三島一八(みしま かずや)とは、対戦格闘ゲーム『鉄拳』シリーズに登場するキャラクターである。
『鉄拳』におけるストーリーの核である三島家の一人。主人公格であるにも関わらずストーリー上では北海道に独立国を作ろうと企んだりする鉄拳ならではのはっちゃけキャラ。『1』では主人公だったが、シリーズの作品によってころころ主人公が代わるため、一概にシリーズを代表する主人公とは言い難い。『3』では登場すらしなかった。
性格は冷血、冷酷、悪逆非道。尊大にして無情無慈悲、他者を利用することを厭わない。父から全てを奪い取り、己が支配者として君臨するために力を振るう野心家。
「デビル」と呼ばれる邪悪で強大な存在の因子を宿しており、デビル因子が顕在化すると悪魔の翼が生えた異形の「デビルカズヤ」と化し、飛行やビームなどの超常の力を操れる。
父は三島財閥当主・三島平八、母はその妻である一美。
一八を逮捕するために彼の前に現れた女性・風間準との間に、デビル因子とその力を抑える風間の血を継いだ息子の風間仁がいる。三島財閥私設兵隊「鉄拳衆」の将校であるラース・アレクサンダーソンは平八の愛人の子であり、一八の腹違いの弟にあたる。
一八は母や祖父である仁八とは仲が良かったが、平八には幼い頃から帝王学と三島流喧嘩空手を叩き込まれ、五歳の頃に谷底へと突き落とされるという命を失いかけるほどの目に遭わされる。胸に残る大きな傷跡はその時のもの。同時期に平八の悪事に心を痛めた母が帰らぬ人となっていたこともあり、平八に対して激しい憎悪を抱いている。
幼少期は母である一美を慕っていたものの、「平八のみならず自分も殺そうとしていた」という事実を知ることになる。しかし、平八に対する憎悪をきっかけに増幅した悪意によって既に邪悪となってしまったこともあってか、ショックを受けるどころか「とんだ茶番だ」と笑う始末。
一方、両親からまともに愛されることなく、自業自得とは言え息子である仁とも争う羽目になるため、唯一の心としての味方は自分をも救おうとする風間準ただ一人であり、彼の本質は孤独であると見て取れる。
『鉄拳8』の対戦時の演出でも準に対しては比較的甘く接しており、掛け合いでも悪意を示すことがなく、本来レイジアーツでKOした際に蹴り飛ばして罵倒する演出があるが、準に対しては発生しない。
ゲーム上では鉄拳を代表する技と言っても過言ではない「風神拳」という強力な技を使い攻めを組み立てるキャラ。「風神拳」は入力の最後の方向と同時にボタンを押すことで雷エフェクトを纏い、ガードさせると大幅に距離が離れるという風に性質が変わる。(通称・最速風神拳) それと同じコマンドから繰り出される下段技の「奈落払い」で強力な二択をかけることが出来る。
『鉄拳6』では他キャラとは比べ物にならないほど優秀な通常技を多く持ち(ガードされても反撃を受けない、10~15Fの余裕があればどの状態からでも浮かせるかダウンさせられる等)、さらに上記の風神拳コマンドの二択を交ぜられると手のつけようがない。現在、最強の一角と目されている。強いて欠点を上げるとすればコマンド入力が難しいため、使いこなすのには相当なテクニックが必要になる点くらいだろう。
『ストリートファイター X 鉄拳』や『PROJECT X ZONE 2』にプレイアブル参戦している。鉄拳枠の外部出演は平八や仁が呼ばれることも多いため、一八の外部出演率はあまり高くない。
雷雲垂れ込める暗い高地。
気絶したガノンドロフを抱えた何者かが切り立った崖へと歩いていく。
見下ろす崖の下には溶岩地帯。
ガノンドロフをそこへと放り捨て、不敵な笑みを浮かべるその男は――
2021年6月16日のNintendo Directにて『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』へのDLC参戦が発表された。スマブラ参戦の例に漏れず原作再現度が高く、多種多様な打撃技に加えデビルの力を使った技やデビルカズヤ状態もある模様。カラーバリエーションにスーツ姿もある。
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最終更新:2024/11/13(水) 05:00
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