Lunaris Filiaとは (ルナリスフィリアとは) [単語記事]

**Lunaris Filia ～キスと契約と真紅の瞳～**
発売日	2011年 9月30日
対応機種	Windows XP / Vista / 7
メディア	DVD-ROM
ジャンル	ヴァンパイア恋愛 ADV
原画	水鏡まみずれとまクロ（SD原画）
シナリオ	あくまっこ
レイティング	18歳未満購入禁止
価格（税込）	9,240円

Lunaris Filia ～キスと契約と真紅の瞳～とは、2011年 9月30日にWhirlpoolより発売されたパソコン用アダルト美少女ゲームであり、ファンディスクやメリクリを含めた場合は第9作目となる。(除いた場合は6作目)

概要

MagusTale ～世界樹と恋する魔法使い～とも繋がっており、10年後となる。

繋がってると言ってもそこまで密接につながっているわけでは無いのでMagusTaleを知らなくても問題は無いが知っていた場合は「まさかな…？」や「マジで…？」と思う事が多数出てくる。

ストーリー

どこにでもあるような街でミッション系の学園に通う速水聡介（はやみそうすけ）。
妹や幼馴染たちに囲まれ平和な日々を送っていた。
そんなある夜、金髪の少女と出会ったことで聡介の運命は動き始める。
「こんばんわ。いい……夜ね……途切れた時を再開するのに、ふさわしい夜だわ」

戸惑う聡介を前に、少女は微笑み闇に溶け込んでいった。
これは夢だったのではないかと思い始めた聡介の前に、少女は留学生として再び姿を現す。

「留学生のシルヴィア＝ルナ＝インフィニタスです。皆さん、よろしくお願いします」

面識はないはずなのに、少女はまるで聡介にとって特別な存在であるかのように振る舞う。
そして昼休み事件は起こった。
なんと少女はみんなの見ている前で聡介の唇を奪ったのだ。
しかし激昂する周りをよそに、少女は直後いきなり卒倒してしまう。

「ソウスケの血、わたしには受け付けなかった。こんなこと、普通はありえない」

その後、彼女がヴァンパイアであること、
そして聡介の血が彼女にとって特別であることを明かされる。
俄かには信じられず、簡単には受け入れられない話。
この時、聡介はまだ気づいていなかった。
自分が少女たちの苛烈な争奪戦の対象になってしまったことを――

キャラクター

メインキャラクター

速水聡介(はやみそうすけ)(CV：無し)：本作の主人公。
ちなみに竜翼のメロディアまでの主人公の中で一番年上だったりする(涼風のメルトの主人公はあくまで「1000年前の先祖と同じ魂」なだけである)が歳はとっていないため実際は変わらなかったりする。
ネタバレ→実は数百年前の人物であり、とあることがありフィリアに仮死状態にさせられていたが、MagusTaleのトゥルーにてアリシアのラピスが発現した事により本編の数十年前に目覚めた。

シルヴィア＝ルナ＝インフィニタス(CV：五行なずな)：ヒロインの一人。吸血鬼の姫である。
にんにくは嗅いだだけで気絶するほど苦手(弱点では無い)。
ネタバレ→数百年前に聡介と交わしたままの仮契約であった「血の契約」を成就する為に目覚め、聡介の前に姿を現す
聡介が自分以外を選んだ場合は街を出ていくはずなのだがいずれのルートでも色々な理由から結局はまだ街にいる。真衣ルートとトゥルールートでは人間になる。

水奈瀬紫(みなせゆかり)(CV:有栖川みや美)：ヒロインの一人。
幼い頃は病弱であったが、隔世遺伝ではあるが吸血鬼であり、幼い頃に聡介の血を飲んだことにより病弱では無くなった(この際に「血の契約」の仮契約状態となった)。
ネタバレ→作中ではどんどん吸血鬼が進んでいくが、本人のルートの血の契約が完了し吸血鬼となるはずであったが何故かは吸血鬼と人間の半々の状態になってしまう(メリス曰く「ハンパイヤ」。ちなみに紫本人はこの呼称を気に入っている様子)。

速水真衣(はやみまい)(CV:東かりん)：ヒロインの一人。聡介の義妹である。
そっけない態度をとるがそれは恋愛系のゲームではかなり見かける素直になれない為の態度である。シルヴィアが来たことによりある意味暴走する。
ネタバレ→両親は亡くなっているが退魔士で、また彼女も退魔士としての力を秘めており、トゥルートと自身のルートではそれが重大な役割を果たす。

メリス(CV:青葉りんご)：ヒロインの一人。シルヴィアの使い魔で夢魔である。
元々は教会に閉じ込められていたが、シルヴィアが現代の情報を得るために使い魔にする。シルヴィアの事は「お姉さま」と慕う。真衣とは同族嫌悪しあう喧嘩するほど仲が良いを地でいく間柄(なのかどうかはかなり不明)。
ネタバレ→母親は夢魔で健在だが、父親は人間で既に亡くなっている(と思われる)。ちなみに母親はMagusTaleの主人公である天ヶ瀬大樹の父親の天ヶ瀬大地と異世界めぐりの旅に出ている。夢魔としての力を出す際にはマクラを出すが柄は毎回違う。自身のルートでは夢魔らしく夢の中で聡介としまくるが本人の自覚無しに精気を吸ってしまっていた。

古都春　花音(ことはる　かのん)(CV:桜川未央)：ヒロインの一人。聡介の先輩で学園長の孫である。
教会組織に所属していて当初は聡介の監視をするために近づいたが恋愛ゲームではよくある事だがいつの間にか好きになってしまい成長記録という名の写真集を作ったりしている。男子どもからよく告白されているが聡介が好きなため全部断っている一途な人でもある。
ネタバレ→亜人種とは共存を望む側であるが、良くも悪くも教会に依存しており、時には反共存派に利用されたりする。

フィリア＝ルナ＝インフィニタス(CV:雪都さお梨)：ヒロインの一人で、一番最後に攻略することになる
ネタバレ→1週目では姿を現さないが2週目以降だと特定の場面で姿を見せる。
吸血鬼の始祖たる存在でシルヴィアや紫や真衣の先祖にあたる。当初は衝動に任せて吸血鬼を増やすも人間との争いになり、慌てて共存の道を歩む事にして血の契約を伝えた、のは良いがお互いに恨み合っていたためぶっちゃけ誰も気にも留めていなかったが聡介とシルヴィアが血の契約を仮契約を行ったため希望を見出したのはいいが直後に聡介が瀕死となってしまい。助けるために聡介を仮死状態にした。その後、亜人種と人間の共存の環境を作る為、教会組織の基礎を作り上げた。普段は教会の地下で隠遁生活を送っている。その存在を知っているのは一部の人間のみ。

サブキャラクター

上杉正虎(うえすぎまさとら)(CV:城樹翔)：聡介たちのクラスメイトで悪友。
ノリの良いムードメーカー。成績はあまりよくなく、職員室に呼ばれる常連。

上杉竜美(うえすぎたつみ)(CV:みすみ)：正虎の妹で真衣の親友。
真衣とは「たっちー」、「真衣っち」と呼び合う仲。真衣の恋路を応援している。

日野原珠子(ひのはらたまこ)(北都南)：聡介のクラスの担任。
年齢が若いため、人気は高いがそれがかえってからかわれる事も。愛称は「たまごちゃん」だが、本人は気に入っていない。
ネタバレ→実は両親が教会組織に所属し、亜人種との抗争で亡くなっている。その為、不平派に誘われるまま幻術の使い手となる。

速水海次朗(はやみかいじろう)(CV:花井新太郎)：聡介の父親。
自称冒険家だが、聡介と真衣からは「ニート」と呼ばれる。
ネタバレ→教会組織に属していたが、フィリアから託された聡介と、友人から引き取った真衣の父親になってからは距離を置き、協力体制を敷いている。その為、組織に縛られない独自の動きができ、吸血鬼や教会内部の動向にも詳しい。真衣の事を溺愛していて頭が上がらない。

クウ(CV:藤沢梅太郎)：水奈瀬家の飼い犬。正体は紫の使い魔で人語を解す。♂。
どう見ても犬だが、本人（犬）は狼と言い張っている。自称「全てを噛み砕く牙（グレープファング）銀狼のクウ」。紫に忠実で、そのためならどんな相手にも立ち向かう。

リン(CV:半田せり)：水奈瀬家の飼い猫。正体は紫の使い魔で人語を解す。♀。
自称「魅惑の影（チャームシャドウ）黒女豹のリン」。性に開放的で、よく紫に「大人のアドバイス」をしている。

フー(CV:雪都さお梨)：水奈瀬家で飼われているインコ。正体は紫の使い魔で人語を解す。♂。
自称「大空を統べる翼（ウイングオブスカイ）大鳥のフー」。インコらしく、お喋りが大好きだが、卑猥な言葉を連発する。

古都春有紗(ことはる　ありさ)：花音の祖母で学園理事長。教会内では亜人種共存派に属する。海次朗とも知り合いで個人的に援助しており、海次朗からは「有紗女史」と呼ばれる。

用語

吸血鬼：この作品での吸血鬼は他とは違い異世界の戦争兵器扱いされている。吸血鬼としての力を使う時は目が紅くなる。もちろん不老不死の存在である。人を超越する力を持つ事ができる反面、吸血衝動に侵された際の残虐な行為によって自分たちの世界を壊滅させた。ちなみに太陽や十字架、にんにくは平気である(流石に十字架で殴られたら気絶する)。

血の契約：吸血鬼と人間の間で交わされる契約。契約を交わした人間は吸血鬼の眷属となり、吸血鬼と同じ年月を生きる事になる。契約の方法は満月の夜に吸血をし、その際に特殊な呪を契約者に刻む事で成立する。吸血鬼にとって契約者の血はすべての血に勝るほど。極上ただしお互いに想いあっていないと成立しない、他に契約者がいると失神するほど不味くなるなど割と厳しい条件などがあったりする。聡介の場合は意図せずに2重契約になってしまった。シルヴィアと紫、どちらかを選んだ場合は選ばれた方に合わせて血が変質するだろうと教会は判断している。