神が複数いる宗教のこと。対義語は一神教でこちらは神は一人しかいない。現存するものでは神道、仏教、ゾロアスター教、ヒンズー教、無くなってしまったものでは古代ローマの宗教、古代ギリシャの宗教、古代エジプトの宗教など。(古代ギリシャの宗教は厳密には少数復活させている人がいる。が、ごくごく少数であるし、本人たちも半分ネタである。)
古代ローマの宗教では皇帝も死後神になったし、一説には8万近い神がいる多神教であったという。また、古代ギリシャの宗教もゼウスの他ハデスやアレス、デュオニュソス、ポセイドンなど多数の神がおり、困ると神殿の巫女に神託を求めたりしたという。なんか現代日本人が神社でおみくじひくみたいだな。
仏教は多神教であるとされるが、無神論的な哲学が本質であるとする意見もある。
90年代ごろ、日本の著述家や学者の一部で多神教は寛容で一神教は排他的とする論(多神教優位論)が流行ったが、そのような発想が出る時点ですでに排他的という根本的な矛盾を抱えていたため現在では支持されていない。
ネットユーザーの間では今でも支持されており、かかる根本的な矛盾については「だ、だって一神教『のほうが』排他的だって偉い人が言ってたもん!」と論点をズラすことで自分を納得させているようだ。
掲示板
24 ななしのよっしん
2025/09/21(日) 21:52:15 ID: Oj/pOt/eBu
一神教も唯一神以外の崇拝対象があるって点は多神教と一緒だけど
天使や聖人や預言者が崇められてるのは唯一神に強い関係があるからだから
最終的な崇拝は唯一神に帰結するのが多神教とは違うんだよね
25 ななしのよっしん
2025/10/10(金) 18:52:59 ID: fikJcEs2l+
多神教は寛容と言い切るには反例が多すぎるというか
神道だって下手に国教化してヤバいカルトになりかけてたのを
より強い国にボコボコにされて反強制で訂正させられたから今の割とフリーダムな形に定着したわけだし
世界最大の多神教であるヒンドゥー教の場合、原理主義の台頭でまさにリアルタイムで
国家神道と同じ轍を踏もうとしてるから、主体となる神格の絶対性が薄い分
逆に権力と癒着して暴走する時は一神教以上にやりたい放題になりやすい側面が強い気がする
ついでに、ヒンドゥー教の現状について付け加えると
イスラムの遺跡だからという理由でムガル帝国時代の遺跡を破壊しようと主張する団体もあるらしく
他にもシク教の寺院なんかにも定期的にテロをやらかすヒンドゥー教徒が出てくるから、少なくとも北インドに於いては
最早バーミヤン大仏を壊したターリバーンとどっこいどっこいってレベルにまで堕ちている
26 ななしのよっしん
2025/10/10(金) 18:56:48 ID: /oYZbCnqog
ローマ人の物語くらいのころは流行ってたんだよね、多神教寛容論
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最終更新:2025/12/15(月) 16:00
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