民間放送教育協会(みんかんほうそうきょういくきょうかい)とは、日本教育テレビ(現在の「テレビ朝日」)と文化放送が中心となり設立された、教育番組の制作および供給を目的とする公益法人及びネットワークある。略称は民教協(みんきょうきょう)である。
1967年6月10日に文部省(現在の文部科学省)の承認を受けて設立された。この組織は、全国の民間放送局(加盟局)と連携し、番組制作や供給に貢献している。
このネットワークは、もともと教育放送専門局であった日本教育テレビが開局直後から1974年4月の改編まで実施していた学校番組の放送に起源を持つ。多くの地方の民間放送局は空いた時間(主に午前中)を中心に、同局の学校番組を放送していた。
開始当初、全国的に民間放送局が一局しか存在しない地域が大半であったため、各県の最初の局(アナログテレビ放送の親局はVHF局であり、多くの局がラジオ放送も行っていることが特徴)がネットワーク局(加盟局)となった。放送エリアによっては、複数の局が加盟していることがある(理由:放送エリアの統合等)。
他のニュースネットワークとは異なり、学校番組・教育番組放送専用のネットワークであった。(ちなみに発足当初の日本教育テレビ系列局は、毎日放送(近畿広域圏:フルネット局)、九州朝日放送(福岡県:フルネット局)、名古屋テレビ(中京広域圏:日本テレビとのクロスネット局)の3局だけであった。その中で民教協に加盟していたのは毎日放送のみである。)
1974年4月に学校番組の放送が終了した後、民教協が制作する番組を原則として加盟局が交代で制作を担当している。系列局の枠を超えて、現在全国の民間放送局が参加している。
現在のテレビ朝日系列局の中で、民教協に加盟しているのは名古屋テレビと朝日放送テレビの二局のみであり、両局はネット整理・ネットチェンジの後に暫く間を置いてから移行という形で加盟した。その他の局は現在も未加盟である(クロスネット局の福井放送を除く)。
又、民教協とAll-nippon News Network(ANN:テレビ朝日系のニュースネットワーク)は別組織である。
現在のTBSテレビ系列局(JNN加盟局)の多くが日本教育テレビ時代から学校番組や教育番組(現在は民教協が制作している番組)がネットされていたことを受け、現在も民教協に加盟している局(16局)が同番組の制作および放送に関しては、JNN協定の制約には抵触しない特例措置が適用されている(他系列局(民教協加盟局)が制作した当番組の放送や、自局が制作した当番組の他系列局(民教協加盟局)への供給が該当する)。
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民教協が発足した当初、日本教育テレビからの学校番組や教育番組の放送を行っていなかったため、初めから参加していない。
主に日本教育テレビが学校番組や教育番組を放送していた時期(1974年3月まで)に開局した放送局のみ取り上げる。
上記以外の系列局(名古屋テレビと朝日放送テレビを除く)は、開局時にすでに学校番組や教育番組を終了しており、現加盟局が脱退または引継を行わなかったため、現在も加盟していない。
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最終更新:2025/12/24(水) 03:00
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