ルアフ・ガンエデンとは「第3次スーパーロボット大戦α」に登場するキャラクター。
αシリーズの初代より登場している敵勢力、ゼ・バルマリィ帝国の支配者である霊帝。アウグストゥスとか創世神ズフィルードなどと呼ばれたりもする。見た目は幼い少年の姿をしているが、ゼ・バルマリィ創世の時より生き続けてきた神であるので実際は途方も無く長い時を生き続けている。
表向きの国家運営は宰相シヴァー・ゴッツォを始めとした十二支族に任せているが決して傀儡というわけではない。彼自身も相当に強い念導力の使い手であり、自らを守る神体であるゲベル・ガンエデンや防衛衛星ネビー・イームも合わせて非常に強力な力を発揮する。
臣民たちからの信頼も厚く、サルファ時点ではバッフ・クランに本星の眼前まで侵攻を許すほどに弱体化してしまったゼ・バルマリィ軍であったが、ルアフが目覚めと同時にネビー・イームの裁きの雷によって敵勢力を一掃し、その光景を目にした帝国軍兵たちが歓喜の声をあげていたことからもそれが伺える。
バルマー側の主要キャラたちもルアフのことを慕っており、特にルリアやエペソなどはプレイヤー部隊がルアフの名前を口にしただけで、「地球人如きが軽々しくその名を呼ぶな!」と過剰反応するくらいである。
ガンエデン、という名称からも分かるように第2次スーパーロボット大戦αでラスボスを務めたイルイ・ガンエデンとは対になる存在と言っても差し支えない。ただ、登場直前までは存在すら知られていなかったイルイとナシム・ガンエデンとは違い、彼の駆るゲベル・ガンエデンは幾度も敵勢力と戦い続けてきた百戦錬磨の猛者であり、より洗練されているとのこと。
初代から続く敵勢力であるバルマーのトップという非常に重要なポジションにあり、本編中でも何度か顔見せはしている。シヴァーとその直属部隊のゴラー・ゴレム隊の暗躍も気づいていながら粗末なことであると放置するなど器の大きさも見せつけている。
そして終盤、ゼ・バルマリィ本星へとやってきたプレイヤー部隊ことαナンバーズと遂に対面。銀河の終焉であるアポカリュプシスを前に共闘の道を模索するも最終的には交渉決裂。自分の同朋たるナシムに見込まれた新たな剣たちであるαナンバーズと雌雄を決する時として軍を展開、自らもゲベル・ガンエデンで出陣し、創世神、霊帝としての力を十全に発揮してαナンバーズを追い詰める強敵として立ちはだかる。
・・・うん、半分くらいは本当だけどかなり盛っている。
ゼ・バルマリィ創世の時より生きる霊帝というのは真っ赤なウソで、実年齢は500歳程である。
その正体は真の霊帝から表向きの支配者として力を与えられてきた影武者を務める人間の1人でしかない。
臣民から慕われているとは言ったがその本性は悪い意味で神そのものであり、とてつもなく傲慢で冷酷。実際にバルマー本星へやってきたαナンバーズにも「自分はバルマーの神なのだから救うのはバルマーの民だけで、地球人の危機なんぞ知ったこっちゃない」と、嘗てのナシム・ガンエデンと同質の意見を言ってのける。
それだけならまだしも、実際は自分が守護すべきバルマーの民すらも彼にとっては虫けら同然のどうでもいい存在であり、自分とガンエデンさえ無事なら民などいくらでも作れるのだから何人死のうが生きようが関係ないという暴論すらぶちまける始末。
挙げ句、αナンバーズにそれらの数々を指摘されて批判を受けると「自分は神だそ!」キレて辺り一帯を攻撃するなど器の小ささすらも露呈するなど典型的な小物としての一面も見せてしまう。
こんな体たらくなもんだから激怒したαナンバーズにガンエデン共々フルボッコ。特に前作でイルイと親しかったニルファ主人公勢は相当に思うところがあったらしく、親分からは「偽神を断つ剣なり!」 被撃墜王からは「テメェも神なんかじゃねえ!」 超機人操者のおっぱい少女からは「私たちや真・龍虎王はあなたには従いません!」 元負け犬わんこのキャプテンからは「お前はイルイとは違う、お前はガンエデンそのものだ!」などと散々な評価。結果的に彼らの猛攻に追い込まれて一時撤退を余儀なくされる。
だが、逃げ込んだ地下聖堂には今まで姿を消していたシヴァー・ゴッツォが待ち構えており、彼が霊帝などではなくただの影武者でしかないこと、だというのに神のごとき傲慢さを振りまき、無意味な出兵や遠征を繰り返して国力を低下させ、民に圧政を強いてきたことにブチギレていたシヴァーにフルボッコにされてしまう。αナンバーズとの激闘で力を使い果たしていた彼には生身のシヴァーに抗う術すら残されておらず、真の霊帝に助けを求めるもそれすら見放され、情けない断末魔の叫びと共にシヴァーによって断罪され息絶える。
実を言うと彼の駆るゲベル・ガンエデンの本体とも言える真の霊帝「ゲベル」はとっくの昔にガンエデンから抜け出て怨霊の王ことケイサル・エフェスへと変貌してしまっている。つまり、「ナシム」としての意思があった地球側のナシム・ガンエデンとは違って、ゲベル・ガンエデンはルアフによって操作される空の器でしかなかったというのが事の真相。故に、確かに強力ではあれど今までの激闘を勝ち抜いてきたαナンバーズに通用するほどの力は残っていなかったということ。本来ならナシム・ガンエデンと同じく三体の僕であるクストースも存在していたのだが、彼らもまたゲベルがケイサル・エフェスになる際に随伴する形で姿を消しているので登場しない。
何が悲しいってこれらの真相にルアフ本人が全く気付いていないということである。いくら影武者だからってそれくらいのこと確認せんのか普通・・・
また、乗り手である彼と同じくゲベル・ガンエデンも散々な扱いを受けており、終盤のボスとしては申し分ない性能を持っているのは確かだが、その少し前に歌以外のダメージ半減という恐怖の技能を持つプロトデビルンの長ことゲペルニッチと戦っていた関係でそれと比べると見劣りするという声も大きい。
(これに関してはそれ以降のプロヴィデンスガンダムやヨリシロ初号機にもいえることかもしれないが)
それだけならまだしも、ルアフ死亡後はイルイの助力を受けたシヴァーによって使い回されたり、ハード最終話ではケイサル・エフェスによって二体も量産されるなど、仮にもニルファのラスボスを務めたナシム・ガンエデンと同等の存在とはとても思えない扱われ方である。
主共々今の所は出番なしである。
ニルファのシナリオが終わり、ユーゼス・ゴッツォの口から何度か愚帝という単語が出ていたので多分存在はしていると思われる。他にも、アダマトロンの最強技である「エルヨウン・イェダ・ドーマー」にもナシム・ガンエデンと並んでゲベル・ガンエデンが「古き人祖たち」のシルエットとして登場している。
αシリーズと違ってゼ・バルマリィ帝国の現状に関する情報が少ないこともあって、登場した場合どのような扱いとなるかが気になるところ。
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最終更新:2024/04/25(木) 12:00
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