使用済み下着または着用済み下着とは、何者かが一度着用した下着のことである。大概の場合は女性が一度着用し、それを古物として販売するものを指す。
使用済み下着という言葉に、文字以上の意味合いはない。すなわち、新品ではなく一度着用された下着のことを指す。女性が販売する場合、多くはパンティー (ショーツ) であり、ついでブラジャーやパンティストッキング (パンスト)を含むほか、下着と言っていいのか微妙なところであるが靴下や水着を同じカテゴリとして語ることもある。
もちろん、純粋に古着として売っているケースもゼロではないのだが、シャツやズボン、ジャケット類などの服に比べてよりセンシティブな部分に密着している事が多い下着を古着として販売するメリットは通常は存在しない。衛生上の問題も気になるところであるし、そもそもシャツやズボン、上着などはそのデザインが露出している関係から古着としても価値を保てるのであり、下着は着古せばよれて本来の機能さえ果たせなくなってしまう。
このため、殆どの場合は女性が男性に販売するといういわゆる好事家向けの商品として流通することになる。「女性が着用していた下着」という点に価値を見出した男性がそれを夜の自涜行為に用いる、というわけである。この都合から、通常古着にはありえないことだが、「汚れている方が高く値段がつく」という逆転現象が起きる。
主にこういった商品はアダルトビデオや成人向け雑誌を扱うアダルトショップなどで流通している他、これをメインに扱っているWebサイトも複数存在している。他にも、制服や体操着などといった女性が着用した衣類を扱うブルセラショップが1990年代には多く存在したが、警察の摘発やインターネットの普及に伴い2010年代には少ない店舗が細々と営業を続けているにとどまる。
余談だが、ブルセラショップが存在した当時はあったかどうかは不明であるが、アダルトビデオではしばしば、みるきぃぷりん♪やユープランニング、ゴーゴーズなどをはじめブルセラショップで下着を売りに来た少女に性交や自涜行為を懇願・あるいは強要するという形の作品をリリースしている (代表例に『みるきぃHi-スクール #173 (PMH-173, みるきぃぷりん♪, 出演:小森もも ,2008)』『染みパンオナニー4 (FJD-0264, フェチ映像屋, 出演:浅見友紀 ,2016)』) ほか、ナチュラルハイでも『大人の玩具 ~陳列される少女達~ (NHDT-491, 2007)』という、ブルセラショップの当時のスタイルをネタにしたフィクション作品を作っている。
実際のところ、ブルセラショップで援助交際の斡旋や、下着が十分に汚れていないという理由による自涜行為の強要、はては売りに来た女性とブルセラショップの従業員が買取金額を上げることを条件として性交するという事態が実際にあったかどうかは当時の資料が不足しているため不明であるが、アダルトビデオの主題になるということは実際にあったか、それが想定されるくらいブルセラブームと援助交際が同時期に流行していたという証左なのかもしれない。
取引形態としては、以下の5つが挙げられる。
リアル店舗における一般的な取引形態であり、女性が自ら着用した衣類をアダルトショップに買い取らせるもの。女性が着用していたことを示すために写真を添付するというのも多かった。
とはいえ90年代ではビデオデータを添付するなどということはほぼ不可能であったため、写真だけでは信憑性に欠けるなどの問題もあった。そのため、本物にこだわる好事家はやがて後者の受託斡旋や手渡しを好むようになる。
これはブルセラショップが買い受けるのではなく、売りたい女性と買いたい客の取引の場を提供し、その場で売買交渉をさせるものである。女子中高生が直接、あるいは写真で客に姿を見せ、客はどの女子中高生の商品を購入したいかを指定する。そして対面した状態で客にその場で脱いだ下着を手渡すということになる。女性は売れた金額から場所を斡旋したブルセラショップに何割かを支払い、残りを自身の収益とする。販売するものの中には下着だけでなく、「唾液」や「糞尿」まであったという。
この形態では、買受とことなり目の前で女性が脱衣することから、客は商品価値を見誤りにくい、というのが強みになっており、また女性側が自身の「魅力」を担保としてより高い金額を客に要求できるという女性側へのメリットもあった。相互にWin-Winとなるわけである。また、ブルセラショップからしてもより高値で売れるということはより多くの利益が発生する。
マニアはどれだけ高くても「本物」にこだわる傾向があり、女性たちはファッションなどにつぎ込むための安易な経済的手段として、かつブルセラショップという閉鎖的な空間により親や教師などに隠れて多額の小遣いを得られるということもあり、ブルセラショップの隆盛の要因となった。しかし未成年が下着をその場で脱ぐということは社会問題となり、警察の摘発や各都道府県の条例による規制が相次ぎ、現在は下火となっている。
携帯やインターネットの普及は、ブルセラショップが衰退した後も直接客と女性が接触する機会を齎した。女性と客は直接あってその場で手渡しをするということで取引をすることができた。この場合、斡旋する場所もないため、女性は販売した金額をまるまる収益として計上できる。袋に入れて渡すより、直脱ぎしたほうがより多くの金額を付けられたとも。
ただし店舗の中で斡旋する形を取らないため、当然女性は男性から猥褻行為等を受けるリスクに晒される形になる。
インターネットでの取引そのものがメジャーとなったことで、インターネットに着用写真を掲載し、販売する女性も登場した。最初期に現れた販売サイトは、2002年の『見習いシスターRYOKOのお部屋』であり、RYOKOと名乗る女性が自らフォトギャラリーを更新し、着用した下着を販売するというものであった。
その後は各種オークションサイトなどで女性たちが着用写真などを掲載して販売するようになっていく。当然未成年は販売できないため、多くのケースでは女子大生・人妻が販売することになる。
また、FANZAアダルトオークションなどではAV女優が下着にとどまらず着用した衣装などを販売している。AV女優であるため、どこの誰かわからないというリスクを避けることができ、かつ素人女性よりも高値をつけられるメリットにもなりうる。場合によっては10万単位の値段がついているケースも有る。FANZAやAmazonなどではDVDのおまけとして下着とチェキをつけているケースも。
アダルトショップにおけるAV女優イベントの際に着用した衣装や下着を商品化したり、プレゼントするもの。後日販売するケースもあればその場で脱いで手渡しをするケースも有る。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 02:00
最終更新:2025/12/09(火) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。