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パワプロクンポケット8とは、KONAMIからニンテンドーDS用として発売されたゲームである。
初のDSパワポケであり、プラットフォームの移行に基づいて彼女候補のシナリオの厚みが増えた結果ギャルゲ・ラノベ要素が強くなったと言うユーザーも多い。
概要
今回からハードをDSに移して作られたため、いくつかの変更がある。
また野手を累計60人登録(パスワードによる登録やサクセスで作成した選手の合計)した場合、それ以上選手登録が不可能になるというバグが存在する(登録バグ)。
対処法は野手ではなく投手を登録する(投手の登録は問題ない)かである。
KONAMIに修理を依頼する事も出来るが、結局帰ってきた後に改めて60人登録するとまたバグが起こる。また、現在は修理は受け付けていない。
ストーリー
表サクセス
プロ野球編第3弾、特命ハンター編。主人公は違法サイボーグを取り締まる組織「CCR」に所属していたが、組織が追う違法サイボーグ集団「サイボーグ同盟」のメンバーがプロ野球界に潜伏しているとの情報を受け、大神ホッパーズ（モグラーズが会長の命令により改名した）に潜入することになる。
捜査を進めていくうち、この事件の隠された背景を知る主人公。主人公は自分の正義を貫き通すことができるのか。
大企業の暗躍、サイボーグやアンドロイド、超能力者の登場など、このサクセスから一気に裏社会要素が強くなり迷走複雑化していく。だがそれがいい
裏サクセス
昭和冒険編。７の大正編の続編に当たる。いわゆる地雷編。
今回もプラットフォームをDSに移したために時間がなかったらしい。
登場人物（彼女候補除く）
主人公
CCRの捜査員としてホッパーズに入団。
野球に関してはほぼ素人だったが、野球選手として活動するうち徐々に野球に対して愛着が湧いていく。
CCRの入団テストをトップクラスの成績でクリアしており、歴代主人公の中でも屈指の戦闘力を誇るが、
心理面に関しては「非情に徹しきれない」など捜査員向きの性格ではないと診断されている。
ハードボイルドを地で行く男。ただしマニアENDも用意されている。
灰原
主人公の上司に当たる人物。冷静かつ非情な男。「・・・降伏は無駄だ、抵抗しろ。」
本作のラスボス的存在ではあるが、どこぞの亀田のような妨害をしてくるわけでは基本的にないため人気は高い。
ファンからは「隊長」と呼ばれる。
後のシリーズに登場する犬井は彼をベースに作られたアンドロイド。容姿が酷似しているのはその為。
湯田浩一
７から引き続き登場する主人公の相棒メガネ。
KYな言動をとることも多いが、友子BADでは主人公を慰めるため発した台詞がよく名言として挙げられる。
また、凡田の引退によりホッパーズのメガネは彼になり、別球団のサクセスの「11」では敵選手として登場。
「14」では「6」の山田・落田と共に14主人公を拾って野球キチに育てている。
鬼鮫清次
筋肉コーチ。そっちの方のルートに進むとお約束の展開が待ち受けている。ソイヤ！ソイヤ！ソイヤ！ソイヤ！
また、トレードで入団してきた輝が被害に遭うこともある。
前回登場した「5」の時より言動や表現が悪化しており、寿命ゲージを削り殺してくる事も多々ある。当初はここまで濃くするつもりはなかったらしい。
輝星也
本家パワプロからの逆輸入。
本家とは変化の順番が逆で始めは綺麗な輝だが、イベントが進むと鬼鮫に相談しアッー！
すさんだ輝にパワーアップする。
木村庄之助
モグラーズ編お馴染みのモブキャラ。だがシリーズを通してのキーパーソンだったりする。
濃い顔付きなのだが主人公は彼の顔を覚えられない。
後に元サイボーグ同盟の広川武美が「大神製アンドロイドは反乱を防ぐために重役の顔を覚えられない」と語っているが・・・。
寺岡薫
3に登場していた彼女候補。和桐製作所に勤めている。
彼女も違法サイボーグであったが、白瀬に捜査を丸投げすると病気の延命のために機械化している事が分かり、サイボーグ同盟とも無関係なため見逃すことになる。
アルバムではワギリバッテリーの開発に成功し、人類を前進させたきっかけを作った事が示唆される。
彼女のその後の物語はパワポケ12へと続く。
立花ポポ
3に登場して黒野博士やたかゆきと行動を共にしていたバッタ怪人。
人間とバッタの寿命を足して2で割った寿命になっており本作で引退。
寂しくなった黒野博士によって、記憶をそのまま移したクローンの立花2号が生み出される。
オレンジ
7で登場したヒーローの生き残り。ピンク・芹沢真央（ブラック）と共に行動していた。
ピンクがブルーのことを引き摺っているのはわかっていたが、「姐さん」と呼んで慕い生活能力のない彼女を養っていた。
主人公の勘違いでサイボーグ扱いされ逮捕され、結果的に大神の研究所に連れ込まれてバラバラに解剖される。
正史だったらしく、彼の遺体から作られたスーツは後の作品でカズが使用するパワードスーツに流用された可能性がある。
リン
主人公の知り合いの女情報屋。本作のバグ枠。
寿命を削るような情報しか渡してこない。茜ルートで活躍する。
主人公に密かに思いを寄せているような描写がいくつかあるが、紆余曲折を経てシスコンになる。
後の作品でも登場。シスコンぶりが見受けられることから、ある程度は茜ルートを通ったことが示唆されている。
小野映子
ホッパーズ選手食堂のお姉さん。やはりバグ枠。
黒幕と違って早い内からサイボーグ同盟の仲間である事は発覚するが、穏健派でありテロには内心で反対している。
展開次第では隊長に殺される。
サイボーグ同盟のリーダー
ホッパーズの選手として紛れ込んでいる。その正体は石中学。
ミニゲームでサイボーグ同盟のテロリストを捕まえていくと彼に肉薄する事が出来る。
彼を追い詰めるとサイボーグ用に作られたアンドロイドの悲哀、工場を執拗に破壊しようとしていた理由。
そして主人公と同じく野球を好きになっていきホッパーズを日本一にさせたかった人間味が語られる。
彼に協力するかどうかで手に入るアルバムが変化する。
上川辰也
美空シナリオで登場する違法サイボーグ。
サイボーグ同盟と袂を分かっていたのは某彼女候補と喧嘩したから。
隠しシナリオなので影が薄い上に、某リーダーや某彼女候補に比べると同情の余地があまりない。
裏サクセスでは小悪党キャラとして使われることが多い。
彼女候補
白瀬 芙喜子
主人公の同僚。性格テストを除いた入団テストで主人公に次ぐ成績で負けた事から何かと執着している。
実は今回の事件の真相を知っているが、それを隠し主人公のバックアップにまわっている。
ロマンチストな性格でビターエンド至上主義。髪が濡れると外見の印象がかなり変わる（主人公談）。
実は坂田博士に作られたアンドロイドであり、彼女がロマンチストなのは四路智美の遺伝子が使われていることに起因する。
2種類あるアルバムは共にビターエンド。後の作品にも登場し、「14」で彼女が迎える結末もやはり本人が望んだビターエンドだった。
森 友子
主人公の中学時代の同級生。
しかし、付き合いを続けるうちに徐々に二人の記憶の間にズレが生じ始める。
その正体は暗示機械を埋め込まれたサイボーグであり、勿論主人公の同級生などではない。
だが主人公と敵対する気はなく、彼女の正体を掴めないと主人公の記憶を消してしまう。
「寝技」が得意なようで、彼女とつき合うとやたらと体力が減って弾道が１上がる。
彼女のシナリオでは湯田と白瀬の嫉妬と友情溢れる人間味が印象深い。
バッドエンドは主人公は記憶があろうと消されようと帰ってこない友子を公園のベンチで待ち続けるというもの。
彼女と再会するには選手を15人以上登録することと白瀬の助力が必要不可欠。
雪白 冬子
ホッパーズ付近の高級住宅街に住む大学生。「9」に出てくる野崎維織の親友。
ツンデレっぽいがスタッフ曰くあれはツンデレではないらしい。
若干世間ズレをした感覚を持っている。ちなみに雪白家は裏の世界では有名な暗殺家なんだとか。
裏サクセスではかなり優遇される傾向がある。しかも大体強キャラ。
高坂 茜
公園の”アカネハウス11号”に住んでいる高校生。コレ、イエジャナーイ！
アホ毛が特徴で、初対面の主人公を唐突に兄と呼んで慕う。
緑髪彼女の特徴に漏れず、イベントがとても多い。本作のギャルゲークンポケット。
また、茜のみ”彼女”ではなく”妹”になる。
常に笑っている明るい子だが、リンに調査を依頼することによって彼女が抱えている問題を知ることができる。
普通にプレイしていればあまりバッドエンドになることはないが、そのバッドエンドはある意味で非常に悲惨なものであり、トラウマになったプレイヤーも少なくない。
星影 ヒヨリ
電脳街の電波系アイドル。白瀬の天敵。
持ち曲「ラブラブビックバン」を歌いながら「悪の宇宙人と闘うヒヨリ星人」を自称する痛い人だが、実は全部本当。
本作での「結ばれるハッピーエンドがない枠」だがあんまり鬱らないのは何故だ。
余談だが、シリーズ唯一のCV付き彼女候補でもある。
紺野 美空
パワポケポイントの必要な彼女候補。だが「7」の真央や「9」の奈津姫と違って本筋には関わってこないためか影が薄い。
中学生のように見えるが実は２０歳という合法ロリ。
上川の暗示と自身の特異体質によって怪盗レッドローズとして暗躍しており、（警察の警備のずさんさも手伝って）毎回秘宝などを盗み出す。
また、怪盗として活動時の服装、言動などからか後の裏サクセスではネタキャラとして書かれている。うっわー、はずかしい格好！
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関連項目
- パワプロクンポケットシリーズ
- 白瀬終了のお白瀬
- ラブラブビッグバン
- うっわー、はずかしい格好！
- コレ、イエジャナーイ！
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