「豊臣秀長」(とよとみ・(の・)ひでなが 1540年 - 1591年)とは、日本の百姓・戦国武将・大名である。
元は尾張中村の百姓であったが、兄である木下藤吉郎こと羽柴秀吉、後の豊臣秀吉が織田信長に仕えると、百姓を捨て武士となり、終生を兄と共にした。始め木下小一郎を名乗り、のちに丹羽長秀の名を頂戴して木下長秀と名乗り、兄と共に羽柴性を名乗り、更に名を秀長と改め、最終的には豊臣性となり、従二位権大納言に封ぜられ、大和大納言と呼ばれる大和百数十万石の大大名として歴史にその名を刻み込んだ。
…なのだが、兄・秀吉はその出生から死ぬまでこれでもかというほど史料にあるし、その逸話も数え切れないほどあるし、藤堂高虎を始めとする秀長の家臣たちも史料や逸話がたくさんあるのに、秀長自身の功績や事跡の史料は実はほとんどない。出生についても、巷では異父弟と長らく認知されていたが、当時の寺の文書などでは実弟とも言われる。コアな歴史ゲー好きでさえ「秀吉の弟」以外の知識はほとんどなく、その手の事に興味がない人にすれば「誰?」レベルである。そんなステルスでミステリアスな人物だが、堺屋太一氏の著作である『豊臣秀長~ある補佐役の生涯~』(これはNHK大河ドラマ『秀吉』の原案の一つにも採用されている)でようやく主役ktkr!…と思えば、副題にもあるとおり徹頭徹尾補佐役である(小説的には主人公だが)
兄・秀吉の伝説的な立志伝に影のように付き従い、ついに天下を統一するという偉業を成し遂げるものの、秀長の死と共に豊臣政権に暗雲が立ち込め、兄・秀吉は滅びの道を歩み始めるのである。彼が何を考え何を思い、何の為に兄に尽くしたのか。それは明智光秀や荒木村重の謀反並に歴史の闇に包まれている。
…あ、貯金が趣味だったらしいです。死んだ時に金子5万6000枚、銀子は数え切れないほどで2間(約3.6メートル)四方の部屋にギッシリ金銀が詰まってたとか。そういえば兄・秀吉も金ぴか趣味だし、生まれが百姓だからその辺には弱かったんでしょうか。妙に人間臭いです、はい。
Ver1.2現在2枚のカードが存在する。
女性と聞き間違えるほどの声を持つR秀長と、蟲師の漆原友紀先生が描いた戦国数寄(SS)枠の秀長がある。
ともにコスト1.5で武力3と頼りないがダメージ計略である、統率8の山津波の計を持つため低統率相手には十分なプレッシャーを与えることが出来る。
ちなみにレアは柵・魅力持ちだが、SSは魅力のみである。
群雄伝・雑賀伝・第一章・三話は彼の容姿と年齢を孫市から突っ込まれるシーンがある。必見。
掲示板
124 ななしのよっしん
2024/08/13(火) 12:06:41 ID: RvrtH0YdYZ
秀吉の親父は中村の村長だったんだが、若年性痴ほう症になってしまい。
木下家の当主は同朋衆の水野竹阿弥に乗っ取られた説がある。
現に秀吉は水野藤吉郎秀吉と名乗っていた時期がある。
125 ななしのよっしん
2024/08/21(水) 14:50:33 ID: Ge8Q3M7m71
秀吉の史料初出は坪内利定の取次
取次役には天賦の才とか秘めた可能性とか曖昧なものではなく、目に見えるステータスが要求される。足りないと相手を侮ることになるから
兄弟は父母どちらかがそれなりの地位の人物だったのかも
村長とか鍛冶職人の長あたりの家だったなら、織田家が信長一代で尾張国主になった流れに織田家中の誰かとの縁故を使って乗れば1560年代に城持ち国人相手の取次を務められるくらいになれる可能性のある(乏しいものだったとしても)時代だったのかも
勿論史料に登場してからは歴戦の猛将&上方支配の激務もこなした秀吉と、信長の旗本ポジで長嶋一揆殲滅で起用された名将であり信長が生きてる相手に国持大名と銀山を任された秀長の活躍もあってこそだが
126 ななしのよっしん
2024/08/22(木) 01:53:05 ID: 4RyhiaxGnV
>>124
実父とされる弥右衛門も継父・竹阿弥も出自がはっきりしてないんよ。
2人が同一人物で出家によって改名したという説もあるくらいで。
というのも秀吉が将軍になろうと出自を捏造しまくったために情報が錯綜してしまってる。
だからなのか不仲だったからなのか没後、寺まで作った母親に対し、父親は墓すら建ててない。
んで木下姓にしても父のものかは疑問視されてて
結婚に当たって妻・寧々の実家からもらったとも言われてる。
というのもそもそも姓を名乗れるほどの身分でなかった可能性が高いし
故に武将の養女だった寧々とは駆け落ち同然の格差婚で
寧々の母からはかなり反対されており、ほぼ婿入り扱いだった。
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最終更新:2024/09/08(日) 05:00
最終更新:2024/09/08(日) 05:00
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