今村蟹廻王

今村蟹廻王とは、「Zongro蟹廻王～♪今村蟹廻王～♪」と踊りながら歌っている男性である。

概要

もともとは韓国アニメ映画である「赤ちゃん恐竜ドゥーリー 氷星大冒険（아기공룡 둘리 - 얼음별 대모험）」の「コ・ギルドン（고길동）」というキャラクターが踊っているシーンである。セリフは以下の通り。

종로로 갈까요
jonglolo galkkayo（ジョンゴロガルカィヨー）

명동으로 갈까요
myeongdong-eulo galkayyo（ミョドグロガルカィヨー）

これが日本語でなぜか「Zongro Kanikaioh（ゾングロカニカイオウ）」「Imamura Kanikaioh（イマムラカニカイオウ）」と聞こえるため、「今村蟹廻王」というめっちゃ変換しにくい呼び名がついた。

日本語訳すると「鍾路に行こうか？」「明洞に行こうか？」という歌詞になる。この歌はソル・ウンドの「羅針盤」という曲が元ネタ。

このシーンの前にはコ・ギルドンのほかにマイコルというキャラクターが捕らえられており、2人とも処刑されそうになっていた。マイコルは歌うように号泣し、それに感動した宇宙海賊のリーダーから公認歌手扱いを受ける。それを見て「自分も歌えば許してもらえるのでは？」と考えたコ・ギルドンが縄を引きちぎって羅針盤を歌ったが、結局敵の怒りを買ってしまった。

韓国での扱い

韓国の音MAD界隈では人気素材であり、こちらの今村蟹廻王の動画（FIESTA）は投稿から4日ほどで40万再生に達し、1ヶ月後には300万再生を超える勢いである。歌詞のフレーズを崩さずに音程だけを変えて合わせる傾向がある。

2019年10月には音MAD合作の中の「千本桜」でわずかに使われる程度だったが、11月の「シャンティ -海賊の呪い-」の音MADから徐々に使われ始め、翌年3月下旬からブームを起こした。ソウルの一地域である「鍾路」がセリフに入っているため、一緒に登場することが多い。このジャンルを指して「종로물（ジョングロムル/日本語では鍾路水?）」とも呼ばれる。

一応、下記のように韓国側でも、日本では「今村蟹廻王」という名前で音MADにされていると一部に知られているようだ。

또한 일본에서도 수출되어 '今村蟹廻王(이마무라 카니카이오)'라는 별명을 얻게 되고 니코동 쪽의 일본인들에게도 간간히 사용되고 있는 중이다.

また、日本にも輸出され、「今村蟹廻王（いまむらかにかいおう）」というニックネームを得て。ニコ動の日本人にもたまに使われているようだ。

namuwiki「コ・ギルドン」
（訳はGoogle翻訳を参考）

なお、今村蟹廻王ことコ・ギルドンはnamuwikiでは

• 妻子持ちで人間5人＋恐竜3匹家族
• 約7億5千万ウォン（6000万円以上）の物的損害を出しながら、ストレスで体重が10kg痩せ、脱毛症を発症しても、その原因である恐竜たちを一緒に住まわせてあげている人
  • 最初は恐竜を追い出そうとしたが、戻ってくるので諦めたらしい
  • 「子供のころは、主人公のドゥーリーを嫌っている彼のことを嫌なキャラクターに感じるが、成長して見返すとかわいそうに見える」とも
• かなり裕福な人物
• 剣を持った宇宙海賊のリーダーに骨1本で渡り合うなど、戦闘力は作中最強

とされている。ただしnamuwikiは「主観的な記述も可能」で、信憑性はニコニコ大百科みたいなものなので参考程度に。

関連動画

関連リンク

• 赤ちゃん恐竜ドゥーリー 氷星大冒険（namuwiki）
• コ・ギルドン（namuwiki）

関連項目

• 空耳
• 音MAD
• 韓国
• 今村