森の奥にひっそりと水を湛える、美しいエメラルドブルーが特徴の秘境感あふれる池である。この美しい青さの理由は未だによくわかっておらず(一説には水酸化銅が原因とも、あるいは湖底に沈む火山灰が原因とも言われている)、謎を秘めた池でもある。平成29年8月8日より阿寒摩周国立公園に編入された。
年間平均水温は8℃と低く、このため倒木が腐らずに水底に沈んでいる。一見それほど深い池ではなさそうだが、水深は5mほど。池には日本で北海道にしか生息しないとされているオショロコマという魚が泳いでおり、エメラルドブルーの池に映える。
神の子池という名称は、この池が摩周湖の伏流水により出来ていると信じられてきたことによる[1]もので、摩周湖がアイヌ語で「カムイ・トー(直訳すると神の湖)」と呼ぶことから、その子供のような池ということで命名された。
周辺に公共交通機関は存在しない(最寄りのJR釧網本線緑駅ですら11kmほど離れている)ので、車でのアクセスが基本である。
北海道道1115号摩周湖斜里線の清里町市街地から南方約24kmほどの場所に、神の子池へと通じる林道の入り口がある(看板が目印)。この林道を2kmほど進んでいくと神の子池そばの駐車場へたどり着く。冬期は林道の除雪がされないので車でのアクセスはできなくなるが、毎年2月頃にNPO法人きよさと観光協会主催のスノーシューツアーが開催される。
各地点からの距離は以下のとおりである。
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最終更新:2025/12/11(木) 17:00
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