ペルソナ3ポータブル(Persona 3 Portable)とは、アトラスから発売中のロールプレイングゲームである。
概要
ペルソナシリーズの1つ『ペルソナ3』の移植版としてPlayStation Portable向けに2009年11月1日発売された。略称は「P3P」。
『ペルソナ3フェス』の本編『Episode Yourself』を基に女性主人公などの様々な新要素を追加した移植版だが、後日談である『Episode Aegis』は収録されていない。
2023年1月19日に本作のリマスター版が各ストアで配信された。グラフィックスの高解像度化・最適化や中断セーブ機能が追加されている。
Nintendo Switch版はともかく、PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam版でもタイトルはそのままなせいで矛盾していることにツッコんではいけない。
主な追加要素・変更点
女性主人公の追加
CVは井上麻里奈。ファンからの通称は「ハム子」。
性格は男性主人公と異なり活発で快活、ドラマCD等では人当たりの良さや面倒見の良さを見せる。時折、異様にノリの良い反応を示す。
今回の移植版の目玉となる新要素。女性主人公を選択する事によって以下のような変化が。
- ストーリーや会話内容・選択肢などが変化。女性主人公のみのイベントも。
- メニュー画面やウィンドウの色がピンクに。
- BGMが新規のものに変更。
- ベルベットルームの案内人をエリザベスか新キャラ・テオドア(CV:諏訪部順一)のどちらかから選択可能に。
- コミュの相手・内容などが変化。
- 最初期ペルソナ・オルフェウスのデザイン変更。
なお、『ペルソナ3』のリメイク作品『ペルソナ3 リロード』は男性主人公のみで性別は選べないので注意。
日常パートのシステム変更
これまでは主人公を直接動かして移動したり、他のキャラクターに話しかけたり、といった従来のRPGによくみられるタイプのものだった。
が、今回の移植版では、マップに表示されるカーソルを動かし、キャラクターにポインタを合わせ会話する、というようなものに変更。
ペルソナ4にあった1ボタンでのショートカット移動も搭載。
また、授業やコミュ、イベントなどは、2Dの一枚絵にキャラクターが表示され進行する、といったものとなり、日常パートは全体的にアドベンチャーゲームのようになった。
そのため、これまでポリゴンモデルしかなかったサブキャラクターなどにもバストアップ絵が追加された。
移動の冗長さ解消や読み込み頻度の減少などで快適さを得ると同時に、恐らく容量の節約も図ってのシステム変更と思われる。
難易度の追加
従来の難易度「EASY」「NORMAL」「HARD」に加え、最も易しい「BEGINNER」、最も難しい「MANIACS」が追加された。
戦闘システムの変更など
全体的にペルソナ4のシステムを取り入れ、改良されている。
仲間に直接指示を出すことが可能に。戦闘バランスも見直されている。
4で好評だった「かばう」、「食いしばる」、「待機」が「ガード」となる、といったシステムが実装。
「ダウン」の仕様や総攻撃の演出なども4に準拠したものになった。
また今回主人公の装備は男性が片手剣、女性が薙刀(どちらも斬属性)に固定となっている。
ペルソナ関連
ペルソナ4に登場したペルソナの追加、一部ペルソナのデザイン変更。
ペルソナの育成や通販などによって「スキルカード」を入手できる。
使用することによってペルソナに任意のスキルを習得させられる。カードの複製も可能。
ミックスレイドは消費アイテムとなり、特定のペルソナを宿してなくても、アイテムさえあれば発動可能に。
その他
- 装備品の追加。
- 体調システムの微調整。
- コミュイベントの一部がボイス付きに。
- カレンダーにコミュの履歴(ランクアップや休日の誘いなど)が記載されるように。
- OPテーマが『Burn My Dread』から新曲『Soul Phrase』(歌:喜多修平)に変更(無印のOPも収録されている)。
- 「失踪者探索」追加。次の満月までに失踪した人物をタルタロス内で見つけないと影人間化してしまう。
- さまざまなバトル問題が出題される「ヴィジョンクエスト」追加。全部クリアするとあのキャラと…。
関連動画
OP
PV
プレイ動画
関連コミュニティ
関連項目
ペルソナシリーズ | |
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ゲーム(本編) | 異聞録 - P2罪/罰 - P3 - P4 - P5 |
ゲーム(移植・外伝) | P3F - P3P - P4G - P4U/U2 - P4D - PQ |
アニメ | P3M - Pts - P4A/P4GA - P5A |
関連リンク
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