照ノ富士春雄(てるのふじ はるお)は、伊勢ヶ濱部屋所属の現役大相撲力士である。
伊勢ヶ濱部屋 | |
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照ノ富士 春雄 | |
基本情報 | |
出身地 | モンゴル ウランバートル |
本名 | ガントルガ・ガンエルデネ |
生年月日 | 1991年11月29日 |
力士情報 | |
所属歴 | 間垣部屋 -伊勢ヶ濱部屋 |
最高位 | 大関 |
初土俵 | 2011年5月場所 (技量審査場所) |
大相撲力士テンプレート |
1991年11月29日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身。愛称はガナ。身長191cm、体重180kg(相撲協会公式発表)の大柄な体格はモンゴル出身者では珍しく、体を生かした力強い右四つの相撲を取る。
遠藤、大砂嵐、逸ノ城といった同世代で「若手のホープ」と呼ばれる力士たちをライバル視している。特に逸ノ城は同じモンゴル出身で鳥取城北高校の後輩に当たるため、特に負けたくないといい、平成の世では珍しい水入りの大熱戦に2場所連続でなったことがある。
モンゴルにいた頃は柔道に親しんでいたが、横綱白鵬の父親(ブフ(モンゴル相撲とも呼ばれる)の大横綱であり、レスリングの五輪メダリスト。モンゴルの英雄)にその素質を見抜かれて高校相撲の名門、鳥取城北高校に留学することになった。逸ノ城はこの時同じ飛行機で来日した。高校時代は3年生で団体戦レギュラーメンバーに選ばれた。
高校卒業後は大相撲への入門を希望し、若ノ鵬の解雇で2008年8月から外国人力士枠の空いていた間垣部屋に入門。2010年12月の新弟子検査を受検したが、興行ビザの取得が間に合わず直後の1月場所では初土俵を踏めず、時期悪く八百長問題が発覚して3月場所も中止となったため、ようやく初土俵を踏んだのは2011年5月技量審査場所だった。
以降、順調な出世となっていたが、師匠間垣親方が体調不安を理由に2013年3月場所限りで部屋を閉鎖(その後、同年12月に退職)したため、横綱日馬富士らを擁する伊勢ヶ濱部屋に移籍。それまで4人しかいない小部屋所属だったのが横綱を含め20人超の大部屋所属となり稽古場環境が充実したからなのか、移籍後は2場所連続で大勝ちして同年9月場所で十両に昇進。12勝3敗で新十両優勝を果たす。翌年3月場所で入幕すると同年9月場所以降は幕内上位に定着。2015年3月場所では小結を飛び越して関脇に昇進し、13勝2敗で千秋楽まで優勝争いに絡む快進撃をした。続く5月場所は千秋楽まで取り終えて12勝3敗の成績となり、結びの一番の白鵬の勝敗が決まるのを待ったが、兄弟子の日馬富士が見事援護射撃を決めて、涙の初優勝。優勝旗手はその日馬富士が務めて盛大なパレードも行われ、場所直後には大関昇進も決まった。この快進撃から、当時の相撲雑誌では未来の横綱候補として名前が挙がっていた。
しかし、大関昇進後は怪我に泣かされた。昇進2場所目となった2015年9月場所の稀勢の里戦で、優勝争いを展開している最中に膝を負傷した。千秋楽まで強行出場して優勝決定戦まで進出したものの、これ以降は成績が落ち込んだ。
2016年は1月場所で負け越し、初めての角番で迎えた3月場所は8勝7敗で切り抜ける状態となった。5月場所で大関としては史上ワースト記録更新の13連敗(2勝13敗という成績も皆勤した大関としては史上ワーストタイ)をした影響もあり、結局33勝48敗9休で年6場所幕内に在位した力士の中で最も白星が少ないという、同じ大関の稀勢の里(69勝21敗で年間最多勝受賞)とは真逆となる不名誉な記録を作ってしまった。
7月場所では千秋楽に勝ち越して8勝7敗、9月場所は4勝11敗で負け越し、11月場所も8勝7敗と不安定な結果が続いた。
2017年の1月場所は4勝11敗で負け越し。3月場所は4度目の角番となり2015年9月以来の2桁勝利をあげるものの、優勝決定戦で稀勢の里に逆転負け。5月場所では11連勝を記録したが、優勝争いをしていた白鵬に敗れ、12勝3敗で優勝に届かなかった。
7月場所は琴奨菊戦で負傷し途中休場する。9月場所は5度目の角番ながら途中休場することになり、14場所務めた大関から陥落。11月場所は初日から連敗して休場した。
2018年の1月場所も途中休場し、幕内では史上初の4場所連続休場。再出場したが1勝もできず、元大関としては4人目となる十両陥落が決まる。十両で迎えた3月場所も負け越し、5月場所も途中休場の後再出場したものの、十両残留の目安である5勝をあげられず、9敗と6休で終え、昭和以降初めて元大関・幕内優勝力士が幕下に陥落することになってしまった。
この間照ノ富士本人は引退も考えたが、師匠を初めとする伊勢ヶ濱部屋一門の応援もあり、復帰を決断。体の状態を戻すため、7月場所・9月場所も全休し三段目に陥落。11月場所、翌2019年1月場所も休場し4場所連続の全休となる。3月場所では三役経験者でも初めてとなる序二段まで番付を落としたが、この場所から復帰し、2017年5月場所以来の勝ち越しを決める。残念ながら優勝決定戦で狼雅に破れ優勝は逃した。
など、記録ずくめの優勝となった。9月場所は前頭筆頭まで番付を上げたものの、8勝5敗2休。
11月場所は自身初となる小結に昇進し、2横綱2大関が居ないなか、貴景勝と優勝争いを繰り広げる。千秋楽で貴景勝との直接対決を制し優勝決定戦まで持ち込んだ。優勝決定戦で敗れるも、13勝2敗で技能賞を獲得した。
2021年1月場所では11勝4敗、3月場所は12勝3敗で3回目の幕内優勝。翌5月場所で悲願の大関復帰を果たした。
ニコニコ超会議で行われた大相撲春巡業のワンデイトーナメント大会の結果をここに記す。
ニコニコ超会議3で開催された。当時の番付は西前頭10枚目(2014年3月場所)。新入幕の場所だったため、当然ながらまだ上位力士と本場所で対戦したことはない。
回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1回戦 | シード | ||
2回戦 | ○ | 寄り倒し | 西前頭3枚目 高安 |
3回戦 | ○ | 寄り切り | 新横綱 鶴竜 |
準々決勝 | ● | 寄り切り | 東大関2 稀勢の里 |
準決勝 | |||
決勝 |
ニコニコ超会議2015で開催された。当時の番付は東関脇(2015年3月場所)。
回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1回戦 | ○ | 上手投げ | 西前頭筆頭 逸ノ城 |
2回戦 | ○ | 寄り切り | 東横綱 白鵬 |
準々決勝 | ○ | 寄り切り | 東前頭筆頭 栃煌山 |
準決勝 | ● | 寄り切り | 東前頭3枚目 高安 |
決勝 |
ニコニコ超会議2017で開催された。大関昇進後初めての超会議場所となった。
取組 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
DAY1 幕内取組 | ○ | 上手投げ | 東関脇 玉鷲 |
DAY2 幕内取組 | 超大相撲トーナメント出場(下表参照) |
回 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 |
---|---|---|---|
1回戦 | ● | 寄り切り | 東関脇2 高安 |
2回戦 | |||
準決勝 | |||
決勝 |
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最終更新:2024/05/04(土) 23:00
最終更新:2024/05/04(土) 23:00
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