Reasonとは以下の事を指す。
Propellerhead社(スウェーデン)により開発販売されるWindows PCとMacintosh用のソフトウェアシンセサイザー/シーケンサー(統合型ソフトウェアシンセサイザー)。
実際のハードウェア機器で有効なテクニックや基本がそのまま学べるため、過去にバークリー音楽院で購入が義務づけられたこともある。
ラック搭載型のシンセサイザーやエフェクターをイメージしており、画面上で実際にそれらのユニットをラックに配置、更に実物さながらに「自分で配線」するところが非常に大きな特徴。当然ミキサーも含め自分で配置・配線する(Tabキーでラックの背面に画面が切り替わり、ケーブルを自分で配線していく)。更にシンセサイザー等も、実機にのようにボタンやノブで操作する構成となっている。
実際の演奏については、上記バーチャル機器類を、シーケンサ上でコントロールしていく形式を取る(この部分は一般のMIDIシーケンス機能を持つソフトに近い)。非常に直感的である反面、統合型DAWと違って、出来ない事も多数ある点を抑えておかねばならない。
これらを解決するため、Propellerhead社は「ReWire」という規格を開発し、各種DAWソフトに採用されるようにした。ReWireにより、Reasonを他社DAWソフトと「シンクロナイズ」することが可能(テンポや再生停止などがリンクするという意味)となっている。ReWireした場合は、DAWからみても「ハードウェア音源をコントロールしている」感覚に非常に近くなる。なおReasonはスレーブ(コントロールされる側)専用であり、余談としてVOCALOIDにもReWireスレーブ機能が搭載されている。また、Propellerhead社はサンプリング音源などの規格であるREX/REX2ファイル形式も開発した。
主に海外で根強い人気を誇る。ニコニコ動画においてReason自体をメインに取り上げた動画は少めだが、コメント欄に「Reason使用」とあるユーザーは決して少なくない様子であり、あまり表に出るようなツールではない模様。
小数点以下のバージョンアップは省略する。基本的に、整数バージョンが上がる時は有償、小数点は無償。
ハードウェア製品へのバンドル簡易版として「Reason Adapted」も存在する。 位置づけはCubase AIやSONAR LEと同様と考えて差し支えない。
2009年にはPropellerhead社からオーディオレコーディングに対応したDAW「Record」が発売され、Reasonがインストールされているコンピュータでは自動的にReasonの機能が統合されるようになっている。2011年のバージョンアップによってRecordの機能はReasonに統合され、従来の「統合型ソフトシンセ」という位置づけから本格的なDAWにシフトすることになった。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2023/06/10(土) 00:00
最終更新:2023/06/10(土) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。