『僕をそんな目で見ないで』とは、VOCALOIDのプロデューサー「きくお」による、初音ミクオリジナル曲である。
2011年2月21日12時52分投稿。VOCALOIDオリジナル曲としては、6作目にあたる。
イラスト・動画は「しーく(si_ku)」が手がけており、きくおにとっては初のコラボレーション作品である。
死んでしまった主人公の「僕」が、残してしまった「まま」と「ぱぱ」に向けて語りかける形で、物語が綴られる。
三拍子を基調とした、お洒落でメルヘンチックなワルツ調であるが、そこに混ざり込む不協和音と変拍子、そして、可愛さと狂気が混濁とした刺激溢れる動画が、世界観の不気味さ、おぞましさを一層引き立てる。
カラオケ音源と歌詞カードを詰め込んだZIPファイルが配布されている(URLは動画説明文に記載)。
2011年2月21日~22日付けのカテゴリランキング(殿堂入りカテ)で、デイリー総合7位・マイリスト5位を獲得。また、毎時マイリストランキングでも1位、そして翌日22日~23日付けのデイリーでカテラン1位を達成する等、きくおのこれまでの楽曲で最高となる数字を叩き出した。
そして2011年2月26日23時35分、投稿して5日後に10万再生されVOCALOID殿堂入りを果たした。
僕をそんな目で見ないでまま 死んだのが恥ずかしくなるだろ (まーまー)
ぐにゅぐにゅのほっぺが ポップコーンのように吹っ飛んだ僕を
そんな目で見ないでぱぱ 死んだのが情けなくなるだろ (ぱーぱー)
迎いのパレードは魂をピンセットでひょいと抜いて
放り投げて ちんとんしゃん しゃばだばだば
とれろ とれろ トレモロ ラレルラ トレモロル
ラリラ トロトロにむけたぼくは どこにいくんだろ?
お空を飛び越えて オルゴールのクシバに挟まる
クシバの震えが気持ちいいので ぴゅっぴゅっと小刻みに僕は弾けちゃう
体が小さく飛び散って僕はたくさんになる
(にゃんにゃかにゃかにゃかにゃか)
空っぽの脳みそがとろとろにとろけてお星様になる
(トーロリトロリトロル)(トーロリトロリトケル)
兵隊の
銃声は なりやまない 演奏は なりやまない
オルゴールは いつまでも止まらない
遠い国の果てでオルゴールは鳴り続ける 大丈夫みんな星になれば仲間さ
虹のように光る 魂の最期は(タン タン タン タン タカタカ)
ぷるんとグミのように砕けて溶けて消える(マン マン マン マン マカマカ ナナナナナナ ナララナララナララ ララララララ)
だから
僕をそんな目で見ないでまま 死んだのが恥ずかしくなるだろ (まーまー)
かわいいじぶんを きもちよさに負けて捨てちゃった僕を
そんな目で見ないでぱぱ 死んだとこ見ないでおくれよ (ぱーぱー)
だって死ぬの気持ちよかった僕は恥ずかしくって
じゃんじゃんぱっ じゃんじゃんぽっ しゃんしゃんぱらドロリトロル
とれろ とれろ トレモロ ラレルラ トレモロル ラリラ
白くトロトロに パラパラ ハララララ
お昼の帰り道 自転車で下り道くだるくだる
補助輪つけて 狭いおうちの
狭いスキマの 間を抜けて
初めて風になる 僕の心は風に壊される
こんなに気持ちいいなんて 僕が風に壊されてくのは
いつまでも下る下る 終わらない坂道
人の姿はどこにも見つけれない
そして僕は消える 魂を残したまま
あるはずのない自転車と一緒に いつまでもどこまでも
僕をそんな目で見ないでまま 僕はもうどこにもいないんだから
ままはミニカーやまんがをいっぱい買ってくれたよね
そんな目で見ないでぱぱ 僕は消えるのが気持ちよかったんだ
ぱぱはオルゴールやおもちゃの兵隊をいっぱい作ってくれたけど
僕はもうどこにもいない 僕の魂は夢の世界へ消えた
ままのいっぱいのおもちゃも 一緒に仲良く溶けて消えたんだね
僕はもうどこにもいない また夢で会うまでさようなら
ぱぱの兵隊さんは オルゴールの隙間から手を振っていた
(ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱらぱら)
(ま ま ま ま ま ばらばららららら ラルレロルリレロラルロ )
ホー・・・
関連項目
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327 ななしのよっしん
2015/06/29(月) 21:07:08 ID: TE0p77NW/C
大人に比べて脆弱な子どもは怪我や病気であっさり
死んでしまう。子どもの死亡率が今よりずっと高かった
時代には、「七歳未満の子どもは人間になりきらない、
この世とあの世の境界にいる神様のような存在」と捉えられていた。
また、子どもは死への恐怖という感覚がまだ
育っていないのか、時々大人が予測もしないような無茶をして
死ぬような大事故を起こしたりする。
子どもの頃ボールを追いかけるのに夢中になって車道に
飛び出したとか、自転車のブレーキをかけずに
坂道を猛スピードで駆け下りたとかいう経験は無いだろうか。
(後者の経験がある自分は「僕の体は風に壊される」のくだりで
自分のことを思い出した)。
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
328 sage
2016/08/16(火) 11:04:51 ID: xt/DVnGbV/
恥ずかしいとか情けないとか、そういう感情は自意識が形成されないと生まれない
つまり少なくともこの僕は5~7歳以上なのは確定で、幼い子どものような語り口なのは
比喩であってそれそのものが主人公ではない
つまり少なくとも中絶の話では絶対にない
329 ななしのよっしん
2020/08/08(土) 22:07:46 ID: pVscTvjoPV
シンプルに、精神疾患ある子の飛び降り自殺だと思った。
ほっぺが吹き飛ぶのは頬から地面に激突したから。
オルゴールのクシバっていうのは、何度もリスカしてオルゴールのクシバみたく細長い線がいくつも入ってる腕を表してるんだと思った。
人によるけどリスカ何度もやってる人は気持ちよくてやってるっていうし、体が小さく飛び散って脳みそがとろとろになるのも辻褄が合う。
銃声は親の怒鳴り声
鳴りやまない音は幻聴。
自転車のくだりは飛び降りてる時だと思った。
補助輪は、ミスすることなく真っすぐに落ちていってることを表して、急に家が消滅して電柱が歪むのは地面にぶつかったから。
一回目歌詞見ながら聞いてそうとしか思わなかったから、全然自分みたいな解釈無くてびっくりしてる……
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最終更新:2024/04/20(土) 06:00
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