サビーネ・フォン・リッテンハイム(Sabine von Rittenheim)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。
CV.榎本温子(石黒監督版OVA)、松本沙羅(Die Neue These)。
ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム3世侯爵とクリスティーネ夫人との間の娘。
帝国暦487年時に14歳で、石黒監督版OVAでは金髪のロングストレートを持つ少女、Die Neue Theseでは黒髪に明るい水色の瞳を持つ美少女として描かれている。
母クリスティーネが第36代皇帝フリードリヒ4世の娘であり、皇孫エルウィン・ヨーゼフには有力な後ろ楯がないことから、同じ立場のエリザベート・フォン・ブラウンシュヴァイク公爵令嬢ともども次代の皇帝候補と目されており、幼少期からその期待を受けて育った。
しかし、門閥貴族が外戚として専横することを恐れた国務尚書クラウス・フォン・リヒテンラーデ侯爵がラインハルト・フォン・ローエングラム伯爵とともにエルウィン・ヨーゼフを擁立したために父の大望は破れ、さらにリップシュタット戦役のすえにリッテンハイム家も滅亡することとなる。その後の行方は不明。
石黒監督版OVAでの登場シーンは第16話において次代の皇帝候補としてエリザベートともども顔写真が提示されただけ(目つきがキツい)で、その後も登場することはなかった。原作外伝にもサビーネに言及されるシーンは実質無く、登場は当然それきりになるはずであった。
しかし、本当にそれだけだった従姉妹エリザベートと違い、サビーネには新たな出番が与えられることとなる。OVAオリジナル外伝三部作の第二部「決闘者」によって、である。 しかも幼女。帝国暦482年だから8歳の幼女!
登場したのは「決闘者」Kap.2。ストーリー自体は作品記事を参照していただきたいが、リッテンハイム派のヘルクスハイマー伯爵家を家族で訪れたリッテンハイム侯爵が、伯爵邸の庭で決闘者の射撃訓練を見学するシーン。赤とピンクの衣装に身を包んだ幼女サビーネが、決闘に使われる火薬銃の轟音に驚いて目を見開き、可愛らしく手のひらで耳を塞ぐ場面が拝めるのである。彼女に台詞が与えられたのもこのシーンである。
その後、サビーネは母クリスティーネとともに、伯爵邸に飼われていたポニーと戯れるため駆けていった。ポニーの馬にまたがって笑顔を振りまく姿もまた良し。これらは全て間違いなくオリジナル外伝「決闘者」の功績である。
また、このオリジナル三部作の第三部では、サビーネに先天性の遺伝子欠陥があることが明かされる。これは母方、つまりゴールデンバウム王家から受け継いだものであり、ライバルであるエリザベートもまた持っているものであった。
藤崎竜氏の漫画版では、上記のどちらとも違う黒髪長身少女である。
性格も、常に武器(薙刀、ブラスター)を持ち歩き、武芸の鍛錬に励む脳筋として描かれており、短気かつ好戦的で言動も粗野であり、門閥貴族特有の選民思想や傲慢さも併せて残念なところが目立つ。(残念な美少女)
原作やアニメ版と比べると出番が多く、リップシュタット戦役では父と共に参戦し、常に帯同するなど独自の展開が目立つ。最期は父を巻き添えにする形での死であり、出番が多い代わりに割りを食った形になってしまっている。
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最終更新:2025/12/12(金) 08:00
最終更新:2025/12/12(金) 07:00
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