罠ガールとは (ワナガールとは) [単語記事]

罠ガールとは、電撃マオウ・ニコニコ静画で2017～2024年にかけて連載されていた漫画である。
作者は緑山のぶひろ。

概要

漫画
罠ガール
作者	緑山のぶひろ
出版社	KADOKAWA
レーベル	電撃コミックス NEXT
掲載	電撃マオウ
掲載期間	2017年5 月 - 2024年 4月
巻数	全9巻
漫画テンプレート

電撃マオウで2017年 7月号より連載が始まった漫画。内容としては最近流行の『女子高生が○○する』と『猟ガール』を組み合わせたものである。

最大の特徴は『主人公たちは猟を生活のために嫌々やっている』こと。これを執筆当時の最新の法令・害獣とされる動物の生態・農業を取り巻く社会情勢を組み合わせリアリティ感を増している。
また主人公らは『罠』で動物を捕獲するのであり、とどめを刺すシーンは基本的にぼかされる（フレームアウトしてボカッという擬音のみとか役所の人が来てドナドナとか）。
そのくせ捕えたシカやイノシシの解体シーンは大抵1話丸ごと使って懇切丁寧に描かれる。内臓どばぁなシーンもあるのでちょっとしたホラー。

一方で主に『猟？　デカイ獲物をしとめたぜヒャッハー！！』な感覚の読者からはリアリティがないと指摘することが多い。お前らはモンハンでもやってろ。

登場人物

朝比奈千代丸（あさひなちよまる）: 主人公。実家が農家で家の作物を荒らされないために女子校生（※高校三年生）だがわな猟免許を取得した。通称ちーちゃん。
昼間（ひるま）レモン: 千代丸の幼馴染で同い年。ちょっとおバカだが物語中にわな猟免許を受験、一発合格した。彼女の成長が物語の主軸だったりする。
夜空（よぞら）つむじ: 千代丸＆レモンが通う高校の生徒会長。実家は猟師で祖父は大ベテランの銃免許持ちの狩人。祖父と二人で前述の動物解体レクチャーを行うことが多い。眼鏡っ娘。
清水夏芽（きよみずなつめ）: つむじの祖父の弟子で猟師を本職とする女子。極度の人見知りなのが珠に瑕。
花巻薫（はなまきかおる）: 千代丸たちの通う高校の園芸部部長。園芸部の畑が鹿に荒らされ、生徒会へ報告が通りがかるという流れで知り合う。
ショートカット・糸目・関西弁娘。涼子は「ハナ」と呼んでいる。
比嘉涼子（ひがりょうこ）: 園芸部副部長。畑を鹿に荒らされていきり立って騒ぐので、つむじが対応していたところに千代丸が通りがかり…。
ボブカット風ショートカット・地黒なのか肌はトーンで表現されている系娘。薫は「比嘉っち」と呼んでいる。
五島優（ごとうゆう）: 銃とわなの狩猟免許を持っていることから高校の害獣対策を任せられている女教師。猟友会つながりで夏芽と交友がある。