カツ・ハウィン(カツ・コバヤシ)とは、『機動戦士ガンダム』、『機動戦士Zガンダム』に登場するキャラクターである。
CV:白石冬美(1st) / 難波圭一(TV版Z) / 浪川大輔(劇場版Z)
本編には第2話から登場、当時8歳。サイド7の戦災孤児としてホワイトベースに避難してきた3人組の中でも一番大人しい性格であった。戦火の中を子供ながら生き延び、最終話ではキッカ、レツと共にア・バオア・クーから脱出するアムロを導く。終戦後にはハヤト・コバヤシ、フラウ・ボゥ夫妻に引き取られ、コバヤシ姓となる。
当時は殺伐としがちな船内のマスコット役として可愛がられていたが、未熟な若者達が容赦なく戦場に放り込まれ、否応なしに兵隊として成長していく姿を見つめて育った子供は、やがてその若さ故に道を外れていく…。
グリプス戦役時、15歳。義父のハヤトがカラバ(地球上におけるエゥーゴのような武装組織)に参加した事を機に、連邦軍によって軟禁されていたアムロを叱咤し、再起を促す。そんな彼と共にカラバに参加するのだが、7年の月日、あるいは戦場を転々とした経験は、大人しかった子供を独善的、感情的に行動する性格へと変化させてしまったようだ。ガンダムMk-IIでの無断出撃を皮切りに、たしなめようとする相手に何かと反論したりと、その行動は未熟な若者としての面が多く目立つ。同じように感情的な性格で、何かと上司に反発しがちだったカミーユですら、カツの無鉄砲な行動を諌めようとするほど。尚、上記のガンダムMk-Ⅱ無断出撃の際に父親より鉄拳制裁を食らっている(TV版のみ。劇場版では割愛されている)。
その後、ブライト・ノアの許諾を得てエゥーゴに参加。当初は搭乗MSがなく、整備の手伝い等も行っていたが、ネモ、後にGディフェンサーのパイロットとなる。それでも彼の行動はあくまでも感情的で、ジオンの残党であるアクシズとの共闘戦線に反発し、出撃を拒否するという一幕もあった。
その性格は恋をした事でますます暴走していく。捕虜となっているティターンズのサラ・ザビアロフに恋心を抱いたカツは彼女の逃亡を手助けし、更にシロッコとの恋仲に嫉妬したカツはシロッコを撃墜させようとするが、身を挺してかばったサラへと誤射、殺してしまう。だが、それを自ら悔いることはなく、彼の逆恨みはシロッコやハマーンへと向けられる。
享年15歳。ヤザン・ゲーブル率いるハンブラビ隊との交戦中、ピンチのエマを救い、ガンダムMk-IIとのドッキングを終えたカツだが、その直後に戦闘能力が乏しいコックピット・ブロック状態のまま退避命令を無視して戦闘へ。ハンブラビの一機を撃墜後、よそ見をして隕石にぶつかり、ヤザンにビームキャノンを撃たれ、巡洋艦の残骸に激突、爆死した。
物語ではアムロやカミーユに対する『if』のポジションを果たしていたカツだが、視聴者からすれば見ていて苛々させられるキャラクターである事は否めない。それに拍車をかけたのが、『スーパーロボット大戦』やガンダム系ゲームのアンソロジーコミックに参加していた吉田創の4コマ漫画である。事ある毎にカツが酷い仕打ちを受ける…という恒例ネタは大ブレイクし、他の漫画家にまで流行した。しかし、絶賛の声がある一方で「あまりにやりすぎ」との批判の声も多く(吉田本人がGジェネレーションのアンソロジーで発言していた)、現在このシリーズは封印されている。
その元となる『スーパーロボット大戦』でも、多くは「使えない、2軍決定のパイロット」の代名詞のような低パラメータであり、尚且つシナリオ上でも空気だったり憎まれ役を押し付けられる事が多いキャラクターである。
掲示板
319 ななしのよっしん
2025/02/16(日) 09:21:02 ID: hZDIuK8ICF
幼少期の顔立ちがほぼ同じだったハサウェイの人気を見るに、イケメンに成長+専用機でハネたかもね
まあ功を焦るNT気取りは成長する前におっ死ぬんだけどなブヘヘ
320 ななしのよっしん
2025/02/16(日) 09:21:22 ID: Rct0FAHUXj
321 ななしのよっしん
2025/02/23(日) 19:54:48 ID: yFl+/TStyN
アムロが成長しなかったら、というか
「僕もアムロみたいに戦えて戦場のヒーローになるんだ!」って妙な憧れを抱いて
そんな理想で戦場に飛び込んでしまった子供の印象
よくいる普通の子供に、なまじそれを実行するチャンスと力があった場合のパターンで
よくされてる評とは逆に、主人公補正はきちんとあれど人間性がまだまだ未熟だったキャラじゃないかと
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/27(木) 10:00
最終更新:2025/03/27(木) 10:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。