(主に宗教などの観点から)清められた特別な水のことを指す。万物に含まれ、また流し清める水は、火と並び多くの宗教で神聖なものと捉えられているが、単純に聖水と呼んだ場合、キリスト教におけるものを指すことが多い。
エクソシスト(祓魔師)が悪魔払いの儀式等で用いる。似たような効果を持つものとして聖油がある。
水を成聖する儀式の手順や内容は宗教や宗派によって異なるが、大規模な儀式として行うもの、日用において不足した際に行うもの、さらには湖沼や河川をまるごと聖水として成聖することもある。
主な使われ方としては、食物に振り掛ける、信者に振り掛ける、飲用する、浸かる、など。早朝、胃の中に他の食物が入っていない状態で飲むことが勧められている。
特に宗教感の薄い日本ではしばしば勘違いされるが、聖水の恩寵は水そのものに由来するものではない。たとえば正教会は「信仰を以て聖水を飲むもの、注がれるものには、聖神の恵み──信徒として健全に生きる力が与えられる」としている。成聖された水と、信仰をもった信徒の協調によって、初めて恩寵が得られるものなのである。
聖と魔が定義づけられているファンタジーの世界観においては、魔を祓ったり退けたりする道具として存在している。
スクウェア・エニックスのゲーム『ドラゴンクエスト』では、自分より弱い敵とのエンカウントを減らせるため、フィールドの移動には欠かせないアイテムとなっている(呪文トヘロスも同等の効果)。『ドラゴンクエストIX』では姿が消えて敵に気づかれない代わりに、接触すれば必ず戦闘になってしまうため狭い場所では効果が薄い。また、戦闘中のモンスターに対して使えばわずかながらダメージを与えられるため、通常攻撃が効きにくいメタル系モンスター相手に重宝する作品もある。
同社の『ファイナルファンタジー』シリーズでは、「ゾンビー」状態などの状態異常を回復するためのアイテムとして登場する。「ゾンビー」状態になったキャラクターは操作不能になり、味方を攻撃するようになる。「混乱」状態と違い自然回復することがなく、全員が「ゾンビー」状態になった場合は全滅扱いとしてゲームオーバーになるため、耐性を獲得するための防具を入手するまでの必須アイテムである。
コナミのゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズでは、入手すればサブウェポンとして使う事が出来る。聖水が入った小瓶を投げつけ、地面に落ちると瓶が割れて聖なる炎を発生させる。作品によって投げる角度・威力が違うが、おおむね飛距離は短く、多段ヒットして敵を足止めしつつ大ダメージを与える。凄い時はこれでラスボスをハメ殺せる事も。逆に弱い時は炎を発しないという作品もある。
また、『オトメディウスX』に登場する『悪魔城ドラキュラ』をモチーフとしたキャラクター「ココロ・ベルモンド」は、ミサイルカテゴリの専用装備として「ホーリーウォーター」を持つ(放物線を描いて飛び、着弾して炸裂する)。
掲示板
40 ななしのよっしん
2022/03/29(火) 21:22:55 ID: 3K/uMRz45B
41 ななしのよっしん
2022/06/06(月) 18:01:10 ID: AuPYXcMnW5
42 ななしのよっしん
2024/02/02(金) 01:16:29 ID: a1QjOQlBz+
>>38
聖水じゃなくて薬品だけど、ゴジラシリーズの『南海の大決闘』で秘密結社赤イ竹がエビラから船を守るため、エビラが嫌う木の実の汁をまいて船を走らせるのがあったな。
そしたらこき使われてたインファント島民が反乱を起こし、汁が色だけ同じの葉っぱの汁になってて気が付かずにそれ巻いて逃げた赤イ竹の船はエビラの格好の餌にされる。
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最終更新:2024/11/09(土) 09:00
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