『ガラクタ姫とアポストロフ』とは、2011年5月13日に投稿された、sasakure.UK（ささくれP）作詞作曲の初音ミクオリジナル曲。
概要
前作『ナキムシピッポ』以来、約9ヶ月振りとなる18作目のオリジナル曲。メインボーカルは初音ミクAppendのsweetを用いている。
今作より、所属事務所であるU/M/A/A（ユーマ）の公式チャンネル「U/M/A/A ch.
」を通じての発表となっている。
「終末」シリーズに続く、新たなシリーズ作品の完成を最終目標にした「機械 VS 人間」という新たなテーマでストーリーが進行しており、この曲ではガラクタ山にいる女の子「ガラクタ姫」とロボット「アポストロフ」の触れ合いが描かれている。
比喩を多用する歌詞で知られる、ささくれPの楽曲としてはかなり表現が直接的になっており、暴力的なシーンもあるため、視聴の際は注意が必要である。
PVはささくれP、アザラシ、ゴリラちゃん、ポロリの4人からなる「ガラクタ相談室」によって制作されている。
また、この作品の世界観に基づいて著された絵本と、ミニサウンドトラックCDがセットになった『ガラクタ姫とアポストロフ』が、2011年6月22日に発売される。先行して、同月12日開催の「THE VOC@LOID M@STER 16」で頒布される。
歌詞
"だれにもあいされないものって なんだ？"
"だれにもあいされない ひとりぼっち"
冷めきった世界に 足跡つけて
泣き出しそうな心を ごまかしたんだ
どんな顔をすればいいの？
きみは、ヒトをこわさないの？
王冠（たからもの）は ラララ ご機嫌なリズム
光のカデンツァに 身を委ねると
わたしまるでセピカのおひめさま
ネジマク 群集 かきわけて
少し前を歩くきみが
なぜか とても やさしく やさしく 見えた
サビツイタ 不器用な雨が
ガラクタ山に 夢 流す
ああ まっくろくろ 足枷も
体中の痛みも
憂鬱な空もこわいこわい夜も
胸の奥のモヤモヤも
流してしまえたらいいのにな…
ICQCQ みつめないで
余計な涙あふれちゃう
ICQCQ きこえますか？
わたしの心のメロディ メロディ
どんなでこぼこ道でも平気
君がそばに居てくれるから
"ヒト"と"キジン"がケンカして
つめたいガラクタになっちゃったって
王冠（たからもの）は ラララ ご機嫌なリズム
カジカンダ 君の歯車が
心の中をあたためる
ああ ココロナイ想い出も
打ち捨てられた記憶も
きみの大きい手も
つめたいつめたい夜も
冷めきったこの世界も
あたためられたならいいのにな…
ICQCQ みつめないで
余計な涙あふれちゃう
ICQCQ きみの信号（こえ）は
やさしい心のメロディ メロディ
ICQCQ こんな日々が
いつまでも続けばいい
ICQCQ きこえますか？
わたしの心のメロディ メロディ
ICQ' CQ: 血 あふれて
余計な涙 流してく
ICQ' CQ: きこえないの
やさしい心のメロディ
ICQCQ みつめないで
涙 涙 あふれちゃう
ICQCQ きこえますか？
わたしの心のメロディ
ICQCQ 血 あふれて
きみが霞んで 見えないの
ICQ' CQ: きこえますか
わたしの心のメロディ
"だれにもあいされないものなんて なかった"
"きみに きみにあいされた わたしがひとり"
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