セシリア・アイリーンとは、『機動戦士ガンダム』の登場人物である。
『機動戦士ガンダム』シリーズのうち、いわゆる「一年戦争」の時代を描いた作品において「ギレン・ザビ」という登場人物の秘書官として登場する。作品によってはギレンの愛人でもある。
以下で記述した諸作品はあくまで例であり、他にも漫画作品など様々な派生作品に登場している。その中には作品中で描かれた陰謀の中核に関わる重要人物として設定されているものも。
初出は富野喜幸(富野由悠季)による小説版『機動戦士ガンダム』。ジオン公国の総帥「ギレン・ザビ」の秘書官として登場する。生まれも育ちもよくないらしいが、そこに起因する鬱屈が逆に彼女の自立心や向上心を養ったのか、傑出した知性を持つ才媛である。
外見は「黒に近い茶のロング・ヘアと同じブラウンの瞳を持った大柄な女性」とのこと。また「豊かな肢体」の持ち主らしい。ちなみにギレンの好みの外見らしく、単なる秘書官ではなく愛人関係にもなっている。なお本作でのギレンには妻がいるので不倫。
ギレンは自分を補佐する彼女の高い能力に目をかけ、またセシリアも自らの鬱屈した心情を晴らしてくれるようなギレンの思想、生き方に共鳴するようになったらしい。
だがセシリアはギレンの冷酷さをも理解しており、自分のような「知りすぎた女」が捨てられる際には殺されるか廃人にされるだろうと予測。それを避けるために自らの能力を磨き続けており、しかもそのことをギレンとの「競い合い」のように感じてスリルも感じているという、割と不穏当な性癖を持つ人でもある。
この小説版読者の間では
ギレン・ザビの手が豊かなセシリア・アイリーンの左乳房をブラウスの上からゆさっと包んだ時であった。
といった一節が記憶に残るらしく、時に話題にのぼる。
劇場版『機動戦士ガンダム』でもギレンの秘書として登場する。
出番としてはわずかなものだったが、この時の「金髪(あるいは明るいブラウンヘア)を高くまとめたヘアスタイルの美女」というビジュアルは以後の作品で踏襲されていく。
『機動戦士ガンダム』シリーズを題材としたゲームソフトシリーズ。
ジオン公国側のシナリオではプレイヤーがギレン・ザビの立場となって指揮するため、セシリアがプレイヤーの秘書官となって頻繁に登場して報告などを行う。おそらくセシリアが最も目立っている作品シリーズ。
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最終更新:2025/12/08(月) 18:00
最終更新:2025/12/08(月) 18:00
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