No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッターとは (ナンバーズヨンジュウサンコンパククグツキソウルマリオネッターとは) [単語記事]

現れろ、No.43！
死者の眠りを妨げる冒涜の化身。魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター！

No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッターとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアル Ⅱ」に登場するカードである。

概要

エクシーズ・効果モンスター
 ランク2/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF 0
闇属性レベル2モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する「No.」と名のつくモンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
「No.」と名のつくモンスターを装備したこのカードは破壊されない。
自分がライフポイントを回復した時、
その数値分だけこのカードの攻撃力をアップする事ができる。
また、自分がライフポイントを回復した時、
その数値分だけ相手ライフにダメージを与える事ができる。
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
このカードの装備カードを対象とする魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にする。
※公式サイト「必勝！モンスターアカデミー」第35回による

魂を吸収し自らの力とすべく、ドルベ、メラグとデュエルした際に使用。
「屍の合星」の効果で、墓地の「アンブラル・ゴースト」2体と「アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚し、墓地の「No.96 ブラック・ミスト」を装備した。
さらに永続魔法「ドン・サウザンドの玉座」によって毎ターンの終わりごとにそのターン受けたダメージ分のライフを回復することで、このカードを攻撃力を上昇させ、さらにメラグに執拗にダメージを与え続けた。

しかし、メラグは「CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ」と「魔水晶」の組み合わせでこのカードの効果を発動できないようにした（詳細は後述）。

さらに、ドルベの「CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン」の効果を受けて攻撃力は0、効果も無効となり、攻撃力4900となったCNo.102の一撃でライフが尽きるかと思われたが、「イービル1」によってどうにかライフ1で耐えた。
ライフが尽きなかったため、ターンの終わりに「ドン・サウザンドの玉座」でライフは回復されたが、このカードは効果を無効にされていたため効果を発動していない。

最終的に、CNo.103の攻撃を受けた際に、「ドン・サウザンドの玉座」のもう一つの効果によってバトルを無効にし、このカードは「CNo.43 魂魄傀儡鬼神カオス・マリオネッター」へとランクアップされた。

効果名は「リザルトコンバート」。

墓地のナンバーズを装備するという効果自体は、「No.6 先史遺産－アトランタル」の先例がある。
また、破壊耐性には「このカードの効果で装備した」という条件はないため、他のカードの効果などで装備した場合でも効果を発揮できる。アニメでは装備効果を持つナンバーズとして、ドン・サウザンドが与えた「No.58 炎圧鬼バーナー・バイサー」や「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」のほか、「No.44 白天馬スカイ・ペガサス」（OCGでは消滅）が存在する。

余談

ベクター VS ドルベ＆メラグ戦でメラグが行ったコンボは次のようなもの。

魔水晶（ディストレーション・クリスタル）
通常魔法
自分フィールド上に水属性モンスターが存在する場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズ時まで、相手モンスターの攻撃力の変化は倍になる。

ベクターに合計3300ポイントのダメージを与えた。
（本来は「氷結の刃」も合わせて4000以上のダメージを与えて倒すつもりだったと思われるが、「ダメージ・ポット」によって失敗した）
「ドン・サウザンドの玉座」の効果によってベクターはライフを3300回復。
（ここまでが実際に適用された効果）
このカードの効果を発動。「魔水晶」の効果で攻撃力は6600アップ。
攻撃力上昇をトリガーにCNo.103の効果を発動、残りライフ4000のベクターに6600のダメージを与える（また、メラグ自らもこのカードの効果で6600のダメージを受ける）。
「待て！ベクター！」
→ベクターのライフが0になるため、攻撃力上昇を使用せずにターンエンド。

しかし、公式サイト「必勝！モンスターアカデミー」で確認できるテキストを読むと、攻撃力上昇とダメージは一体のものではなく、別々の効果であるため、このコンボは成立せず、ベクターは攻撃力上昇を使わずにダメージ効果だけを使用すればそのターンでメラグを倒すことができた。

アニメのベクターのセリフでは、「攻撃力を上昇させ、その数値分相手にダメージを与える効果」と説明されているため、これはテキストの不備だと考えられる。

OCG版

「PRIMAL ORIGIN」（2014年 2月15日発売）でOCGに登場。

エクシーズ・効果モンスター
 ランク2/闇属性/悪魔族/ATK 0/DEF 0
闇属性レベル2モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「No.」と名のついたモンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
このカードが「No.」と名のついたカードを装備している限り、
このカードは戦闘およびカードの効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、自分のライフポイントが回復した時に発動できる。
このカードの攻撃力をその数値分だけアップし、
相手ライフにその数値分だけダメージを与える。

装備効果はエクシーズ召喚成功時に発動する効果から、エクシーズ素材を取り除いて使用する効果となった。また、ライフ回復とダメージが一つの効果にまとめられ（アニメでの実際の処理と同じ）、装備カードを守る効果は削除された。

素材の指定は少々厳しめ。マリスボラスなどを利用して素早くそろえたい。

墓地のNo.を装備して耐性を得る効果を持つ。
同じランク2のNo.も何体か存在するため、併用すれば効果使用自体は難しくはない。とはいえ、これだけを目的として出すにはあまりにも素材指定が重すぎるので、これは後半の効果を生かすための補助としてとらえたほうがいいだろう。
一応、このカードの効果以外で装備してもかまわないので、「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」のようなカードの効果で装備したNo.であっても効果は発揮できるが、ランクが違うので共存させにくい。

また、破壊耐性のお約束のようだが、「No.101 S・H・Ark Knight」、「No.50 ブラック・コーン号」などの破壊以外の除去には無力。一応、前者は守備表示にすることで回避可能、後者は後半の効果で十分に攻撃力が上昇していれば回避可能ではある。あまり恐れすぎても始まらないので、ある程度割り切る必要もあるだろう。

ライフポイントの回復を攻撃力とダメージに変換できる効果を持つ。
「女神の加護」のような回復数値の大きいカードは多いため、組み合わせればすぐにでも高い攻撃力とダメージを期待できる。「魂吸収」と「ヘル・テンペスト」のコンボなどで爆発的なライフ回復を行えば1ターンキルも夢ではない。