葉山つばめとは (ハヤマツバメとは) [単語記事]

『葉山つばめ』（はやま　つばめ）とは、VOCALOID『初音ミク』を起用して、オリジナル曲を制作・発表しているひとり。当然だが本名ではない。先行してピアプロに歌詞や楽曲を投稿、その後ニコニコやzoomeへ発表するスタイルをとる。また、過去には『鏡音リン・レン』でオリジナル曲を制作したこともある。
絵師とコラボし、イメージによくあったイラストやPVを伴って楽曲を発表していた。
再生数に対するマイリスト比率が高く、「2ちゃんねる youtube板 VOCALOID本スレ」でオススメによく登場する人物でもあった。08年5月の『おやすみの唄』を発表後にニコニコ・ピアプロ・zoomeから引退、すべての動画・楽曲は抹消された。
09年7月21日に、以前発表した『深海』リアレンジ版をひっさげ復帰。

これまで

記事作成時点で確認できた最古の動画は08年8月14日『Sweet Cat'sMusic』。迷子の子猫を題材にしたポップ。
翌15日にはzoomeにも投稿され、マイクリップランキング9位を獲得。
buchi ko（ちほP）氏・モモギ氏の手による、おしゃれなイラストのVOCALOID-PVも好評となった。

続く08年8月30日には『LOVER'S HIGH』『君と花火』を発表。実際には両方とも一度アップされていたものだが、ピアプロでの絵師とのコラボを機に再アップロードという形で登場した。
高い完成度ではあったが、翌日8月31日が『初音ミク』発売一周年（初音ミク誕生祭）であったこともあり、残念ながら多数のVOCALOID関連投稿のなかに紛れてしまった感がある。

08年9月14日にはバラード曲『レインダンス』を発表。バラードはこの曲が自身の投稿作品の中で初めてとなる。

同月28日には『夜』を発表。この曲は以前、鏡音リンを起用したショートver.（自身の「VOCALOID処女作」でもある）としてアップされていたが、今回ミクver.として再構成された。
『Sweet Cat'sMusic』や『LOVER'S HIGH』を「陽」の曲とすれば、この曲は「陰」の曲であり、自身も「負のエネルギーしか発してないような曲」（ブログ中の言葉）としている。ただしこれは自作に対する、行き過ぎた謙遜やネガティブな意味ではなく、「陰」と「陽」で対を成すための、欠かせない「陰」という位置づけのようだ。

一月半ほど投稿がなかったが、08年11月12日には和風テイストのバラード「紅蝶（くれないちょう）」を発表。「ここまで暗い曲を書いたのは自分でもビックリ」（同）というダークサイドよりのバラードとなった。

2009年 1月6日には『月読』を発表。和風のVOCAROCKである。『日刊VOCALOIDランキング 2009年 1月9日 #334』でも紹介された。これまで自身最多のマイリスト数・率を誇った『紅蝶』を抜いて、注目の動画となった。

2009年 4月4日～5日にかけ『机の上の小宇宙』『サヨナラ』『糸』を一気に発表。勘のいい視聴者の中には、この時点で「引退」を嗅ぎ取ったひともいたようである。
09年5月19日に、ピアプロ上に『おやすみの唄』を発表、23日にはニコニコにも投稿された。また自身のブログにてオリジナル曲制作の中止を正式に表明した。

その後zoome、ピアプロ、自身のブログなど一切の痕跡が抹消されたが、しばらく後にメッセージ入りのマイリストのみ復活。
また09年6月23日には友人の作詞を基にした『スフィア』が友人のアカウントで発表され、驚きをもって迎えられた。（後日抹消）
09年7月21日に『深海』のアレンジで復帰。しかし、こちらも現在は削除されている。
11年1月15日、『それでも今は』で活動を再開した。