西住みほとは (ニシズミミホとは) [単語記事]

西住みほとは、アニメ作品「ガールズ＆パンツァー」に登場する人物、及び当作の主人公である。CV.渕上舞。

概要

ガールズ&パンツァーの主人公、高校2年生の16歳。
誕生日は10月23日、てんびん座、血液型はA型。
スリーサイズはB:82/W:56/H:84
熊本県熊本市出身。
茨城県立大洗女子学園あんこうチーム<Ⅳ号戦車D型> 戦車長。
大洗唯一の戦車道経験者であり、隊長も務める。

ちなみに名前の元ネタであろう「西住小次郎」の出身は、熊本県上益城郡甲佐町（ちなみに熊本市に隣接している）である。

人物

引っ込み思案で人見知りだが、誰よりも友達想い。
転校したばかりの学校でなかなか馴染めずにいたが、武部沙織と五十鈴華にお昼に誘われたことがきっかけで友達になる。

実は由緒正しい戦車道の名家である西住家（西住流・家元）の出身。母は西住しほ、姉に西住まほがいる。
とある出来ことがきっかけで、戦車道を避けて黒森峰女学園から県立大洗女子学園に転校してくるが、みほの出自を知っている生徒会により選択必修科目として戦車道の選択を余儀なくされ、一度は失意するもの、沙織と華の影響もあり再び戦車道へと向き合うことを決意する。

戦車に乗り込むといつもの頼りない感じから一転、優秀な戦車長となる。
聖グロリアーナ女学院との練習試合の際には、自軍１輌（Ⅳ号戦車D型）敵４輌（チャーチル歩兵戦車１輌、マチルダⅡ歩兵戦車３輌）の状況から的確な指示でマチルダ３輌を撃破し、チャーチルとの一騎打ちにまで持ち込んだ。
全国大会１回戦のサンダース大付属との試合では、窮地に追い詰められ戦意を失ってしまった大洗女子を鼓舞し、勝利へ導いた。また、準決勝でも窮地においてあんこう踊りを踊ることを提案し戦意を高めたりしている。

なお、彼女が黒森峰時代に乗っていたⅥ号戦車（TigerⅠ）の砲塔番号は217、これはオットー・カリウスの搭乗していたものと同じである。対する姉の西住まほは212、こちらはミヒャエル・ヴィットマンである。

好きな食べ物は、マカロン。嫌いな食べ物は、ピーマン。

好きな教科は、国語。嫌いな教科は、美術。
沙織曰く、何描いてるのかわからないくらい絵が下手らしい。

好きな戦車はⅡ号戦車。

趣味はぬいぐるみ集めで、「ボコられグマのボコ」というシリーズがお気に入り。
腕を吊っているのがとくにお気に入りのようで、一緒に寝ている。

身長 158 cm、B82W56H84となかなかのスタイルである。

座右の銘は、「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である(アウグスト・フォン・コッツェブー)」

西住殿軍神伝説

戦車道の家に生まれ、幼い頃から戦車に乗ってきただけあって、こと戦車となると肝が座っており、大洗チームの隊長としてたびたび名将ぶりを発揮している。

4話の聖グロリアーナとの練習試合では、後ろから襲い来る敵の砲弾を物ともせず「このほうが状況がわかりやすいから」とキューポラから半身を出し、沙織に心配されても「お言葉に甘えて」10cm程度体を屈めるだけで済ますなど、有能な前線指揮官特有の本能と往年のドイツ戦車乗りを彷彿とさせる勇敢さを示した。

狭隘な地形に誘い込んで高い場所から砲撃を行う作戦が聖グロとの練度の違いから失敗すると、ただちに大洗の市街地に誘い込んでの「もっとこそこそ作戦」でマチルダ４両を撃破させ、IV号とチャーチルの一両同士のゼロ距離射撃にまでもちこむ驚異的な善戦ぶりを示した。聖グロの隊長のダージリンは彼女の善戦ぶりを讃え、聖グロが好敵手にしか贈らないという紅茶を大洗女子に手渡した。

5話の全国大会一回戦の対サンダース付属戦では緒戦で敵の通信傍受に苦しめられたが、それを知ってからは、即座にその逆用を思い立ち、敵戦車を嵌めるため巧妙な陥穽を構築。また地形を巧みに読んで敵フラッグ車の位置を見破って、バレー部チームに陽動をかけさせて、敵の半数以上を遊兵として戦況を一時的ではあるが圧倒的な優位にもっていった。しかし、サンダース隊長であるケイが切り札であるファイアフライを前線に投入して再び戦況は逆転。このピンチに対し、震える手を抑えながら、敵フラッグ車をたたくことに集中するよう僚友を鼓舞した。敵ファイアフライが自車に狙いを定めたことにいち早く気づいて停止を命じ回避。砲手五十鈴華の稜線射撃によって敵フラッグ車をたたくという提言を「危険である」としながらも迷わず採用し、勝利を勝ち取った。

アニメ7話では「頑張りましょう！」と場をしめた場面しか触れられていないが、コミック版2巻では、二回戦の対アンツィオ戦で、緒戦に敵に峠をとられ苦戦するが、本隊とP40の射線に引きずり込む敵の陽動を見破って、秋山優花里が車長をつとめるルノーに防戦を任せる一方で、上方から狙撃するP40をたたいて戦況を逆転させたことが描かれている。（※最終的には大洗フラッグ車であった三突が敵フラッグ車を撃って勝負が決まった。）

8話の準決勝プラウダ戦においては、緒戦に、敵戦車の陣容を見て罠であることを危惧したが、味方の勢いに押されて罠に嵌ってしまう。しかし公式サイトの9話予告において、月と星だけが照らす夜闇の中でキューポラの上にすっくと立ち上がった姿が公開されると、あまりの凛々しさにファンから「軍神」と呼ばれるようになった。

実際9話では、包囲網の薄い部分を罠であると見破って、「島津の退き口」を彷彿とさせるインペリアルクロス正面突撃で敵包囲陣の最も分厚い部分を突破し、生徒会チームの38tによって敵二両を撃破したのみならず、敵の隊列を混乱させた。プラウダ副隊長ノンナによって38tが撃破され、このプラウダ側の隊列の乱れは終息するものの、優花里の偵察によって敵フラッグ車を発見するとともに、自軍フラッグを囮とする作戦にプラウダ本隊を引きずりまわした。敵フラッグ車を巧みに孤立化させて、三突の潜む雪上に引きずり込んで見事討ち取ることに成功する。