富良野線

富良野線(ふらのせん)とは、旭川駅と富良野駅を結ぶJR北海道の鉄道路線(地方交通線)である。

概要

富良野線 基本情報 運行事業者 北海道旅客鉄道 起点 旭川駅 終点 富良野駅 総路線距離 54.8km 総駅数 18駅 （一般駅：1駅、旅客駅：17駅） 路線記号 A（旭川） F（神楽岡～学田） T（富良野） 軌間 1067mm 最高速度 85km/h 全通 1900年8月1日

旭川駅と富良野駅を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)の路線。地方交通線である。
美瑛・富良野といった観光地を抱える、北海道でも有数の観光路線であるが、近年、沿線が旭川のベッドタウン化が進み、通勤・通学路線としての一面も持つ。
全線が単線・非電化で、定期列車は普通列車(一部の駅を通過することがある)のみである。全列車ワンマン運転。

鉄道要覧とJR北海道基本計画で起終点が入れ替わっているが、本項では以下、JR北海道に従い富良野駅方面を「下り」とする。

運行形態

全線通しの列車と旭川駅～美瑛駅の区間列車が設定されている。旭川駅～美瑛駅は概ね1時間に1往復が確保されているが、美瑛駅～富良野駅では2時間～4時間ほど停車列車の無い時間帯がある。

沿線に観光地として人気のある美瑛や富良野、ラベンダー畑などを抱え、観光需要に合わせてシーズン(6月～10月)にはトロッコ列車を用いた「富良野・美瑛ノロッコ号」など、臨時列車が運転される。

過去には1往復が根室本線の帯広駅まで(富良野駅～帯広駅では快速「狩勝」として)運転されていたが、経由する根室本線東鹿越駅～新得駅間の台風による不通発生などもあり、2018年に廃止された。この列車はかつて富良野線でも運行されていた時期のある急行「狩勝」を引き継いだ列車であった。

使用車両

2023年6月現在の情報を示す。

• H100形
  • 2023年3月18日より、全普通列車で使用。
  • 同年3月17日までは、沿線のラベンダーをイメージした塗装が施されたキハ150形が使用されていた。
  • その他、キハ40やキハ54が極稀に代走に使用される事があった。

駅一覧

廃駅・廃止信号場及び過去の接続路線については、JR発足日(1987年4月1日)以降に存在していたもののみ掲載する。

全線単線

●：停車　◆：上下列車一部通過　▲：上り列車一部通過　★：営業期間中の昼間時間帯のみ停車
◇・∨・∧：列車交換可能　｜：列車交換不可

駅番号	駅名	停車駅	■接続路線・備考	線路	所在地
		普通
A28	旭川駅	●	■JR北海道：函館本線・宗谷本線・石北本線	∨	旭川市
F29	神楽岡駅	●		｜
F30	緑が丘駅	●		｜
F31	西御料駅	●		｜
F32	西瑞穂駅	▲		｜
F33	西神楽駅	●		◇
F34	西聖和駅	▲		｜
F35	千代ヶ岡駅	●		◇
F36	北美瑛駅	▲		｜	上川郡 美瑛町
F37	美瑛駅	●		◇
F38	美馬牛駅	●		◇
F39	上富良野駅	●		◇	空知郡 上富良野町
F40	西中駅	◆		｜	空知郡 中富良野町
F41	(臨)ラベンダー畑駅	★		｜
F42	中富良野駅	●		◇
F43	鹿討駅	◆		｜
F44	学田駅	◆		｜	富良野市
T30	富良野駅	●	■JR北海道：根室本線	∧

関連動画

関連項目

• JR北海道
• 鉄道事業者・路線一覧
• 駅名一覧（北海道地方）