DDoS攻撃単語

ディーディーオーエスコウゲキ

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げーむのう

DDoS攻撃とは、Distributed Denial of Service attack(分散サービス拒否攻撃)の略称である。読み大百科読み仮名の通り「ディーディーオーエスこうげき」か「ディードスこうげき」とも読む。「分散DoS攻撃」という呼び方もある。
複数のコンピュータからサーバ等へ大量のパケットを送りつけ、サーバキャッシュメモリやポートを接続不可能に陥れる攻撃手段である。簡単に言えば多数の人間有能な1人に対して扱いきれないレベルの大量の仕事を振ることでその1人を過労でダウンないし過労死させる攻撃と考えてもらっていい。
DoS攻撃名前が似ているが、実際にやることは同じである。違いはDoS攻撃は攻撃者が単数、DDoS攻撃は複数かの違いだけである。

DDoS攻撃は、まずセキュリティの甘いマシンなどへ攻撃用のプログラムを埋め込むことから始まる。このプログラムや、埋め込まれたマシンを「ゾンビ」あるいは「ゾンビマシン」などと呼ばれる。そして十分な数のゾンビを作り上げた後は攻撃者はゾンビを操るコントローラーとなり、ゾンビへ攻撃命を下すことでゾンビマシンが一斉に攻撃を始める。
つまり、まったくの関係者も巻き込んで攻撃者としてしまうのである。自分は関係ない、と思いがちだが攻撃者はそういった見知らぬ相手のセキュリティを突いてくるのである。もしかすると、知らないうちにあなたのマシンもDDoS攻撃のゾンビにされているかもしれないのだ。
ゾンビにされるのを防ぐには、最低OSの最新のセキュリティパッチを欠かさず当てることや、インターネットセキュリティスイートの導入を行うべきである。DDoS攻撃に限らず、これらの対策を行わないということは「玄関のカギを開けたまま外出する」のと等しい行為である。

さらに詳しく知りたい方はWikipediaexitで調べる事を推奨する。

結果的にDDoS

SNSなど利用者が集中するサービスが、何らかの形で機不全を起こしたことで、代替サービスに大量のユーザーが流れ込むことでそのサービスも機不全になるケースがある。

その一因が(リロードの為の)アクセス増大。機不全を起こした知らせがないまま「もう復活したでしょ」と、多数のユーザーからアクセスを要されることでDDoSみたいな負荷が起きるループを引き起こす。

ニコニコ動画へのDDoS攻撃

ニコニコ動画が(β)だった頃(Youtubeから動画引用を行っていたころ)、DDoS攻撃を受けたことがある。2007年2月20日~23日にかけてニコニコ動画WebサーバメッセージサーバへDDoS攻撃(SYN flood)が仕掛けられた。最初は30台程度からの攻撃だったが、最終的には3000台以上からの攻撃を受けた。ついにはドワンゴモバイルサイトにもが出始め、サービスを一時停止した。同時期にYouTubeからのアクセス遮断も行われ、同24日、ニコニコ動画(β)サービスを終了した。

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最終更新:2024/03/29(金) 07:00

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