フォデスとは、ファイアーエムブレム聖魔の光石に登場する魔王である。
概要
その昔、マギ・ヴァル大陸を絶望の闇に陥れた魔王。魔物の群れの頂点に立つ存在。
強靭な力を持ち、その拳は形ある物すべてを砕き、その眼光は生けし物すべてを眠りに誘う。
太古の英雄達の活躍により5つの聖石に封じられ、ルネス、フレリア、ジャハナ、ロストン、グラドの5ヶ国によって代々管理されている。その中でもグラドの聖石はフォデスの魂が封じられており、ファイアーエムブレムと呼ばれている。
グラド帝国皇子リオンは聖石の力で重度の火傷を負った少女を救ったことから、聖石の力を使って民を救うことを決意したが、ある日未来を予見する魔法で、将来グラドに大地震が襲いかかることが判明。それから約1年後、皇帝ヴィガルドが急逝。リオンは藁にもすがる思いで聖石の力を使い、彼を蘇生させることに成功。
しかし、蘇ったヴィガルドは抜け殻同然の状態でしかなかった上、力を行使した際、聖石から闇の力がより凝縮された「魔石」が分離、そのはずみで魔王フォデスの魂が復活し、リオンの身体が乗っ取られてしまう。こうして災害を止めるどころか大陸の危機が訪れる事で不幸にも物語の幕が開けてしまう。
その見た目や設定が何処となく某ファデスを彷彿させたり、その身体が5つのアイテムに封印されていたり、何かと某☆漫☆画との共通点がよくネタにされる。
皇子リオン
グラド帝国の皇子。上記により魔王フォデスに取り憑かれてしまう。
本来は心優しい美少年なのだが、フォデスに憑依された状態ではその美顔もやさぐれた顔つきになり口調も荒々しくなる。主人格にはリオンの意識もまだ共有しており1人で問答を繰り返したり急に悲しんだり側から見れば情緒不安定に見えるかもしれない。
物語の終盤にてエイリーク・エフラムの手によりリオンは息絶え、そうして宿主の身体に封印されていた魔王フォデスも開放され現世への完全な復活を遂げる事となる。
性能
兵種 | Lv | HP | 力/魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 体格 | 移動 | 装備 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
魔王 | 20 | 120 | 23 | 20 | 18 | 10 | 25 | 25 | 25 | 2 | 滅びの魔拳 不浄の魔光 漆黒の悪夢 |
※ステータスは難易度やさしい/ふつうのもの。むずかしいではHP以外の全能力+1~2。
HPは味方の最大値(60)の2倍、攻撃・防御どちらにも優れており、さらにそれぞれの専用装備でステータスが強化されるためラスボスとして遜色ない強さに思える。また、専用装備は上記の効果を持っておりいずれも強力。
しかし、聖魔の光石は前作及び全前作の高難易度モードで投げ出すユーザーが続出した反動かかなり初心者に配慮した仕様となっており、ファイアーエムブレムシリーズの中でも結構難易度が低め。
当然ラスボスである魔王フォデスも例外でなく、
- 兵種が魔王=魔物扱いなので双聖器の魔物有効と司祭の魔物特効が効き、余程ダメージソースに困らない。特に司祭なら双聖器どころか普通の光魔法でもOK。[1]
- なお、魔王らしく数ターン毎に魔物を召喚するが、召喚されるのは低級魔物ばかりでたやすく蹴散らせる。
- 初期装備が滅びの魔拳(射程1)なので魔法や弓で一斉に殴れば無傷で倒せる。何なら司祭でパージぶっ放しまくってもいい。
という扱いになっており、シリーズ最弱のラスボスだの魔王(笑)だの言われる羽目に。[2]
この批判が届いたのか、海外版では初期装備が不浄の魔光になっており、反撃もできずやられるという出オチにはならなくなった他、魔物召喚時に強い魔物も召喚されるようになった。
そして次回作のラスボスは極端に強い調整をされる事となった。誰があそこまでやれと
ファイアーエムブレムヒーローズ
原作ではさんざん魔王(笑)だのラスボス(笑)だの呼ばれていたが、2023年1月に神階英雄として紋章の謎の大賢者ガトーとともに実装。理の神階英雄で、兵種は無色獣重装。闇じゃないのかよというツッコミはなしで
無色獣重装ということでカイネギスや闇エーデルガルト同様、化身すると攻撃+2かつ自動で遠距離反撃が発動、ステータスも彼ら同様固い、強い、おそいを極め暴力に特化している。先に出た二人との違いは「絶対化身・追撃」で化身条件が無条件になり、さらに常に絶対追撃になるという点。
武器「滅びの魔拳」は、自分のHPが25%以上なら戦闘中敵の攻撃・守備-6かつ相手の奥義カウント増加量-1、自分の奥義カウント増加量+1、敵から攻撃された時、追撃ダメージを80%軽減する上、専用スキル「漆黒の悪夢」は敵から攻撃された時または敵のHPが75%以上なら戦闘中敵の攻撃・守備-10かつ最初に受けた攻撃ダメージを30%軽減、さらに戦闘後、敵の周囲4マス以内にいる未行動の敵を強制的に行動終了させる、と耐久面を更に強化する上に後続の妨害までしてくるという、原作での汚名が嘘のような強さとなっている。
加えて「鎧の護り手・遠間」で周囲2マス以内の味方が間接攻撃された際、代わりに戦闘に参加して殴り返すというある意味王らしい一面も見られる。
ただし、例によって耐久面を割合軽減で補強している点もあるので奥義以外でのダメージ軽減を無効化するユニットには滅法弱い点に注意。
関連動画
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関連項目
脚注
- *なお、司祭の魔物特効は倍率3倍、双聖器の魔物有効は倍率2倍なので実はイーヴァルディよりもアルジローレで殴ったほうがダメージが出る。
- *ちなみに封印の剣のラスボスイドゥンはほぼ同じステータス傾向かつ遠距離攻撃に対し無力という共通点はあるが、神将器含め封印の剣及び神竜石以外の武器で特効は受けないため意外とタフ。
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