No.50 ブラック・コーン号とは、漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
アストラルの記憶のピース、ナンバーズの1枚。レベル4モンスター2体を素材とするランク4のモンスター・エクシーズで、1ターンに1度、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで相手モンスター1体を砲弾にして(墓地へ送って)、相手のその攻撃力分のダメージを与える効果を持つ。
VS遊馬戦で登場。
「ネコーン」と「オヤコーン」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚される。
遊馬の「ガラカラス」を砲弾にしてダメージを与えた。
その後、「ホープ・バスター」の効果を受けそうになるが、「コーンがらがる」で無効にし、「No.39 希望皇ホープ」の攻撃は「コーンなバカな」で対象を「ジャイアント・タコーン」に変更して回避した。
次のキャプテン・コーンのターンにホープを対象に効果を使用したが、「おっと!り刀」で対象を「ズババナイト」に変更させられたため、「ズババナイト」を破壊した。
その後攻撃を仕掛けたが、ホープの効果や「セカンド・リフレクター」で防がれ逆にダメージを受けてしまう。
最終的に、「リメンバー・アタック」で発動された「ホープ・バスター」の効果を受けて破壊され、ダメージによってキャプテン・コーンは遊馬に敗れた。
その後、アストラルによって吸収され、遊馬VSサンダー・スパーク戦では遊馬が使用した。
スピードデュエル(DUEL TERMINALとは関係ない)で、サンダー・スパークを追い抜くために滝を利用したショートカットを行った遊馬だったが、着地に失敗し滝つぼに落ちてしまう。一時、意識を失った遊馬だったが、かっとビングによって復活し、スピードデュエルの特別ルールによって召喚された2体のモンスター(詳細不明)を素材にこのカードをエクシーズ召喚し、無事浮上することができた。
効果で「No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン」の破壊を試みるが、罠カード「これで許して」によって効果を無効にされた。その後サンダー・スパーク・ドラゴンの効果で破壊されたものの、「死者蘇生」で復活し、「墓地墓地の恨み」で攻撃力が0になったサンダー・スパーク・ドラゴンを戦闘破壊した。
遊馬VSプリンセス・コロン戦でも登場。
「ゴブリンドバーグ」と「三段腹ナイト」をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚されたが、直後にコロンは「クイック・エクシーズ」で「No.22 不乱健」をエクシーズ召喚する。遊馬は不乱健に対してこのカードの効果を発動するも、不乱健の効果で防がれ、強制戦闘させられて破壊された。
その後も遊馬が所持していたが、最後はアストラルの手に渡り、遊馬とアストラルのラストデュエルでアストラルが使用。
「パラレル・マテリアル」の効果で2体分の素材となった「アストラル・ゴーレム」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚された。効果で「ガガガマジシャン」を墓地へ送ろうとしたが、罠カード(「ガガガの脱出劇」or「ガガガバリア」)[1]によって無効にされた。
その後、「ガガガマジシャン」に攻撃、「ガガガの脱出劇」のもう一つの効果で戦闘破壊はできなかったが、「エクシーズ・スパイラル」によってこのカードのランク×200の効果ダメージを与えることに成功した。
次のターン、「SNo.39 希望皇ホープONE」の効果で除外されたが、「ランクゲイザー」の効果で「No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン」のオーバーレイ・ユニットとなった。
その後、No.91が破壊されたことでこのカードは墓地へ送られ、遊馬が発動した「墓地墓地の恨み」の発動条件となる枚数としてカウントされている。
遊馬が使用した際の攻撃名は「全弾発射」(フルバースト)。
OCGにもこの攻撃名と同じカードが存在するほか、漫画5D'sに登場した「ミサイル・ナイト」の効果名も同じく「全弾発射」(フルバースト)である。また、原作での「ガジェット・ソルジャー」の攻撃名も「全弾発射」だが、こちらのルビは「ぜんだんはっしゃ」となっている。
初登場時の説明では、除去は「砲弾に変えて」と説明されていたが、ラストデュエル、遊馬VSアストラル戦では「墓地に送る」と説明されている。
このカードの効果の強さはアストラルも認める所で、「素晴らしい力」といっている。まあその後防がれたんだけど。
見た目は巨大な帆船。船の下部は名前に合わせてとうもろこしを模した形になっている。また、自身の数字は帆の部分に描かれている。
元々の所有者が海賊と縁のある者だったことを考えると、デザインや名前のモチーフは「パイレーツ・オブ・カリビアン」に登場する「ブラックパール号」だろうか。名前の通り黒く塗られた帆船で、このカードのデザインとも一致する。
また、コナミのゲーム「筋肉番付GB2」には「ブラック金剛くん」なるキャラクターが登場するので、それが元ネタという説もある。もっとも、このカードはコナミが作るOCGを初出とするカードではないし、そのゲーム自体もテレビ番組のゲーム化であって完全なコナミオリジナルでないなど、自社のパロディとするには少々遠い関係ではあるが、名前の響きは近い。
ほかには、日本海軍の戦艦である金剛(金剛型戦艦)とも引っかけているのかもしれない。
正確な由来は不明だが、いろいろな言葉遊びを考えられる面白いカード。
アニメに登場した「No.61 ヴォルカザウルス」と効果が類似する。
アニメで登場した「エクシーズ・トレジャー」のイラストに、帆を畳んだこのカードが描かれている。このイラストでは、船の乗組員と思しき人物の姿も描かれている。
ジャンプコミックス「遊☆戯☆王ZEXAL 第2巻」(2012年2月3日発売)の付録カードとしてOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
※「Vジャンプ 2012年3月号」52ページによる
ランク4/闇属性/植物族/ATK 2100/DEF 1500
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを墓地へ送り、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
不明瞭であった「砲弾にする」という効果は「墓地へ送る」とされた。また、墓地へ送れるのは自身の攻撃力以下のモンスターのみ、与えるダメージは1000ポイントで固定、発動ターンの自身の攻撃を封じるなど、漫画版より弱体化している。
自身の攻撃力以下という制約があるため、大型の上級モンスターなどには対応しにくいが、一方で「ガチガチガンテツ」のような耐性持ちのモンスターを相手にした場合や、下級モンスターを除去したい場合に活躍が期待できる。破壊ではないために、破壊耐性をくぐりぬけられるのもポイント。
登場当初はランク4モンスターが少なかったこともあり、便利なモンスターとして高い採用率を誇った。
しかし、カードプールの増加に従って、ランク4が充実してきたために採用率は落ちていった。
「No.101 S・H・Ark Knight」は、攻撃表示の特殊召喚されたモンスターという制限があるとはいえ、攻撃力の制約がなく、素材化という墓地利用をさせにくい除去に加えて、破壊耐性も持ち合わせていたため、こちらより使いやすかった。一応No.101の場合は、通常召喚されたモンスターや守備表示モンスターへの対策になるという点で差別化可能。
No.101以上にこのカードの活躍を奪ったのは「鳥銃士カステル」。同じ破壊によらない単体除去だが、攻撃不可のデメリットもなく、表側表示であること以外は制約なしにデッキへ戻せるため、このカードよりもカステルのほうが優先されやすい。エクストラデッキの枠が厳しいことを考えると、似たような役目のモンスターをいくつも採用するのは難しく、このカードは採用されにくい。
このカードの利点としては素材1つで効果を使えることや、効果ダメージがあること。
素材1つで使えるのは、次のターンまで維持すれば再度利用できるということだが、このカード自体は何の耐性も持っていないため、次のターンまで維持できる保証もない。
効果ダメージは、初期ライフの8分の1であり軽いものではないが、攻撃不可のデメリットがそれを打ち消してしまっている面がある。ライフの減った終盤のダメ押しに使えるが、それが目的ならば、モンスターの除去が絡まないために妨害されにくい「ガガガガンマン」のほうが良い。
後発のカードによって一線を退いたとはいえ、弱いカードというわけではない。
コミックス付録であるため入手が容易というのもこのカードの売りであり、これから始める初心者などにとっては、パックの高レアリティカードであり入手が難しいNo.101やカステルに代わるカードとして採用することもできるだろう。
「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」を使えば、効果によるデメリットを打ち消して、ランクアップした高攻撃力のモンスターで追撃可能になり、相性がいい。「No.61 ヴォルカザウルス」と「迅雷の騎士ガイアドラグーン」のような使い方(通称:ヴォルカドラグーン)である。
メインデッキにカードを投入する必要がある分、ヴォルカドラグーンよりは安定性で劣るが、エクストラデッキの圧迫を気にしなければ、状況に応じてランクアップ先を選べる利点もある。ランク5はけっこう充実しているので、狙ってみてもよいだろう。
呼び出しやすいランク4で、耐性持ちのモンスターなどを広く除去できるため、かつてはこのカードに除去されるか否か(攻撃力が2100以下であるか)がカード評価の基準となることすらあった。今となってはカステルで何でも除去できるのであまり関係ない話になってしまったが。
公式デュエル使用不可の「Queen Nereia the Silvercrown」を除けば、初の植物族のエクシーズモンスター。
船のモンスターであるが、種族は植物族。しかし、遊戯王OCGには、船なのに戦士族の「海賊船スカルブラッド号」などが既に存在するので、そう珍しいことでもないのかもしれない。
No.50 ブラック・コーン号に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
掲示板
34 ななしのよっしん
2015/05/17(日) 12:24:42 ID: l/qnNAB3xt
コイツが50な理由ってなんだ?
号→ごお→50、しか思いつかないんだが。
>>24>>33
決闘者提督泊地への着任をオススメする。
ここにはやってない人も居るからね。
35 ななしのよっしん
2015/11/14(土) 12:01:25 ID: WqWi36DVbM
>>32
ブラック部分の理由はそれは一番しっくりくるな
ブラック・パール号+戦艦金剛+コーンって印象
36 ななしのよっしん
2016/05/22(日) 19:42:30 ID: JT26J8wGrm
101とかカステルとかに出番取られがちだったけどPKでは結構世話になるよね
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/26(火) 19:00
最終更新:2024/11/26(火) 18:00
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