紫色のクオリア 単語

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ムラサキイロノクオリア

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『紫色のクオリア』とは、うえお久(著)/綱志朗(絵)のライトノベル作品である。

概要

原作小説2009年7月電撃文庫から発行された。以下の三編(実質、二話+エピローグ)から成る。

「“少し不思議な”日常系ストーリー」と謳っているが、『毬井についてのエトセトラ』後半で急展開を見せ、さらに二話の『1/1,000,000,000のキス』では、あるを身につけた学が友人ゆかりを助けるために奔走する、大きなスケールながらテンポよく展開する平行世界物となっている。

コミカライズ版は月刊コミック電撃大王 2011年3月号より連載開始。原作イラストを担当した綱志朗による。2012年2月に発売されたコミックス1巻は、原作の『毬井についてのエトセトラ』の最後までの内容。

あらすじ

毬井についてのエトセトラ

自分以外の人間がロボットに見える少女、毬井ゆかり彼女友達である波濤学は、ゆかりと共に少し不思議日常生活を過ごしていた。やがてゆかりの「見え方」をめぐって事件に巻き込まれていき――。

1/1,000,000,000のキス

特殊な才を持った子供を保護育成する組織「ジョウント」から留学してきた少女アリス彼女もまた特異な「感じ方」を有しており、自分と同じく才を持ったゆかりスカウトするために来たという。悩んだ末に、学はゆかり背中を押すことになるが――。

登場人物

一部の登場人物名に、日本初のロボット学天則」から一文字ずつ取られている(コミックス1巻巻末の解説より)。

毬井ゆかり
自分以外の人間がロボットに見える少女。この才により、他人の(本人さえ気づいていない)特技を言い当てたり、趣味プラモデルを説明書も見ずにすばやく丁寧に組み上げるなどの特技を持つほか、警察の捜に協して参考意見を提示するなどしている。
他人には「見え方」を隠している。奇矯な行動を取ることがあっても、外見が小柄で可らしいこともあり天然マスコットキャラ的な扱いを受けている。
波濤学
本作のり手。ゆかり友人であり、彼女の「見え方」を知りながらも受け入れている。称は「ガク」(名の読みは「マナブ」だが本人は気に入っていない)。
(以下ネタバレ反転
ゆかりに「修理」された際に左手携帯電話を埋め込まれたことで、それを使用して平行世界の自分と会話するを得た。このを用いて、数の並行世界の自分と協しながら無限の可能性をたどり、ゆかりを救うために奔走する。
アリス・フォイル
「ジョウント」より、ゆかりスカウトするために留学生として送られた少女。11歳にしてすでに大学を、それもアイビーリーグを掛け持ちで卒業している。
数式が絵に見えるという特異な感じ方を有している。自分と同じく才を持つゆかりと仲良くする一方で、他の人間を「凡人」と呼び軽蔑している。
条七美
ゆかりの「見え方」を知っており、過去の因縁を匂わせながらもの敵にしている。
加則智典
脇役だが、なぜかカラー口絵に登場している(当初のプロットではもっと出番があったらしい)。
特徴もなく立たない男子であるが、ゆかりで見ると「大きくて、ぎらぎらしていて、見ているだけで震えちゃうような、いまは止まっているけれど、いざ回転しだしたらもうどうにもできないぞ、って感じ」のドリルを持っており、密かに憧れているらしい。

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