劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーションポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィとは (ゲキジョウバンポケットモンスターアドバンスジェネレーションポケモンレンジャートウミノオウジマナフィとは) [単語記事]

『劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーションポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』とは、テレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第9作である。2006年 7月15日公開。

概要

『ポケットモンスターアドバンスジェネレーション』の劇場版第4作の映画作品で、シリーズ最終作品。興行収入は34.0億円。

本作の前売り券では幻のポケモン「マナフィ」がゲットできたが、公開当時第4世代の『ダイヤモンド・パール』はまだ発売されていなかったため、すでに発売されていた『ポケモンレンジャー』向けに「マナフィのタマゴ」が手に入る極秘ミッションを配布し、ミッションクリア後に『ダイヤモンド・パール』に手に入ったタマゴを転送させるという特殊な配信方法となった。

あらすじ

旅を続けるサトシとピカチュウたち一行は、水中ポケモンショーで有名なマリーナ一座の「ヒロミ」に出会う。みずポケモンと心を通わせることができる「水の民」の子孫であるヒロミから、サトシは、水の民が作った＜海の神殿アクーシャ＞に「海の王冠」と呼ばれる秘宝が隠されているという伝説を聞く。しかし、神殿は人間の目で見ることができないらしい。

そんな折、ヒロミが持つタマゴを奪い取ろうと「ファントム」が襲撃してきた。激しい奪い合いの中、突然タマゴが強烈な光を放ち、「マナフィ」と呼ばれる幻のポケモンが、ハルカの手の中で誕生した。このマナフィが、伝説の神殿に隠された秘密の鍵を握っているのだ。

ポケモンレンジャー「ジャッキー」のミッションは、マナフィが神殿に無事たどり着くのを見届けること。サトシたちはジャッキーと共にマナフィを追って航海することに。その途中、風に飛ばされたハルカのバンダナを追って、マナフィは海の中へと消えてしまう。いなくなったマナフィを探し、ついに神殿にたどり着いたサトシたちの前に現れたのは、なんとあのファントムだった！狙いは神殿にある水の民の秘宝。しかし、ファントムが秘宝を奪い取った瞬間、天井から大量の水が流れ込み、アクーシャは泡を吹き上げながら沈み始めた。果たして、秘宝を取り戻すことができるのか。サトシ、そしてハルカとマナフィの運命は！？蒼海（うみ）の王子マナフィが、いま奇跡を起こす………。

―ポケットモンスターオフィシャルサイトより引用

ゲストキャラクター

ポケモン

マナフィ
CV:白鳥由里: 「蒼海の王子」と呼ばれる幻のポケモンで、将来的には海のポケモン達のリーダーになる運命を背負っている。人間の言葉を話すことはできないが、テレパシーのようなものを使うことができる他、「ハートスワップ」という技を用いて人の心を入れ替えることができる。; マリーナ一座がファントムに奪われないように隠し育てていた卵から孵り、その時卵を持っていたハルカをまるで母親のように慕っており、幻の海底神殿「アクーシャ」へとハルカたちを誘導する。
カイオーガ: ホウエン地方の伝説のポケモンで、海を司る神として伝えられる。終盤のみに登場し、「はかいこうせん」でマナフィ奪還に協力した。なお、マナフィの方が立場は上である。; ちなみに、対となるグラードンは（当然であるが）出演しておらず、映画での登場は9年後の『光輪の超魔神フーパ』を待つことになる（『七夜の願い星ジラーチ』に登場したメタ・グラードンはあくまでグラードンそのものではない）。
ペラップ
CV:ホリ: ファントムお気に入りのポケモンで、いつもファントムの杖の上に乗っている。人の言葉をモノマネするのが得意。; ゲームでは第4世代のポケモンだが、マナフィと同じく先行登場を果たした新ポケモンで、本作が初公開となった。
タマンタ・ブイゼル
CV:阪口大助（両方とも）: タマンタは多数登場した海に住む野生のポケモンの一体、ブイゼルはマリーナ一座の仲間のポケモンとして登場。; ゲームでは第4世代のポケモンだが、マナフィ、ペラップと同じく先行登場を果たした新ポケモンで、本作が初公開となった。ブイゼルは後にテレビアニメ版でヒカリ及びサトシの手持ちとなるものとは別個体。