大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL (欧米版タイトル:Super Smash Bros. Ultimate,) とは、2018年12月7日に発売された Nintendo Switch 向け『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』の5作目である。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | |
基本情報 | |
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ジャンル | 対戦アクション |
対応機種 | Nintendo Switch |
開発元 | ソラ、バンダイナムコスタジオ |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 2018年12月7日 |
価格 | 7200円(税別) |
対象年齢 | CERO:A |
通信 | |
その他 | |
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ゲームソフトテンプレート |
2018年3月9日に放送されたニンテンドーダイレクトにて初公開。続く2018年6月13日の「E3 2018」で正式発表。本作は SPECIAL のタイトルに相応しく、なんと”歴代シリーズ参戦ファイターが全員参戦”する。
すなわちスネークやピチュー、ウルフといった過去に削除されたのちDLCとしても登場出来なかったファイターその全てが復活する。無論前作『for』の他社ゲストも全て続投しており、結果的に歴代史上最多、総勢80体を超えるキャラクターのプレイアブル参戦が実現した。
また、楽曲の数も前作の508曲を優に超え、その数800曲以上。ファンファーレなど短いBGMも含めるとおよそ900曲にも及び、もはや「超豪華なサントラを買ったらスマブラが付いてくる」と言っても過言ではないくらいの大ボリュームとなっている。DLCで追加される曲を含めると1000曲を越える。
TVモード・テーブルモード・携帯モードすべてに対応し、TVモード時は最大で 1920x1080/60fps での映像出力に対応。
本作でも専用の接続タップを経由して「ゲームキューブコントローラ」が使用可能。Wii U版で発売されていた接続タップもそのまま使用できる。また、本作に合わせたオリジナルデザインのゲームキューブコントローラも発売されている。
そして2018年11月1日の「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL Direct」では、新モード「スピリッツ」の発端となったとある"事件"の内容を描くストーリー映像が公開。
同時に副題を「灯火の星」とする新たなアドベンチャーモードの存在も明かされた。
さらに、前作に引き続き有料ダウンロードコンテンツも制作されている。
完全新規のファイター1体、新ステージ1つ、複数の音楽をセットにした物が第11弾まで配信中。
詳細は後述。
なお、『DX』以降収集要素として存在していた「フィギュア」は「スピリッツ」と入れ替わる形で廃止。同じく『DX』以降一人用モードで遊ぶことが出来た「イベント戦」や「ターゲットをこわせ」も廃止となっている。「ホームランコンテスト」は発売時には実装されていなかったが、ver 5.00で実装された。
概要で述べた通り、『for』で不参戦となっていたファイターも含めた歴代全ファイターが使用可能。
また、続投ファイターも原作シリーズ最新作に合わせて一部仕様変更がなされている。
本作では『for』で参戦したルキナやブラックピットのように、元となった既存ファイターの骨格やモーションを流用しつつ、基礎パラメータはほぼ同じのまま全く別のキャラクターとして作られたファイター達が「ダッシュファイター」という名称で新たに区分けされた。より詳しい説明は該当記事を参照。
リスト左側のナンバリングは、スマブラシリーズにおける登場順を意味している。
そのため、同シリーズ内でも番号が飛び飛びになっているので注意。
赤字で表記されているのは、ダウンロードコンテンツに該当するファイター。
「マンメンミ!!」
長い年月を掛けて現代のヒトのような進化を遂げた特殊な海洋生物、
通称『イカ』がナワバリバトルの場を広げに遂に大乱闘の世界にもやってきた。
もはや参戦は当然とばかりに正式タイトルが判明する前にいの一番に公開されたファイターである。
インクリング独自のポイントとして、各種攻撃で相手をインク塗れに出来るという特別仕様があり、
インク塗れになった相手は普段より大きくダメージを受けるようになる。
各種ワザや使用するブキは原作からそのまま引用した物が多く、スプラシューター、スプラローラー、パブロ、バケットスロッシャーなど多種多様なブキを持ち替えながら戦う。
一度に使えるインクの量は原作再現で限りがあり、インクが切れる度にシールド中にBボタンで補充する必要がある。
最後の切りふだは無印『Splatoon』で使用したスペシャルウェポン「メガホンレーザー」。
前方に極太の音波ビームを拡散させ、巻き込んだ相手をインク塗れにしながら吹き飛ばす。
カラーバリエーションでは勿論、ガールだけではなくボーイも選択でき、
原作ファンならよく目にしたであろう数々の衣装(ギア)を身に纏う事も可能。
メトロイドシリーズにおける敵組織「スペースパイレーツ」の最高司令官。
まだ幼い頃のサムスの両親を死に追いやり、それ以降も幾度となく彼女の前に立ちはだかってきたシリーズ最大の宿敵である。
これまでのスマブラシリーズでは背景でのカメオ出演、オープニングのワンシーン、
『亜空の使者』のボス、ステージギミックと色々な形で登場してきたが、
本作で遂にファン待望のファイター化。
桜井氏曰く戦闘スタイルは全体的に「残虐」とされており、
大きな翼や鋭いツメ、長い尻尾などその特徴あるフォルムを活かした攻撃が持ち味。
相手に掴みかかり地面へ激しく引き摺ってから投げ飛ばす横必殺ワザ「グラビングスクラッチ」(『亜空の使者』のムービーが元ネタ)や、尻尾を瞬間的に伸ばし尖端部分で串刺しにすると大ダメージを叩き出す下必殺ワザ「デススタッブ」等の凶悪な攻撃でファイター達を苦しめる。
最後の切りふだは、相手を飛行中のサムスのスターシップまで吹き飛ばし、
口から発射する熱光線でスターシップもろとも相手を爆破する「デストロイビーム」。
古くから代々吸血鬼を狩ってきたベルモンド一族の血統を継ぐ伝説のヴァンパイアハンターが衝撃の参戦。
スネークに続く、KONAMIからの二人目のゲスト参戦となる。
度々キャラクターデザインが変わるが、本作では悪魔城シリーズ最新作(2022年時点)のGrimore of Soulsのものが使われている。
(初代ドラキュラ版を基に、顔デザインはX68000版をベースにしたと思われる。)
メインで使用する武器は父譲りの聖なる力を宿した原作定番の鞭「ヴァンパイア・キラー」。
この鞭のおかげで各種攻撃の平均的なリーチは全ファイターの中でもダントツで長い。
一方で運動性能が低めで攻撃の隙も大きいという欠点も抱えている。
必殺技として「斧」「クロス」「聖水」といったサブウェポンも使用でき、
この3種の飛び道具と鞭のリーチを活かした相手を寄せ付けない立ち回りが基本となる。
リンクやサムスのように鞭を使ったワイヤー復帰も可能だが、
こちらはつかみボタンではなく空中前、空中後、空中上攻撃で行う仕様になっているのも特徴。
長らくコングファミリーと敵対してきたクレムリン軍団を束ねるワニのボス。
古くからファンの参戦を熱望する声は大きかったものの、原作シリーズにおいては2008年頃から急に姿を消し、『リターンズ』以降は一切登場の機会が与えられていなかった為に絶望視されていたが、まさかの参戦。
ちなみにゲームには『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』以来、10年ぶりの登場となる。
原作でも垣間見えるどこか間抜けでコミカルな動きが特徴。金属のような質感のお腹部分には、各種攻撃時にスーパーアーマー効果が付与されるという独自の性質があり、並の攻撃は正面から食らってもビクともしない。通常必殺ワザとして『2』のキャプテンクルールが使った吸引機能付きの銃「パイレーツキャノン」、上必殺ワザとして『3』のバロンクルールが装備していた飛行装置「フライングバックパック」も使用する。『1』でのメイン攻撃手段だった横必殺ワザ「クラウンスロー」は強い判定を持つ優秀な飛び道具だが、戻ってくる王冠のキャッチに失敗すると後でステージ上に復活する王冠を取り戻すまで使用が出来なくなるという弱点がある為、運用には注意が必要。
最後の切りふだは『64』でクルールがDKアイランドを消し飛ばす為に建造した巨大兵器「ブラストマティック」。原作ではゲームオーバー時の演出として発射寸前の場面が見られるのみであったが、本作では本当に発射され、毎回DKアイランドが木っ端微塵になる。
動物たちが住む村の新たな村長となった主人公のお手伝いをする敏腕秘書。
いつものように役場であくせく働いていた彼女の下に一通の手紙が届いた。
何の手紙かと訝しみつつ開けてみるとそれは… 大乱闘への招待状だった!
外見はどう見ても戦闘向きのキャラではないものの、スマブラではむらびとと同じく原作に登場した数々の道具とアイテムを駆使して果敢に戦うスタイルを取る。一見むらびとのダッシュファイターのように思えるが、ファルコやドクターマリオのように元となったファイターと差別化されている点(つりざおやクラッカーを使ったワザ、真上に飛ぶハニワくんロケット等)が多く、またむらびととは等身も異なる為、新しいファイター番号が振られている。
最後の切りふだ「うるわしのマイオフィス」はむらびとが使う「ゆめのマイハウス」と演出、効果共にほぼ同じだが、こちらは完成する建物が役場になっている。
『ポケットモンスター サン・ムーン』で最初に入手出来る御三家ポケモン、ニャビーの最終進化形で、プロレス技を得意とするほのお・あくタイプのヒールポケモン。先に公開されたケンに続く形で大乱闘のステージに乱入。
その体躯や設定から想像出来る通り、投げ技が強いファイターになっている。
また、ヒール(悪役)という分類なだけあって自己主張が激しく、大技が決まる度に観客に向けてアピールを繰り返す習性を持つ。得意の「DDラリアット」や「クロスチョップ」といったワザも健在。
中でも横必殺ワザ「ロープスイング」は前進して相手に掴みかかり、後方に現れるリングのロープに叩きつけ、跳ね返ってくる相手にさらなる追撃を食らわせるというガオガエンならではの攻撃だが、追撃時にボタンを押すタイミングによって展開が変化する。入力が速すぎると上に吹き飛ばす「ショルダースルー」だが、ベストなタイミングなら「ラリアット」となり相手を低い高度で大きく吹き飛ばせる。ただし、入力が遅すぎると失敗してリターンを得られないので慣れが必要となってくる。
最後の切りふだは原作で使用した専用のZワザ「ハイパーダーククラッシャー改」。
原作の物より演出が派手かつスピーディになっている為か名前に「改」が付いている。
発表順に紹介していく。
『スーパーマリオランド』で初登場したサラサ・ランドの姫。
ピーチのダッシュファイターとしての登場。過去のスマブラシリーズではピーチのカラーバリエーションとしてデイジー風カラーやフィギュアとして登場していた。
使用感はピーチと同様で、性能の違いは身長くらいしかない(デイジーのほうが若干背が低い)。一方モーションやエフェクトはそれなりに差別化されており、横必殺ワザなどのエフェクト、キノピオガードや投げで登場するのが青キノピオ、などの違いがある。
最後の切りふだはピーチ同様、派手な演出と共にステージ上にいるファイターを全員眠らせる
「デイジーブラッサム」。こちらは雛菊が出現する。
『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』の主人公で最強のヴァンパイアハンターと称されるシモンの子孫。TAS動画での上に落ちる変態とか悪魔城ドラキュラHDではやたらセリフがうるさいことでも有名。任天堂ハードにはSFC『悪魔城ドラキュラXX』で初登場。
シモンと同様に度々デザインが変化するが、本作では初出の『血の輪廻』準拠のデザインでの参戦。
シモンのダッシュファイターの位置づけではあるが、元々リヒターが『月下の夜想曲』などで使用したアクションをシモンが使用しているので境界線は曖昧。楽曲に『乾坤の血族』も勿論入っている。
「運命を変える!」
『ファイアーエムブレム覚醒』の主人公。前作ではルフレ参戦ムービーの「なくはないです。」で注目を集め、ファイターとしての参戦は叶わずルフレの最後の切りふだ及び勝利画面で登場していたが、本作で遂に「スマブラ不参戦」の運命を変える。
本作ではロイのダッシュファイターとして登場。娘のルキナのようにロイの特徴であった剣の根元のクリティカルが無く剣先から根本まで一定の威力、上必殺ワザの「翔流斬」はアイクのように真上へ飛び上がる回転切り(原作のムービーが元ネタ。剣を放り投げない点などで分かるようにアイクの天空とは異なる。)といった違いがある。ダッシュファイターの中でも元のファイターと大きく差別化されているファイターといえる。
最後の切りふだは初動の突進が当たった相手に対して切りつける「覚醒天空」。
原作における奥義スキル「天空」を再現した二連撃(太陽→月光)を放つ。
サムスのパワードスーツと遺伝子情報を基にして誕生したフェイゾン生命体。
前作ではアシストフィギュアとして登場していたが、本作ではサムスのダッシュファイターとして参戦。
ダッシュファイターではあるが、基になったサムスとは基本的なモーションが大きく異なり、原作と同様に常に浮遊している他、あまり人間味を感じさせない脱力気味の動きをする。緊急回避でモーフボール化しないのも特徴の一つ。また、サムスが使う一部攻撃の属性が電撃属性に変化している。
最後の切りふだはゼロレーザーに似た極太ビームを前方に射出する「フェイゾンレーザー」。
「かかってきな!」
フルネームはケン・マスターズ。リュウと共に剛拳の弟子として修行を積み、格闘家への道を歩んだマスターズ財団の御曹司にして現当主。最大のライバルであると同時に無二の親友であるリュウとは同門出身で、原作でも元々リュウのダッシュファイターのようなポジションで登場したキャラクターである為、彼を知る者なら本作での参戦にも納得出来るだろう。
ダッシュファイターとしては元になったファイターと差別化されている部分がかなり多く、桜井氏によると『スーパーストリートファイターII X』をベースにワザや性能を調整しているとの事。
また極めてストイックな性格のリュウと比較すると、軟派でお調子者な性格であり、それが各種モーションやボイスにも反映されている。
最後の切りふだはリュウ同様2種類あり、炎を纏って真上に押し上げる「神龍拳」、相手が密接していると怒涛の連続蹴りを炸裂させる「疾風迅雷脚」となる。
スマブラプレイヤーなら誰もがご存知であろう『スーパーマリオシリーズ』でお馴染みの人食い花のような雑魚敵キャラ。予め誤解なきように明記しておくが、アシストフィギュア等ではない。紛うことなきプレイアブルのファイターである。
誰もが予想出来なかったこのファイターだが、手足もなく植木鉢に入れられた状態でありながら縦横無尽に動き回り、噛みつきや突進攻撃を主体に戦う。また、原作の豊富な元ネタを活かし、シューリンガンを飛ばしたり、ポイズンパックンやイガイガパックンに変身したりも出来る。
最後の切りふだは「亜空の使者」にも登場したあの「ボスパックン」の召喚。
両手に携えた檻に捕まると大変な事になる。なお、ボスパックンが落下すると切りふだは失敗、カゴに捕えていたキャラクターも道連れできずにカゴから脱出してしまう。
なお、このパックンフラワーは早期購入特典なので有料DLCセットとは別枠。
2019年2月中の配信が予定されていたが、それより早い1月30日に特典として配信された。
(2月1日より有料DLCとしても別に配信がされている。)
「こちらジョーカー、ミッションを開始する」
表向きは普通の男子高校生でありながら、世界を騒がせる「心の怪盗団」のリーダーとしての顔を持つ『ペルソナ5』の主人公が大乱闘への招待状を盗み華麗に参上。
主に『女神転生』シリーズで知られるアトラスを代表して参戦(現在のアトラスはセガゲームスに吸収されている為、立場が似ているベヨネッタもカウントに入れるとセガからの3人目の参戦とも言える)。
原作と同じように銃やナイフ(設定上は認知世界でのみ本物になるモデルガン&おもちゃのナイフ)を携え、怪盗らしい軽やかな身のこなしで戦うスピード系ファイター。本人の素の攻撃力は控えめで、ナイフ攻撃のリーチもそれほど長くはないので慎重に立ち回っていても競り負けたり逆転されてしまいがちになる。
ただしそれはあくまで通常時の話。ダメージが増えるか下必殺ワザ「反逆ガード」による当身で
「反逆ゲージ」が最大まで溜まると彼の代表的なペルソナ・アルセーヌが召喚される。彼ならもっと強いペルソナを使えるのでは、と竜司が参戦PVで訝しんでいるがそこはゲーム的な都合。
横必殺ワザの呪怨魔法「エイハ」が「エイガオン」に、下必殺ワザがカウンターと反射を兼ねた「テトラカーン」「マカラカーン」となる等、アルセーヌ召喚時は全ての技が強化され、積極的に攻めていけるようになる。が、一定時間経過するとアルセーヌは引っ込んでしまうので、「反逆ガード」を使うタイミングは勿論、アルセーヌが出ている状態でいかに的確に攻められるかが勝敗を分ける。
最後の切りふだは『P3』以降のシリーズで定番となった、パーティ全体で畳み掛ける「総攻撃」。
怪盗団のメンバーもしっかり全員登場し、スマブラ用の新録ボイスまで聴ける。
これに限らずジョーカーは勝利画面など原作を完全再現している演出が多いのでファンは必見。
1986年の初作発売以来、国民的RPGとして親しまれている『ドラゴンクエストシリーズ』。その主人公である勇者が遂にスマブラの大地に馳せ参じた。デフォルトのキャラクターデザインは『Ⅺ』準拠であり、カラーバリエーションで『Ⅲ』『Ⅳ』『Ⅷ』の勇者も選択可能となっている。(担当声優もそれぞれ異なる。)
勇者独自の仕様として「MPゲージ」があり、これを消費することで多種多様な必殺ワザが発動できる。チャージ可能な飛び道具の「メラ/メラミ/メラゾーマ」、牽制や撃墜に役立つ「デイン/ライデイン/ギガデイン」、足元に風を起こして飛び上がる「バギ/バギマ/バギクロス」とこれだけでもワザの種類は豊富だが、最大の特徴は21種類もの魔法・特技からランダムに出現した4つから選択する下Bの「コマンド選択」。イオナズンやマヒャド斬りといった扱いやすいものから、一定時間無敵状態で静止するだけのアストロン、凄まじい威力と攻撃範囲の大爆発を起こして自滅するメガンテ、予測不能な効果をもたらすパルプンテといった癖の強いワザも豊富でワザの数は全ファイター中最多。一方で剣技の方は隙が大きめになっており接近戦はやや不得手だが当たれば強く、MPも回復する。またスマッシュ攻撃は1/8の確率でかいしんのいちげきが発生し、攻撃力とふっとばし力が大きく上がることもある。豊富な攻撃手段を状況に応じて使い分けるプレイヤースキルも必要となるだろう。
最後の切りふだでは、『Ⅰ』『Ⅱ』『Ⅴ』『Ⅵ』『Ⅶ』『Ⅸ』『Ⅹ』の歴代主人公たちの力を結集し最大級の一撃を放つ「ギガスラッシュ」。
あのクマとトリが帰って来た。レア社開発のアクションゲーム『バンジョーとカズーイの大冒険』から主人公のバンジョーとカズーイがスマブラにまさかの参戦。国内で発売された任天堂タイトルでの登場は『2』以来約19年振りとなる。
原作で登場した多彩でコミカルなアクションの数々がスマブラでも再現され、カズーイがバンジョーを背に乗せ爆走したり、通常攻撃はカズーイのクチバシを使ったりカズーイ自身が打撃武器になったり、必殺ワザではカズーイが口から卵を吐く「タマゴばきゅーん」や爆発する卵を産む「おケツタマゴ」といったコミカルな技でオールスター軍団に立ち向かう(バンジョーももちろん活躍する)。
性能はこれまでの強烈な個性を放っていたDLC組とは異なりオーソドックスで、中背の中量級、機動力も並程度にはある。特筆するべきは横必殺ワザの「ワンダーウィング」。使用すると原作のように「きんのハネ」を1枚消費し、あらゆる攻撃に対して無敵の状態で突進する。突進系のワザとしてはとてつもない威力を誇るが、つかみ系のワザには打ち勝てず1ストックにつき5回しか使えないという欠点が存在する。
最後の切りふだは魔女グランチルダを打倒した「ジンジョネーター」。発動時にせり出してくる石像をヒットさせると石像からジンジョネーターが出現、相手を滅多打ちにする。
「Hey, C’mon!!」
サウスタウンで育ち世界中を旅してきた流浪の格闘家が、謎の人物【S】から送られた招待状を掴み取り、満を持して大乱闘に参加。彼の出身作である『餓狼伝説』は、SNKを代表する格闘ゲームシリーズ『THE KING OF FIGHTERS』の原点であり、かの『ストリートファイター』と双璧を成す形で90年代の格ゲーブーム到来に一役買った作品でもある。
リュウ・ケンと同じく格闘ゲーム出身のため「コマンド入力技」「1対1の自動振り向き」「キャンセル攻撃」といった仕様を持つほか、固有の要素も備える。特に重要なのは横必殺ワザが前・後入力で2種類あることと、ピンチ時に使用可能な超必殺ワザだろう。
地を這う飛び道具「パワーウェイブ」は、空中で出すと『KOF'96』のような飛ばない衝撃波に変化。横必殺ワザは、前入力の時はやや出が遅いものの攻撃範囲と火力に優れる「バーンナックル」、後ろ入力の時は出が速く奇襲に有効な「クラックシュート」となる。下必殺ワザは飛び膝蹴りで上昇して斜め下にパンチを繰り出す「パワーダンク」。上必殺ワザは下入力の溜め有りで放つと出始めが無敵になる「ライジングタックル」となっている。
そして自身のダメージが100%以上(HP制では3割未満)になると原作でお馴染みの超必殺ワザが使用可能に。スマブラで使えるのは縦方向に巨大な爆発を起こす「パワーゲイザー」と、バースト力の高い突進技「バスターウルフ」の2種類。どちらもピンチ時にしか使用できない上にやや複雑なコマンド入力を必要とする為、運用は難しいがその威力はそれらの欠点を補って余りある。
テリーの強みは、上記のコマンド入力技、キャンセル攻撃を活かした数々のコンボにある為、通常より高い操作精度を要求される上級者向けのファイターではあるが、理解と修練を重ねた分だけ凄まじい火力と爆発力を発揮するだろう。
最後の切りふだは、トリプルゲイザー。…がヒットすると、パワーダンクで叩き落としてバスターウルフでトドメを刺す演出が入る「トリプルウルフ」。演出系の技としては範囲が広いが、追撃が入るのはトリプルゲイザーが最初に当たった1人のみとなる。
「大乱闘に参戦するのじゃ」
「……!」
「大・乱・闘・に、参戦するのじゃあ!!」
『ファイアーエムブレム 風花雪月』に登場する主人公兼マイユニットが早くも参戦。大陸フォドラの各地から秀才が集まる士官学校『ガルグ=マク大修道院』で教鞭をとっている元傭兵の教師。
基本的に運動性能は劣悪だが、自前の魔剣「天帝の剣」に加え、物語のキーキャラクターソティスからスマブラ用に託された魔斧「アイムール」魔槍「アラドヴァル」魔弓「フェイルノート」と四種類の英雄の遺産を使い分ける超パワータイプのキャラクター。
武器を使い分けるという特性上使いこなせればリーチに関する駆け引きにはめっぽう強い。
スティックを入れた方向で武器を使い分けるというキャラクターとなっており、スティック上や弱攻撃で出す天帝の剣は蛇腹のようにくねりながら敵を攻撃、威力は若干心もとないがリーチはそこそこあり隙も小さく扱いやすい。
スティック下方向で繰り出すアイムールはクッパやガノンドロフもびっくりの超破壊力を秘めた武器。リーチはそこそこだが、絶大な攻撃力と隙を誇っている。
スティック横方向のアラドヴァルもかなりの威力を持つが、特筆するべきはシモンやリヒターに匹敵するリーチ。ただし、強いのは刃部分だけで柄部分はカス当たりとなる。
スティックニュートラル、すなわち通常空中攻撃と通常必殺ワザではフェイルノートを使う。こちらも超威力で、発射までにやや時間はかかるものの威力は飛び道具としては破格。
最後の切りふだはソティスの力を借りて放つ「神祖破天」。
背景ではソティスが絶大な存在感を放っている。
ちなみにカラーバリエーションはポケモントレーナーやWii Fitトレーナーと同じく奇数がベレト(男性)、偶数がベレス(女性)。中には三級長を意識したものやネタバレ案件の緑カラーも。
『ARMS』から参戦することは事前に公表されていたが、数多くのARMSファイターの中からのびーるウデで招待状をつかみ取ったのはラーメン屋「麺天飯食堂」の看板娘だった。
他のファイターと違って通常必殺ワザと横必殺ワザを持っておらず、Aボタン(強攻撃ボタン)で左ウデを伸ばし、Bボタン(必殺ワザボタン)で右ウデを伸ばすという特殊な操作方法となっているのが特徴。わかりやすく強烈な攻撃リーチを誇るが半面スキも大きい。
右ウデのアームは下必殺ワザ「アームチェンジ」で素早く繰り出すホットリング・遅いが当たれば威力バツグンのメガボルト・長押しでビームを放つドラゴンの三種類を切り替えられる。左ウデのアームはドラゴンで固定となっており、つかんで投げた後に強化される。上必殺ワザは二種類あり、地上では両ウデで高く飛び上がる「アームジャンプ」、空中では上に向かってウデを伸ばす「アームフック」が出る。
ウデ以外の攻撃ではキック技もあり。上スマッシュ攻撃のサマーソルトキックは飛び道具を反射できる。
最後の切りふだはARMSファイターの総攻撃ののちフィニッシュ攻撃を繰り出す「ARMSラッシュ」。
ゲーム史上最多の売上記録を持つサンドボックス型ゲーム『Minecraft』の冒険家が遂に大乱闘に現れた。スティーブは『Minecraft』のリリース初期からプレイヤーが使用可能だったデフォルトスキンで、原作シリーズのアイコンと呼べる存在。また、カラーバリエーションとして、アップデートで追加されたアレックス、モンスターのゾンビ、エンダーマンも登場する。
通常攻撃や空中攻撃では、剣やツルハシといった様々な道具を使用する。リーチは短いが、当てた時の威力は高め。それぞれの道具には個別の耐久度が設定されており、使い続けると壊れ、攻撃が素手になってしまう。道具は木材→石→鉄→金→ダイヤモンドの順に性能が高くなる。
通常必殺ワザには、『Minecraft』の特徴とも言える「採掘」「クラフト」「ブロック生成」の全てが落とし込まれており、場所によって行動が自動で切り替わる。「採掘」はツルハシで目の前の地面から素材を回収するのだが、ステージの材質によって得られる素材が大きく変化。戦略が地形に依存するいかにもマイクラらしい特徴を持っている(ただし、戦場化・終点化したステージではアイテムの出る順番が固定されている)。作業台前では「クラフト」を行い、手持ちの素材から最も有効な道具を作成する。一度のクラフトで全ての道具を作成するほか、シールド+Bで作業台をいつでも呼び出すことができる。「ブロック生成」は空中にブロックを設置するもので、クラフトとは逆に安い素材から消費される。復帰阻止やガードなど、攻撃にも防御にも使える無限の可能性を秘めた技となっている。隙さえあればとにかくツルハシで採取し、クラフトやブロック生成、その他の必殺技に繋げるのが基本的な立ち回りとなる。
横必殺ワザは「トロッコ」。鉄でトロッコ、鉄とその他の素材で線路を作り発動する。さらに、金とレッドストーンがあれば加速レールを作り、一気に加速することが可能。スピードの速さを活かしたり、相手をトロッコに巻き込んだりして攻撃に活用できる。
上必殺ワザは「エリトラ」。スマブラXの滑空のような挙動が特徴の復帰技。比較的自由に飛べるが、方向転換はできず、使用後しばらくするとエリトラは勝手に外れる。
下必殺ワザは「TNT火薬」。土やその他の素材を大量に使って作成する。威力は非常に高いが、TNTだけではしばらく爆発しない。レッドストーン導線と重量感知板を使うと、遠くから好きなタイミングで起動することができ、復帰阻止などに活用できる。
最後の切りふだは、一人のファイターを閉じ込め、
クリーパーの大爆発で吹き飛ばす「トラップルーム」。
クラウド・ストライフの宿敵にしてかつて「英雄」と称された伝説のソルジャーが、クラウドに引き寄せられたかのように大乱闘の地に降臨。
これまでも『ファイナルファンタジーシリーズ』の派生作品では度々クラウドと共演してきた彼だが、『FF』シリーズの版権的な厳しさもありスマブラへの参戦は望みが薄いと見られていた。
そんな大方の予想を覆し、参戦ムービーではそれまで歴戦のファイター達が苦戦を強いられてきた「灯火の星」のラスボス・キーラを背後から一刀両断し、一瞬で葬り去るという圧倒的な力を見せつけながら登場を果たした。原作での弱さがまるで嘘のようとはツッコまないように。
自身の背丈を上回る程の長さを持つ長刀「正宗」により、剣士系ファイターとしては最長のリーチを誇る。通常攻撃はマルスやロイのようにスイートスポットがあり、斬撃系は刀身中央よりやや前部分、刺突系は先端部分が特に強力になる為、間合い管理が非常に重要。
また、相手からの攻撃で蓄積ダメージが増えると、一定のタイミングで「片翼」が発現する。運動性能の上昇、各種攻撃のダメージ増加、スマッシュ攻撃時のスーパーアーマー付与といった様々なバフが得られるもので性質はクラウドのリミットブレイク状態に近いが、こちらは発現・消失するタイミングが全体の試合状況によって異なる他、一度消失すると自身がミスするか撃墜されるまでは再発現しないという違いがある。
必殺ワザの多くは魔法系となっており、通常必殺ワザ「フレア/メガフレア/ギガフレア」は溜めの長さに比例して威力・爆撃範囲・隙が大きくなり、逆に射程距離は短くなるという癖の強い攻撃魔法。
横必殺ワザ「シャドウフレア」は命中した紫色の魔法弾が最大5個まで相手の周囲を旋回し、時間差を置いて炸裂するという一風変わったワザで、牽制やダメージ稼ぎに有効。
上必殺ワザ「一閃」はスティックで入力した方向に向かって超スピードの斬撃を繰り出す、復帰と奇襲の両用ワザ。ボタンを長押しすると、8回連続で広範囲を斬り刻む「八刀一閃」に変化する。
下必殺ワザ「閃光」は『ディシディア』シリーズで使用したカウンター系の魔法で、原作同様に攻撃を受けなくても反撃に移行できるという利点がある。反射倍率も他のカウンター技と比較すると高めだが、一定以上のダメージでシールドが破壊される他、背後からの攻撃は防げないという短所も併せ持つ。
この通り、攻撃面に関しては非常に高いポテンシャルを持つが、殆どの攻撃は発生が遅い上に隙も大きく、当たり判定の大きいその体格に反して体重も非常に軽い(なんとカービィやピカチュウと同じ重さ)為、守備面ではかなり脆く立ち回りに関しては一層慎重になる必要がある。
最後の切りふだは、セーファ・セフィロスに変身し、「メテオ」で超新星爆発を起こして大ダメージと共にランダムで様々なデバフ効果を与える「スーパーノヴァ」。原作では発動時の演出としてとてつもなく尺が長いムービーが流れる事でも知られるが、スマブラでは流石に自重した模様。
なお、勝利演出はジョーカーと同様に特別仕様。原作において自身のとある真実を知り発狂したセフィロスがクラウドの故郷・ニブルヘイムで引き起こした惨劇を意識したものとなっており、炎上する背景をバックに彼の不気味さと威圧感を存分に感じられる。
「思い出の中で、じっとしていてくれ…」
「私は――思い出にはならないさ」
「ごめんなさい、レックス。何も言えなくて――」
「だって―― 大乱闘に招待されたんですもの!」
「ん…?えええー!?」
武器を作り出す能力を持ち、自身と同調した戦士「ドライバー」とともに戦う亜種生命体「ブレイド」。
『ゼノブレイド2』の主人公レックスのブレイドにしてメインヒロイン、伝説のブレイド「天の聖杯」であるホムラが単独で大乱闘に参戦。
「ええっ!?オレが参戦するんじゃないの!?」
炎属性ということで、原作譲りの大火力を自身の武器「聖杯の剣」に宿らせて戦う。
必殺ワザとして原作で使用していた必殺技三種がそのまま採用されており、自身の周囲のエーテルを燃やす「フレイムノヴァ」、勢いよく跳び上がってから急降下し、着地と共に火柱を噴出させる「プロミネンスリボルト」、燃え盛る剣を縦回転させながら前方へ投げつける「ブレイズエンド」を使用する。
最後の切りふだはレックスに武器を渡し、斬撃→巨大火柱のコンボに繋げる「バーニングソード」。ビジュアル演出から実際の乱闘上でダメージを与えるという珍しい形態の切り札。
もっとも彼女の特徴はこれに収まらず…
「苦戦してるようね」
「ヒカリちゃん!」
「ここは私に任せて!」
ホムラのもう一つの姿にして「天の聖杯」の本来の姿、光属性のヒカリもスマブラ用に用意された「多人数用戦闘衣装」に身を包み参戦。
ホムラがパワータイプならヒカリはスピードが自慢のファイター。
数多のファイターを凌駕する圧倒的な機動力でステージを動き回り、畳みかけるような斬撃のコンボでダメージを稼ぐのを得意とする。
ヒカリもホムラ同様原作の必殺技を使用し、力を溜めるほど威力が増す連続斬り「ライトニングバスター」、残像を残しながら前方向へ突進し、斬撃の乱舞を浴びせる「フォトンエッジ」、目の前を斬り上げながら跳躍した後、斜め下方向に光弾を発射する「パニッシュメントレイ」、さらにその派生として『黄金の国イーラ』で使用した拡散する光弾「レインボーダスト」などを使用する。
最後の切りふだはこちらもレックスを召喚し、はるか上空から人型機動兵器「セイレーン・デバイス」による砲撃「セイクリッドアロー」を繰り出す。
ホムラとヒカリは、同一人物ゆえ通常ワザのモーションこそ共通しているものの、『DX』~『X』のゼルダ/シークやポケモントレーナーと同様にそれぞれが別ファイターとしてカウントされており、下必殺ワザ「チェンジ」でいつでも切り替えが可能。
攻撃面においては、2人がお互いの欠点を幾分か補完し合う関係になっている為、相手や戦況に応じて「チェンジ」を活用することで非常に安定した立ち回りが期待できる。
しかし、防御面に関しては両者とも優れているとは言えず、中でも復帰力の低さは明確な弱点。
場外へ飛ばされた時の対策とリカバーをどうするかが対戦における最大の課題となるだろう。
ちなみに、レックスは最後の切りふだだけでなく、登場演出、アピール、リザルト画面でも登場する。
旧ナムコの代表的な3D格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの主人公の一人で、フルネームは三島一八。
パックマンに続く、バンダイナムコから二人目の参戦となる。
世界を牛耳る三島財閥頭首・三島平八の息子にして「三島流喧嘩空手」の使い手。主人公にあるまじき極悪非道っぷりが特徴の彼もまた、遂に大乱闘の舞台に乗り込んだ。
参戦ムービーでは、ガノンドロフを始めとした多くのファイター達を屠り、崖上から谷底へ投げ捨てるという原作シリーズのエンディングムービーでお馴染みの所業を行っており、その冷血ぶりは健在。
代表的な半裸の胴着姿のほか、『鉄拳7』の背広+コート姿も選択可能。
『鉄拳』シリーズの特徴が遺憾なく盛り込まれ、原作再現としてこれまでのスマブラでは必ず存在したヒットストップが彼の攻撃ではほぼ発生せず、ヒットエフェクトも『鉄拳7』に近い特別なものになっている。
他にも1on1の対戦時は、投げ系の攻撃を決めた時にカメラがズームして特殊なアングルになったり、勝利ファンファーレが存在せず代わりに原作のナレーションボイスが流れたりと、原作リスペクト要素が満載。
また、彼のみ後ろ入力と斜め入力に対応した専用の強攻撃を実装している事に加え、三島流喧嘩空手の代名詞「風神拳」(「最風」も実装)「雷神拳」を筆頭にコマンド入力専用ワザも多く備えている為、結果的に通常ワザのラインナップはリュウ・ケンを超え、全ファイター中最多を誇っている。
原作に存在した10連コンボは弱攻撃の連携扱いとなっており、ボタン連打で簡単に出すことが可能。その他、『鉄拳6』から導入された逆転要素、レイジシステム・レイジドライブも実装されている。
一方鉄拳の個性は悪い意味でも反映されており、特に運動性能は原作の挙動を忠実に再現している関係で全体的に劣悪(中でも地上でのジャンプはかなり悲惨な性能)。
この弱点を補う要素の一つとして、肉体に宿した「デビル因子」を解放した姿・デビルカズヤへの変身が挙げられ、スマッシュ攻撃・必殺ワザ及び空中ジャンプ使用時に一時的に変身する。空中ジャンプは地上ジャンプと比較してかなり高性能な他、デビルの代名詞「デビルブラスター」も使用できる。デビルに変身してのスマッシュ攻撃はいずれも隙が大きいが、反面非常に強力な威力と非常に頑丈なスーパーアーマーを持つ。
総じて、同じく格ゲー出身のファイターであるリュウやテリーとはまた一味違ったプレイスタイルを実現している。各種コマンド技を咄嗟に出せる操作精度は勿論、本家『鉄拳』のように、常に適切な間合いを管理し、読み合いを制する事が出来るかが鍵となる。
最後の切りふだでは真の力を引き出したデビルカズヤに変身し、体中に出現した「眼」からビームを一斉発射する「ファイナルブラスター」を使用する。『鉄拳7』で平八との決戦時に使用したレイジアーツが元ネタ。
「お待たせ!」
『スマブラSP』最後を飾るファイターとして、キーブレードを操るあの少年が大乱闘の世界にも呼び寄せられた。スクウェア(現スクウェア・エニックス)とディズニーのコラボレーション作品『キングダムハーツ』シリーズの主人公の参戦が今ここに実現。
彼は前作『for』時代に実施された参戦希望アンケート「スマブラ投稿拳」において参戦希望票数総合第1位のキャラクターであった事が明かされている。しかし、版権の管理に極めて厳しいとされるディズニーが版権を持つキャラクターであるため、参戦希望者ですら参戦を絶望視していたまさに「夢(の国)のキャラ」と言える(ただし、原作の物語を彩る純正ディズニーキャラクターは、出自がゲームマターではない為かスピリットも含めて一切登場せず、実装されている要素はすべて原作シリーズオリジナルのもので構成されている)。
桜井氏曰く個性的でクセの強いキャラが揃うDLCの面々の中でも、素直で扱いやすい性能であるとされている。通常ワザは勿論原作に倣い、キングダムチェーンを用いた多段攻撃が中心でコンボも豊富。「ソラ」の名の通り空中戦に長けた性能をしており、非常に高いジャンプ力と滞空性能、空中機動力を持つ。さらに上昇しつつキーブレードを振り回す上必殺技「エリアルスイープ」から最大3連続の突進攻撃を行う横必殺技「ソニックレイヴ」を連続して繰り出すことができ、復帰力・復帰阻止力ともに高い。加えてファイガ・サンダガ・ブリザガをローテーションして繰り出す通常必殺技「まほう」と、他の多くの剣士系ファイターと同様に下必殺技が「カウンター」になっており、多彩な状況に対応できる。
カラーバリエーションとしてベースとなっている『I』の他に、『Ⅱ』『3D』『Ⅲ』の基本コスチューム、『Ⅱ』で登場したブレイヴフォーム/ウィズダムフォーム、『Ⅲ』のアルティメットフォームを再現したものがあり、さらにかの『蒸気船ウィリー』の世界観を元にしたワールド「タイムレス・リバー」におけるソラのモデルも用意されている。
最後の切りふだは、キングダムチェーンからビームを発射して鍵穴を解放し、相手を3人まで扉に閉じ込めてから爆発させる「鍵穴の封印」。蓄積ダメージが100%を超えていると即撃墜となるタイプの切りふだとなっている。
なお、体力制乱闘でソラが相手にとどめを指すと、決着時のスローモーション演出が原作をリスペクトした特別なものとなる。
本作でもいくつかの新ステージに加え、歴代のシリーズに登場してきた非常に多くのステージが登場。
全ステージで8人対戦が可能になったほか、ギミックをOFFにすることもできるようになった。
前作では8人対戦時にはギミックが作動しなかったステージも本作では作動するようになった。
『for』の仕様を踏襲し、全てのステージの「戦場化」と「終点化」が可能。
さらに、本作では過去作に登場したほぼ全てのステージのグラフィックが改修され最新の物に作り直されており、ステージの名称そのものが変更されたものも一部存在する。ただ、初代64版のステージだけは当時の雰囲気を重視し、テクスチャやポリゴン等の造形をあえて粗くした作りになっている。
レインボークルーズやブリンスタ深部のように崖捕まりができる箇所が増えたステージも多い。
赤字で表記されている物は対応するDLCを購入することで追加されるステージ。
【アイテム】 | 【モンスターボール】 | 【アシストフィギュア】 |
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お馴染みメインとなる対戦モード。最大8人での同時対戦が可能。
本作から通常の対戦のほかに、3on3か5on5の勝ち抜き戦で勝敗を決める「団体戦」のルールが追加。
また、オフラインモードとしては『X』以来の復活となる「トーナメント」も搭載。
「体力制」が標準ルールの一つに昇格したほか、格闘ゲームのようにゲージをためて最後の切りふだを放つ「チャージ切りふだ」や2つのステージが一定周期で入れ替わる「ステージ変化」といった新たなオプションも登場。対戦のルールはあらかじめセットを作っておくことができる。
変則的な対戦を楽しめるモード。従来のスペシャル乱闘「いろいろ乱闘」に加え、いきなりサドンデス状態から始まる「スーパーサドンデス」、誰かが一度でも使用したファイターがそれ以降使えなくなる「全員バトル」のモードが追加。
過去作の「シンプル」にあたるコンピューターを相手にした一人用勝ち抜きモード。
全6戦を戦いその先に待ち受けるボスを目指す。
過去作では初代64版を除いて出現する敵は毎回ランダムに選択されていたが、本作ではファイターごとに何らかのストーリーやテーマを表す題名が付いており、出現する敵や対戦ルールも個別に設定されている。
極端に吹っ飛びやすいファイター軍団の撃墜数を競うお馴染みのモード。本作では「百人組み手」「オールスター組み手」「情け無用組み手」の3モードを収録。
「百人」と「情け無用」は前作から「謎のMii軍団」が続投。「オールスター組み手」は従来の「オールスター」と「エンドレス組み手」のハイブリッドで、プレイ時点で使用可能なファイター達がデビューした年代の古い順に雑魚敵として延々出現する。
ステージは全てのステージ(戦場化)から選択できるようになった。
新モードにして、フィギュアに代わる新たなコレクション要素。
後述の「最悪の事件」の影響で思念体だけの存在「スピリット」になってしまった任天堂オールスター軍団(+α)を仲間にして育てていくモード。
なお、DLCファイターを購入していると対応したシリーズの常設スピリッツボードが出現する。
ファイター達の住む「この世界」の生物を全滅させ、新たなる創世を目論む光の化身「キーラ」。
ファイター達は善悪を乗り越え一致団結してこの最強最悪の敵に挑むも、想像を絶するビームの嵐の前に全滅。この世界の住人達もビームに飲み込まれ「スピリット」と化してしまった。
ただ一人、命からがら逃げ延びたカービィは仲間と世界を取り戻すため、キーラの軍団に挑む。
本作で廃止された「イベント戦」にほぼ差し代わる形で多種多様なシチュエーションのバトルが楽しめる。道中ではスピリットを埋め込まれキーラの手先と化したファイターやリオレウス、ガレオムと言った巨大ボスが立ちはだかる。また、ラプラスなどファイター達に手を貸してくれるキャラクターも存在する。
→灯火の星
最大8人まで参加できるローカルと、最大4人のオンラインを搭載。
本作ではガチ、エンジョイの区別は廃止され、あらかじめ設定した「優先ルール」を元にマッチングする。
部屋を作って対戦相手を募集することもできるようになった。
また、疑似レートシステムとして前作から導入された「世界戦闘力」の概念が採用されている。
モードは限定されるが使用ファイターをあらかじめ決めておいてほかのモードをプレイできる対戦待ち受け「ながら対戦待ち」の機能も搭載。加えて同期型通信を採用しているため、マッチングにはお互いの距離が近い人が優先される。前述の優先ルールと世界戦闘力と合わせてマッチング相手が決まる。
また、世界戦闘力上位ランクのプレイヤーのみ入場できる「VIPマッチ」も存在し、ここでの対戦を元にバランス調整が行われる模様。
タッグを組んでの参加や大観戦も健在。大観戦はアップデートで勝者予想の機能が復活した。フレンド同士の対戦では専用部屋を作る事も可能。スマートフォンとも連動しており、『Nintendo Online』アプリのボイスチャットに対応しているほか、専用アプリ『スマプラス』が配信されている。
Ver.4.0以降はランダムでマッチングした最大64名で優勝の座を争う「トーナメント」モードが追加。仕様はオフラインの物とほぼ相違無いが、特殊なレギュレーションを採用した期間限定のイベントトーナメントが継続的に開催されている。
前作に当たる『for WiiU』同様、「有線LAN接続」を用いることが推奨されている。
練習用モード。
本作では方眼がついたトレーニング専用ステージが搭載されている。
さらにリアルタイムでダメージ別のふっとび量を表示することができるようになり、ふっとび量の検証が容易になった。
前作同様、Miiを使ってファイターを作ることができる。前作から変更された点も多く、一部必殺ワザが変更され、さらに元の体格が反映されなくなり一律同じ体格・重量となっている。(三種のスタイルで重量は異なっている)。男女計12パターンのボイスが収録され、さらに音程を三種類から選ぶことができる(前作同様声なしにすることももちろん可能)。
ちなみに、アドベンチャーモード「灯火の星」でMiiファイターを撃破すると本作のアートワークなどで使用されているデザインのMiiファイターを入手することができる(名称は「かくとう」「けんじゅつ」「しゃげき」)。
追加コスチュームのDLC販売も行われている(ファイターパスには含まれていないので注意)。
Ver.3.0で復活。本作では前作以上にきめ細やかなエディットが可能となり、様々な素材を使用しカラフルなステージを作ることが可能となった。
作成した地形の塊をパーツとして扱い、パーツを移動させることができる「レーン」、パーツを回転させる「ギア」、これらを制御する「スイッチ」、さらにステージ手前と奥にもパーツを設置できるようになりカスタマイズ性が格段に増した。携帯モードではタッチ操作に対応するなど至れり尽くせり。
背景も大幅に増強され、既存ステージの背景を多数使用できる(戦場(昼)、トモダチコレクション、レッキングクルー、カロスポケモンリーグ(エントランス)、闘技場、すれちがい伝説、頂上、終点(光)、マジカント、ルイージマンション、レインボークルーズ、マリオギャラクシー)。
Ver.5.0で復活。本作では距離単位が「km」に変更されている。また、カメラワークや演出がさらに強化され、サンドバッグくんが大気圏外まで吹っ飛んでいくようになった。
本モードでは一部キャラクターおよびサンドバッグくんの仕様が変更されており、例としてはMr.ゲーム&ウォッチの「ジャッジ」が6で固定、ジョーカーは最初からアルセーヌを召喚した状態、ルフレのサンダーソードが最初から使用可能、サンドバッグくんをつかむことができない、などといった調整が施されている。
本作も条件を満たすと現れる挑戦者に勝つことで操作可能なファイターが解禁されるが、負けてしまった場合には「挑戦者の間」から再戦ができる。ただし負けてもすぐ再戦できるというわけではなく、ある程度時間を空ける必要がある。条件を満たした時の対戦は直前まで操作していたファイターで戦うが、挑戦者の間で戦う際には好きなファイターを選べる。
前述の通り800曲以上の楽曲は全てサウンドテストで聞ける。本作ではプレイリストを作る事ができるので音楽プレーヤーとしても楽しめる。また前作と違い一曲ループをONにすると「スマブラX」以前のようにループポイントから繰り返すようになった。
続投した曲の中には名称が変更されたものもある。
前作まではステージごとに決められた楽曲が設定されていたが本作ではステージと同じ出典元のシリーズの楽曲がすべて設定できるようになった。
「バルーンファイト」のように出典元のゲームにファイターがいなかったり、「頂上」や「ダックハント」のようにファイターの原作が1作品のみのステージ(ミッドガルを除く)は「その他」カテゴリの楽曲を設定できる。
またステージ選択時に従来のオレ曲セレクトの抽選以外にもその試合で使用する曲を選んで設定できるようになった。(専用部屋でステージ選択を選ぶに設定しているとこちらでも設定可能。)
オプションやヘルプなどの項目はZRボタンで開くパレットに一括で収容されておりいつでも開ける。
本作は1つのソフトで11言語に対応しており、オプションでいつでも切り替えできる。言語を変えればファイターの名前はもちろん、ボイスも変わるファイターも存在する。
『for』で追加された「スマちしき」はモードの一つとして独立しいつでも読めるようになった。また各ファイターの操作や技名もヘルプで確認できる。
本作でも対応しており、前作同様FP(フィギュアプレイヤー)として戦う。本作ではスピリッツの力を使って強化(使ったスピリッツは現実世界に帰還していなくなる)。
また、インクリングやリドリーを始めとした新参戦ファイターと、アイスクライマーやスネークといった前作に登場しなかったファイターのamiiboが新たに発売されている。
2019年5月31日のアップデートで「旅に出す」モードが追加。一日一回限定のモードで、amiiboをオンライン上で同じく旅に出ているamiiboと戦わせ、武者修行を行わせることができる。また、同アップデートによりネットワークの専用部屋で自分の代わりにamiiboを参加させることも可能になった。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Sora_Sakurai/status/1059958552452911105
前作に引き続き、ファイター1体+ステージ1つ+BGM複数がセットになった物と、任天堂内外を問わない様々なIPのキャラクターをモデルとした個別のMiiファイターコスチュームが配信されている。
値段はセット単品で602円、配信中の第1弾~第5弾を少し割安で一括購入できるファイターパス Vol.1が2500円、第6弾~第11弾を対象としたファイターパス Vol.2が3000円、Miiファイターコスチュームが1つあたり一律で81円(いずれも税別価格)。
ファイターパス Vol.1には、Miiファイターコスチュームとして『ゼノブレイド2』の主人公レックス、ファイターパス Vol.2には、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の古代兵装コスチュームがおまけとして付いてくる。
なお、再度の記載であるが、早期購入特典のパックンフラワーはファイターパスには含まれず、別扱いで単品販売されている。
▼大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.8.8
▼大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Direct 2018.11.1
▼Nintendo Live 2018 でのプレゼン動画
掲示板
51787 ななしのよっしん
2025/02/05(水) 14:03:51 ID: W4J+UpiKiO
実質的にレートを強制してる環境下での優先ルールは、オンライン対戦システムとしてはやはりやばかったと思う。不利ルール強制が多くて楽しさよりストレスの方が強かったから不評だったんだろうし。
あとVIPシステムも正直スマブラに合わなかったと思う。普通に区分がない数値レート制にして数値近い奴で対戦の方が健全だったんじゃねと感じたわ。あれのVIP往復でマッチに支障出てたし、何よりVIPいけない奴は雑魚みたいな風潮が蔓延したのもあって遊びの幅をより狭めてた気がする。
51788 ななしのよっしん
2025/02/05(水) 21:46:23 ID: Bv9ctrtVsc
>>51787
vipはいらなかったかなぁ。あれのせいでプレッシャーが凄い
51789 ななしのよっしん
2025/02/07(金) 23:31:28 ID: L1vF7e90Ga
川島教授がアシストでいるんだから
怪人ゾナーもアシストで出たりせんかな(ゲームボーイでタイアップゲームが任天堂発売で出てた)
急上昇ワード改
最終更新:2025/02/08(土) 05:00
最終更新:2025/02/08(土) 04:00
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