この発表にSNSではこの伝説アーティストの予想合戦が展開され、その中で当時ファンだった現在アラサー層のユーザーを中心に「これはポケビではいのか?」「武道館ライブ放送とかポケビだけでしょ」などとポケビ出演の予想が集まるようになる。

 チャリティーランナーみやぞんマラソン出発前にこの伝説アーティストがポケットビスケッツだと判明し3人がYELLOW YELLOW HAPPYPOWERを歌唱。Twitterではトレンドラキングでポケットビスケッツ関連で埋め尽くされポケビ復活を待っていたアラサーを中心としたユーザーが狂喜乱舞。2年前にひっそりと発売されたポケビ結成20周年のベストアルバムに注文が殺到。放映翌日付けのビルボードJAPANにこのアルバムデイリーで20位以内にランクインした。

再度の復活に向けて-登録者100万人への過程-

 事態が動いたのは2020年11月メンバーCHIAKI(千秋)がインスタグラムにて
「(中略)わたしも歌いたい。
心から。
でも歌う場所がない。
ごめんなさい
ごめんなさいって苦しくなります。
需要がないのです。
たまーに歌番組の特別企画みたいなので歌えることがあるのですが(御褒美みたいに幸せ)、出演者の名簿のわたしのレコード会社の欄だけ白紙です。他の出演者全員、埋まっているのに。
あはは😅って思うけど、それでも10年に一度くらいでも、歌える機会があるだけ幸せですよね。
事務所もずーっと言ってるけど、なしのつぶて。(以下略)」
 と現在の心情を吐露し、歌手としての希望YouTubeに託し、YouTuberとして活動を開始。第1弾として『POWER』を20年振りにフルコーラスで歌ってみたexit投稿。その中で当時ポケットビスケッツのサウンドプロデューサーだったパッパラー河合YouTube上での音楽活動を全面協力する事を約束チャンネル開始当初はチャンネルの方向性やプロデュース千秋が行い、撮・編集等の技術面をパッパラー河合が担当)
 翌年、活動として慣れて来た頃に今後の活動について報告。チャンネル登録者数が
10万人達成したらポケビのい曲を歌います」と約。これを2021年7月に達成し8月
千秋がポケビデビュー曲『Rapturous Blue』 を歌ってみたexit」を投稿。(撮、編集、録音:パッパラー河合 編集仕上げ:千秋
 9月に今後の活動基準としてチャンネル登録者数が
「20万人突破でDays
「30万人突破でMy Diamond」
「40万人突破でRed Angel
「50万人突破でYELLOW YELLOW HAPPY
の歌唱を約。また、25万人と35万人の突破でアルバム曲の中から披露を約。(5万人でアルバム曲のWhite Summer Heavenを披露済)
 50万人以降は新曲制作も発表(作詞は当時のCHIAKI&ポケットビスケッツ名義で書いていた千、作・編をパッパラー河で制作予定で、千秋名義ではあるが事実上のポケットビスケッツ新曲制作が決定)
 そして100万人を突破し公約として「ポケットビスケッツの復活(1日限定)」を約。それをTERUに報告した際は「確約は出来ない。いいけど約束は出来ないよ?」という返答を貰い、UDOに報告した際はUDOからは全面協力する事を約束。こうして2021年9月に「ポケビ100万人登録者運動」が開始した。

 速同年9月に15万人を突破し、2021年10月約通り「千秋がポケビのViolet Moonを歌ってみた Album『カラフル』より」exit投稿。(録音:パッパラー河合、編集:千秋

2023年末にまさかの…

 時は2023年12月。前紅白歌合戦の出場歌手が発表され、千秋はこの年復活を願って再始動2ndシングル「アオゾラ」を発売し、出場に意欲を見せていたが発表されなかったので

とつぶやき悔しがったいたが、それから約1ヶ後にNHKから特別企画テレビが届けた名曲たち」というコーナーブラックビスケッツ共々ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツとして25年振り2回紅白歌合戦の出場と発表された(前回はポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ スペシャルバンド名義)

 これには当の千秋本人もびっくりし、YouTube更新パッパラー河合さんへ報告。爆風スランプは当日別イベントがあり出場出来ないが、ポケビにエールを送っていた。曲は後にポケビが「YELLOW YELLOW HAPPY」、ブラビが「Timing」のメドレーで披露される事になった。

 当日は会場とは違う別スタジオからの披露となり、ボーダーレスというテーマに相応しく当時ライバルだった2組は楽しそうに途中からポケビが合流したタイミング踊っていた。これには当時視聴していた30代・40代視聴者層もSNSで歓喜。特に80年代後半から90年代前半に生まれた方々はこの2組がTVに出演している姿を見てを出すものも現れた程。

 年が明けて2024年に発表された歌手別視聴率では、大トリのMISIAの34.8に次ぐ34.32位記録2023年に大流行し、放送当日はダンサー話題になったYOASOBIアイドルよりも上回る結果となった。

発表シングル・アルバム

ちなみに、最初の頃は曲の一部に色が入った。

リバイバル歌唱集-チャンネル登録者100万人への道のり-

『千秋、ポケビ「POWER」を20年振りにフルコーラスで歌ってみた』exit2020年12月22日投稿
exit
『ポケットビスケッツ White Summer Heaven を千秋が歌ってみた』exit2021年1月22日投稿。5万人突破

『千秋がポケビデビュー曲『Rapturous Blue』 を歌ってみたexitexit2021年8月13日投稿。10万人突破
exit
『千秋がポケビのViolet Moonを歌ってみた Album『カラフル』より』exit2021年10月1日。15万人突破

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