氷結界 単語

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ヒョウケッカイ

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氷結界(Ibe Barrier)とは、遊戯王OCGに登場するカテゴリーの一つ、もしくは遊戯王OCGに登場するカード名である。

概要

遊戯王デュエルターミナル第一弾から登場した「氷結界」と名のついたモンスターたちの総称。
属するモンスターは全て属性で、相手の行動を制限するカードが多い。後、カードイラストが何気にふつくしい
しかし、カテゴリー内のシナジーが薄く、統一感が低い為に専用デッキが組みづらいという問題を抱えている。
その反面、一部のカード(というかシンクロモンスター)にはデッキ内で第一線級の活躍を得ている。それ故にシンクロモンスターが強いだけのテーマ」とも囁かれていたりする。

あげくの果てに『氷結界の三』がってヴェルズ化するという憂きにあったりと正に氷結界涙目である。
さらにグングニールを除く、全てのシンクロモンスターが制限リスト入りしているという・・・

一応、強シンクロエクシーズ素材を用意できる効果を持つ《氷結界の虎将 ガンターラ》、そこそこの汎用性を持つドローソース《氷結界の番人ブリズド》などのモンスターが存在する他、このカテゴリーチューナーそれなりに相性がいい《グレイドルドラゴン》などが登場しているため、第九期に突入した後でも、ファンデッキ中堅クラスデッキが相手なら多少は戦えた時期もあった。

11期以降

2020年企画されたストラクチャデッキテーマ」商品を決めるファン投票においてサイバー流を僅差で抑え見事に1位を獲得。
2020年11月21日に「ストラクチャデッキ-凍の氷結界- 」として販売された。

このストラクチャデッキの登場で、エンジンとなる展開札がある程度もらえたものの、シンクロ展開の強化でかつ、それでいても中継不足であったため、【氷結界】というデッキになることはなかった。
12期にTERMINAL WORLDではシンクロモンスターで《氷結界の虎将 ライホウ》を直接リクルート出来る手段を得ることになり、足りなかった中継のモンスターが登場するため、【氷結界】というデッキの形を今一度考察されている。

代表カード

遊戯王OCGで知名度や採用率の高いカード紹介する。

メインデッキのモンスター

氷結界の封魔団/Spellbarekaer of the Ice Barrier
効果モンスター
4/属性/魔法使い族/攻1200/守2000
(1):1ターンに1度、手札から「氷結界」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このモンスターが表側表示で存在する間、
次の自分ターンの終了時までお互いに魔法カードを発動できない。

自分のターンに1度使用して、条件付きで長く魔法カードの使用を封じておくカード
属性統一デッキのため、「超融合」に対するメタになる。自身は展開に貢献せず、ランセアでのリクルートでは遅いものの、「氷結界に至る晴嵐」で予め出しておき、墓地の「氷結界の照魔師」でコスト代用が出来る。
詳細は該当記事参照。

氷結界の破術師/Warlock of the Ice Barrier
効果モンスター
3/属性/魔法使い族/攻 400/守1000
(1):自分フィールドに他の「氷結界」モンスターが存在する限り、
お互いに魔法カードセットしなければ発動できず、
セットしたプレイヤーから見て次の自分ターンが来るまで発動できない。

他の「氷結界」と共に場に存在している限り、相手の魔法をある程度封じる効果を持つ。
封魔団とべて、カード単体の発動の制限をかけ続けることはできないものの、他に「氷結界」がいる場合にランセアからS召喚して間に合う。

氷結界の虎将 ライホウ/General Raiho of the Ice Barrier
効果モンスター
6/属性/戦士族/攻2100/守2300
(1):このカードモンスターゾーンに存在する限り、
相手がフィールドで発動したモンスターの効果の処理時に、
相手は手札を1枚捨てる事ができる。
捨てなかった場合、その効果は効化される。

自身は展開に貢献しないものの、相手にモンスター効果効かハンデスを押し付けることが出来る。
先攻展開でS召喚したランセアからこのカードを出しておくことで制圧になる。

氷結界の照魔師/Revealer of the Ice Barrier
効果モンスター
4/属性/魔法使い族/攻1700/守1000
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他の「氷結界」モンスターが存在する限り、相手はアドバンス召喚できない。
(2):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「氷結界」チューナー1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は属性モンスターしか特殊召喚できない。
(3):自分が「氷結界」モンスターの効果を発動するために、手札を墓地へ送る場合または捨てる場合、
そのカード1枚の代わりに墓地のこのカードを除外できる。

デッキから「氷結界」チューナーを展開するため、初動の1枚になる。
また、展開して素材として使用していると、大体は墓地にいるため、「氷結界の封魔団」等の手札コストを要するモンスターコスト代用に出来る。
場にいる時にアドバンス召喚封じが行えるが、「リリースして特殊召喚」には弱く、やや対応範囲が狭い。

氷結界の依/Speaker for the Ice Barriers
効果モンスター
4/属性/魔法使い族/攻1000/守1800
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「氷結界」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに他の「氷結界」モンスターが存在する限り、
相手フィールドの守備表示モンスターは表示形式を変更できない。
(3):自分フィールドに「氷結界」モンスターが存在する場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドに「氷結界トークン」(族・1・攻/守0)1体を特殊召喚する。

「氷結界」モンスターがいる時に特殊召喚が出来、墓地除外でトークン生成が行える、展開促進のカード
ランセアの効果で守備表示に変更し、このカードを着地させると攻撃封じになる。

氷結界の霜精/Hexa Spirit of the Ice Barrier
チューナー・効果モンスター
1/属性/海竜族/攻 400/守 200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他の「氷結界」モンスターが存在する限り、
相手フィールドモンスターの攻撃・守備500ダウンする。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキからレベル3以下の「氷結界」モンスター1体を墓地へ送る。
このカードレベルターン終了時まで、そのモンスターと同じになる。

起動効果でレベル3以下の「氷結界」を墓地へ送ることが出来、「氷結界の魔師」を墓地へ送っておくと、間接的に「氷結界」カードのサーチになる。
相手フィールドステータスダウンは基本的に活かしにくい。

氷結界の剣士 ゲオルギア
チューナー・効果モンスター
6/属性/族/攻2000/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「氷結界」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
自分の手札・墓地からレベル5以下の「氷結界」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):自分フィールドに他の「氷結界」モンスターが存在する限り、
相手は墓地モンスターの効果を発動できない。

「氷結界」がいる時に特殊召喚が出来、場に出た時に更に手札・墓地から「氷結界」の下級を展開出来る。
手札からだと守備表示で特殊召喚になるため、アタッカー利用は出来ない。
相手の墓地モンスター効果を封じることが出来、展開効果がついてるのと相まって較的容易に使用できる。

氷結界の魔師
チューナー・効果モンスター
2/属性/族/攻1000/守 400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの他の効果モンスター1体をリリースして発動できる。
自分フィールドに「氷結界トークン」(族・1・攻/守0)を3体まで特殊召喚し、
その数だけこのカードレベルを上げる。
このターン、自分は属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカード墓地へ送られた場合に発動できる。
「氷結界の魔師」以外の自分のデッキ・除外状態の「氷結界」カード1枚を手札に加える。

(1)効果は他を1体リリースして「氷結界トークン」を大量に特殊召喚が出来、「氷結界に至る晴嵐」のコストえることが出来る。
墓地へ送られると、「氷結界」カードのサーチになるため、このタイミングで「氷結界に至る晴嵐」をサーチしてから(1)効果を使える状況を作ると一連の動きになる。

シンクロモンスター

氷結界の龍 ブリューナク/Brionac, Dragon of the Ice Barrier
シンクロ・効果モンスター
6/属性/海竜族/攻2300/守1400
チューナーチューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールドカードを対として発動できる。
そのカードを手札に戻す。

レベル6の海竜族のSモンスターで、任意の手札を捨てる事でフィールド上のカードを手札に「戻す(バウンス)」効果を持つ。
出た時に使える効果ではないため、捲りに使う効果と言える。
このカードの詳細は該当記事参照。

氷結界の龍 グングニール/Gungnir, Dragon of the Ice Barrier
シンクロ・効果モンスター
7/属性/ドラゴン族/攻2500/守1700
チューナーチューナー以外の属性モンスター1体以上
(1):1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨て、
捨てた数だけ相手フィールドカードを対として発動できる。
そのカードを破壊する。

レベル7ドラゴン族Sモンスターで、1ターンに1度手札を2枚まで捨て、捨てた枚数までの相手フィールド上のカードを「破壊」する効果を持つ。
用途としては上記のブリューナクと被るため、レベル違いで出すなどになる。
このカードの詳細は該当記事参照。

氷結界の龍 トリシューラ/Trishula, Dragon of the Ice Barrier
シンクロ・効果モンスター
9/属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
チューナーチューナー以外のモンスター2体以上
(1):このカードS召喚した時に発動できる。
相手の手札・フィールド墓地カードをそれぞれ1枚まで選んで除外できる
(手札からはランダムに選ぶ)。

レベル9のドラゴン族Sモンスターで、S召喚時に相手フィールド・手札・墓地カードを取らずに「除外」する効果を持つ。
数少ない、S召喚時に効果が発動するモンスターで、ランセアのフィールドから離れた時の効果で特殊召喚するカードとしても機する。
このカードの詳細は該当記事参照。

氷結界の虎王 ドゥローレン/DewlorenTiger King of the Ice Barrier
シンクロ・効果モンスター
6/属性/族/攻2000/守1400
チューナーチューナー以外の属性モンスター1体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドの表側表示のカードを任意の数だけ対として発動できる。
その自分の表側表示のカードを持ちの手札に戻す。
このカードの攻撃ターン終了時まで、この効果で手札に戻ったカードの数×500アップする。

レベル6の族Sモンスター。召喚素体に若干縛りがある。自分フィールドの表側表示のカードを「戻す(バウンス)」する引き換えに攻撃上昇を得る事が出来ると言う、地味ではあるがコンボを組むとそれなりに強な効果を持つ。一部の永続魔法カードと組むと、何度も効果を使えて便利。
かつては、同名カードが3枚墓地にあるとき1枚を特殊召喚出来る装備魔法「継承の印」を利用し、先攻1ターンキルを行える無限ループコンボが存在した。それを抑制するため、準制限となったが、その後相性の良いカード規制された事で制限解除された。しかし、2011年9月制限改訂において再び準制限カードに、さらに2017年1月には制限カードにと忙しい。最終的には2021年4月1日付で制限解除となった。

その後、同じ属性融合モンスターとして、このカードととても相性のいい怪物旧神ノーデン》が登場し、海外にてこのカードと併せたワンキルコンボが流行。影霊衣などとともに環境をひっかきまわしたが、ノーデンのほうが禁止カードとなったためか、内では2017年になるまで準制限のままで落ち着いた。

氷結界の還 トリシューラ/Trishula, Zero Dragon of the Ice Barrier
シンクロ・効果モンスター
11/属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
チューナーチューナー以外のモンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードS召喚した時に発動できる。
相手フィールドカードを3枚まで選んで除外する。
(2):S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
自分のEXデッキ墓地から「氷結界の龍 トリシューラ」1体を選び、攻撃3300にして特殊召喚する。
相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、
さらにそれらのモンスターは、攻撃が半分になり、効果は効化される。

レベル11のドラゴン族Sモンスター
フィールドカードを3枚まで除外出来、元のトリシューラと同じくS召喚時に使える効果のため、ランセアのフィールドから離れた効果での特殊召喚先補にもなる。
もう1つの効果は相手によって破壊された場合と受動的でS召喚扱いにはならないが、3300のモンスターを立たせつつも、相手フィールド全体にデバフをかけるような効果で、ほぼ相手モンスター化出来る。

氷霊山の祖 ランセア
シンクロ・効果モンスター
10/属性/ドラゴン族/攻3300/守2700
属性チューナーチューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):相手がモンスターを特殊召喚した場合に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
自分の手札・デッキEXデッキ墓地から「氷結界」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を守備表示にできる。
(2):S召喚した表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
EXデッキから「氷結界」Sモンスター1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

このカードS召喚させておけば、直接モンスターの展開に貢献しなかった、制圧効果持ちのメインデッキの「氷結界」をリクルートする手段が整い、相手への圧になる。EXデッキからでも「氷結界」は出せるが、S召喚扱いにならない。
一方、相手によってフィールドから離れた場合は、S召喚扱いとして場に出せるため、S召喚時の効果を活かせる。

通常罠「氷結界」

通常
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスター戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その相手モンスターは、攻撃が0になり、表示形式を変更できず、効果は効化される。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル5以上の属性モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分の墓地から属性モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
この効果の発動後、次の自分ターンの終了時まで自分は属性モンスターしか特殊召喚できない。

2021年6月12日発売の「ANIMATION CHRONICLE 2021」にて登場。

元は漫画遊☆戯☆王GX」で明日香の使用したカードで出自自体は「氷結界」カテゴリとは関係である。ただし、「氷結界」魔法に属しており、OCG化する際に追加された、属性対応の墓地肥やしとサルベージの効果でシナジーがある。

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