「新堀和男」(にいほり・かずお)とは、東映のスーパー戦隊シリーズ「秘密戦隊ゴレンジャー」そして「バトルフィーバーJ」から「鳥人戦隊ジェットマン」までのレッド役を務めたミスターレッドとして知られるアクション俳優・スーツアクター・殺陣師・アクション監督である。
高校中退後に所属していた養成所の先輩だった「岡田勝」に誘われた事がきっかけで「大野剣友会」に入会し、1971年に「仮面ライダー」の戦闘員役でデビューした。
その後も仮面ライダーシリーズへの出演を続け、
と主役のスーツアクターを務めたり、仮面ライダーXの悪役「アポロガイスト」役を務めた。
1974年には、「仮面ライダーアマゾン」にて主役の仮面ライダーアマゾンのスーツアクターを務め、仮面ライダーの殺陣を一新した野獣の様な動きが好評を博し、10話以降ミスター仮面ライダー「中屋敷鉄也」に譲ったものの、中屋敷もアマゾン=新堀と認めていた。
1975年には、東映のスーパー戦隊シリーズ第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」にて主役中の主役である「アカレンジャー」役に抜擢され、大野剣友会の先輩諸氏が脇を固める中で主役を好演し続けたが、予算等の問題によりアクション担当が大野剣友会からジャパンアクションクラブに代わった為、第66話までで降板した。
1977年には、自身を誘ってくれた先輩の岡田勝の抜擢により、「大鉄人17」にて初めてのロボット役「ワンセブン」を演じ、等身大ヒーローに比べてスーツが固くて動きづらく待ち時間も苦行ではあったが、意思をもった巨大ロボット役を好演した。
1979年に、大野剣友会代表(当時)の「大野幸太郎」が原作を務た「UFO大戦争 戦え!レッドタイガー」に出演。同作の放送終了を機に大野剣友会を退会して芸能界を引退し、テキ屋になる為に料理屋で板前として修業を開始した。
しかし同年、大野剣友会を破門されて「ビック・アクション」を立ち上げた「高橋一俊」の熱心な誘いを受けて、高橋一俊がアクション監督を務めた「バトルフィーバーJ」に「バトルジャパン」役での出演を承諾して芸能活動を再開、バトルフィーバーJ序盤で高橋一俊が降板して以降も出演を続けた。
そのままフリーのかたちでスーパー戦隊シリーズのレッド役のスーツアクターとしての出演を続け、1987年には後進育成の為に結成した「レッドアクションクラブ(現:レッド・エンタテインメント・デリヴァー)」所属のかたちで1991年放送のスーパー戦隊シリーズ第15作「鳥人戦隊ジェットマン」まで10数年にわたってレッド役のスーツアクターを務め、脚が以前の様に上がらなくなったからと言う理由でジェットマンまででレッド役を降板して以降もアクション監督としてスーパー戦隊シリーズに関わった事から、初代ミスターレッドと呼ばれて尊敬される裏のレジェンドの様な存在となった。
※180cm近い長身の為、もっとも威厳と存在感が必要なレッド役に適していた。また「超獣戦隊ライブマン」の「レッドファルコン」や「高速戦隊ターボレンジャー」の「レッドターボ」等の剣を得意武器としたレッド役の際は、大野剣友会で鍛え上げられた剣術を見せた。
※通年での最後のレッド役となった「鳥人戦隊ジェットマン」最終回では、神父役で顔出し出演している。
なお、オープニングのテロップの影響により、スーパー戦隊シリーズ出演中は、ジャパンアクションクラブに入っていたと誤解されている場合があり、ひどい時には大野剣友会を裏切ったと言われる事もあった。しかし新堀自身は1982年まではフリーの立場で、その後はレッドアクションクラブとして参加している他、スーパー戦隊シリーズに参加中に古巣の大野剣友会の作品に出演したりもしており、前記の中傷は完全に誤解である。
レッド役を後進に譲って以降もアクション監督や、同じくレッド役を何度も務めているレッドアクションクラブ所属の「福沢博文」らを率いてスーパー戦隊シリーズへの参加を続けていた2001年に、Vシネマ「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」にてレッドファルコン役の「嶋大輔」が出演すると聞いた事から自らもレッドファルコン役で出演し、10年ぶりのレッド役復帰となった。
※スーパー戦隊シリーズのほか、メタルヒーローシリーズ「特捜ロボジャンパーソン」「ブルースワット」「重甲ビーファイター」「ビーファイターカブト」のアクション監督も務めている。また平成ライダーシリーズでも、「仮面ライダー剣」や「仮面ライダーキバ」でアクション監督を務めている。
2008年には、映画「劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王」にて、ボス敵「仮面ライダーアーク」を演じる予定だったレッド・エンタテインメント・デリヴァーの「矢部敬三」のスケジュールの都合がつかなくなった為、新堀和男が自らピンチヒッターを務める事になり、20年以上ぶりに仮面ライダーシリーズのスーツアクターとして仮面ライダーアークを演じた。
2011年には、映画「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」にてアカレンジャーそしてレッドターボ役を演じ、「海賊戦隊ゴーカイジャー」の第33話では、「ショッカーO野」「神尾直子」と共に顔出しで出演し、ザンギャクの戦闘員にいたぶられるアクションシーンをこなした。
※現状、公式発表は無いものの「海賊戦隊ゴーカイジャー」最終回のラストで、「誠直也」演じてる海城剛が変身したアカレンジャー役を務めてたと言われている。
※その他の出演作品については wikipediaの関連項目参照
関連人物関連作品 |
関連作品(スーパー戦隊シリーズ) |
掲示板
13 ななしのよっしん
2015/06/10(水) 16:30:06 ID: /jr05XyQMT
ミスターレッドと言われるだけあって、戦隊のイメージが強いのんだが、アマゾン前半の殺陣もすごいね。アマゾンの腰を落とした独特の構えとか、野性的な戦い方をよく表してる。
14 ななしのよっしん
2016/04/11(月) 04:15:47 ID: b09TLU7ZcR
15 ななしのよっしん
2016/05/30(月) 23:54:00 ID: QCy3lDzGLe
百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊でのレッドファルコンを改めて見たんだけど、10年間第一線から離れてたとは思えない見事な剣捌きで、ホントかっこいいって思ったわ。
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最終更新:2025/12/05(金) 23:00
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