Pluto(曖昧さ回避)
- ローマ神話の冥界の王(冥王)。ギリシア神話の「ハーデース(ハデス)」にあたる。ハーデースは後に豊饒の神としてもあがめられるようになり、その後ローマに入ったため、別名の「プルートーン」(原義:豊かなもの、繁栄)がラテン語のプルートー (Pluto) となった。
- 冥王星…太陽系の準惑星。従来太陽系の第9惑星とされてきたが、2006年に準惑星と改められた。
- Pluto…コナミの音楽ゲーム「Dance Dance Revolution SuperNOVA 2」の収録曲。兄弟曲としてPluto The First、Pluto Relinquishがある。ニコニコ動画でPlutoのタグが付く動画の大半は、これら3曲のいずれかを指す。本項で解説。
- ミッキーマウスのペットとして登場する犬。同時期に発見された冥王星から名づけられた。「プルート」の記事を参照。
- 浦沢直樹の漫画「PLUTO」。原作は手塚治虫『鉄腕アトム』のエピソードの一つ「地上最大のロボット」。
- 『初音ミク』を起用してオリジナル曲を制作する、VOCALOIDプロデューサーの一人。
→PLUTO(VOCALOIDプロデューサー)※準備中 - 「冥王星、再生する者」(Pluto, the renewer)…ホルストの組曲「惑星」に付加するために作られたコリン・マシューズによる曲。この曲を含んだ組曲「惑星」を通称「惑星(冥王星付き)」という。
- ゲーム『OMORI』の登場人物。「プルート(OMORI)」の記事を参照。
3. Pluto 概要
「Dance Dance Revolution SuperNOVA2」の隠しボス曲。アーティスト名は「Black∞Hole」、作曲・編曲はNAOKIである。CS版「beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS」にも移植されている。
アレンジ版として、「Pluto Relinquish」(同じくDDR SuperNOVA2収録)、「Pluto The First」(DDR HOTTEST PARTY収録)がある。
DDR SuperNOVA2は隠し曲のテーマが「太陽系」になっており、太陽系の内側から外側に向けて、星の名にちなんだ曲が順に解禁されていったが、「Pluto」「Pluto Relinquish」の2曲だけは、インターネットランキングに連動した他の惑星曲とは別に、隠しボス曲枠として隔離されての解禁となった。これはSuperNOVA2稼動前年の2006年に、冥王星が準惑星となって惑星から外されたことにちなんでいる。
Pluto
DDR
|
2007年11月8日のアップデートで、ENCORE EXTRA STAGE専用曲として登場した、SN2第2の隠しボス曲。後に順次条件緩和し、最終的に無条件解禁された。
譜面速度は50~220BPMと、最近の他のボス曲に比べてあまり速い方ではないが、無音状態でタイミングの計れない1歩目や低速部分の密集譜面がいやらしい上、至るところに設置された譜面停止ギミックのために体勢を崩しやすく、停止タイミングの暗記が重要。CHAOS(BEMANI)と同様、初見殺しの代表曲と言われている。
1ミスで即ゲームオーバーになるENCORE EXTRA STAGEでは涙を呑むプレイヤーが続出した。
SP | DP | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
習 | 楽 | 踊 | 激 | 鬼 | 楽 | 踊 | 激 | 鬼 |
6 | 9 | 12 | 14 | 16 | 9 | 13 | 14 | 17 |
beatmaniaIIDX
譜面速度は50~270とDDRより速くなっている。IIDXの仕様上BPMは0にはならないが、停止場所がBPM50になるため、DDR同様曲・停止タイミングを覚えなければクリアは難しい。
SP | DP | ||||
---|---|---|---|---|---|
NORMAL | HYPER | ANOTHER | NORMAL | HYPER | ANOTHER |
8 | 11 | 12 | 8 | 11 | 12 |
Pluto Relinquish
2007年12月20日のアップデートで、ENCORE EXTRA STAGE専用曲として登場した、第3の隠しボス曲。こちらも後に無条件解禁された。アレンジは2MBこと浅見祐一。Relinquish(リリンクィッシュ)とは「(権利等を)放棄する」という意味で、やはり冥王星の準惑星降格にちなんだネーミングである。
開幕直後の無音状態からいきなり超高速で大量の矢印が押し寄せる、という心臓に悪いスタートで有名。訳も分からず即ゲームオーバーになったプレイヤーは数知れない。その後も譜面速度はほとんどが400BPM(フリーズアロー部分は800BPM)、低速密集地帯では100BPMと容赦がない。そしてラストは高速53連打が待ち構えており当時DP譜面をクリアした人は世界で1ケタしかいなかった。そして多くのプレイヤーは「こんなもの人間ができるか!」と叫んだのであった。
過酷な高速ステップを踏みさばける者だけがクリアできる、当時は「DEAD END -"GROOVE RADER" Special-」、「PARANOiA ~HADES~」と並ぶDDR最強曲の一角であった。が、とある譜面の登場により、最強曲の座を奪われる。
上位譜面はボス曲そのもの、BASIC譜面ですらBASIC全体で見て高めの難易度を持っている一方でBEGINNER譜面はこの立ち位置の楽曲では珍しく足5とかなり控えめの数値。47ノーツしかなく[1]、配置もかなりスカスカなのだがその分1つでもgood・greatが出ると大きくスコアを削られる……という違った意味で難しい譜面となっている。
DDR A20でDP踊譜面の難易度が15→14に下降している。
略称は「プリン」。難易度ごとに「BEGINNER(水色)=ペパーミントプリン」「BASIC(黄色)=カスタードプリン」「DIFFICULT(赤)=苺プリン」「EXPERT(緑)=抹茶プリン」「CHALLENGE(紫)=紫芋プリン」と、イメージカラーに応じた味が付けられている。おいしそう。
SP | DP | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
習 | 楽 | 踊 | 激 | 鬼 | 楽 | 踊 | 激 | 鬼 |
5 | 12 | 14 | 17 | 18 | 12 | 14 | 18 | 18 |
Pluto The First
2007年10月25日にWiiで発売された家庭用バージョン「DanceDanceRevolution HOTTEST PARTY」の隠しボス曲。アーティスト名はWHITE WALL(NAOKIの別名義)。
AC版ではDDRX2で収録された。AC収録順では「Pluto」「Pluto Relinquish」よりも後だが、Plutoシリーズの中では最も最初に登場した楽曲。
譜面速度は50~440BPM。
50の部分では矢印が詰まっており、440の部分では4分同時押しや8分押しの矢印が降り、さらにPluto同様、連続的な譜面停止ギミックが存在する。BPMの幅が広い上、最高速部分はFAXX等をはじめとする400BPM群よりも速い440BPMであるため、ハイスピードオプションを合わせにくい。そもそも、初出であるHOTTEST PARTYにはハイスピードオプションそのものがなかった。
攻略するためにはPluto Relinquishより速く踏み、さらに停止部分を覚えなければならない。ハイスピをどう使おうがおぞましい譜面である。
ちなみに停止タイミングがPlutoと一部共通している。(例:中盤にあるBPM440のパートの1回目の停止。また、終盤の連続停止は、Plutoの2回目の連続停止とタイミングがぴったり合う。ただしこちらのほうが停止回数が少ない)
後に海外版DDRX2で鬼譜面が追加された。オブジェの配置自体はあまり変わらないものの、踏んではいけないショックアローが壁の如く満遍なく配置されている。そんなカオスな譜面はファンの間では「白壁」と呼ばれている。
そして2010年11月2日、AC版DDRX2でもノンストップコース「Pluto Story」の中に「冥」と共にこの曲の姿があった。2011年1月1日~1月3日の3日間は無条件で解禁されており、その際上述の鬼譜面も収録されていたことが発覚した。海外で作られた譜面が国内に収録されるのはΔMAX鬼に続いて2度目となる。
現在は全て通常解禁されている。X3でDP踊・激譜面がそれぞれ14→15,17→18に昇格している。
SP | DP | |||||||
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習 | 楽 | 踊 | 激 | 鬼 | 楽 | 踊 | 激 | 鬼 |
8 | 10 | 14 | 17 | 18 [SA] |
10 | 15 | 18 | 18 [SA] |
関連項目
- Dance Dance Revolution / DDR
- NAOKI
- プリン
- CHAOS(BEMANI)
- こっちみんな
- 振り向き厨
- 初見殺し
- みんなのトラウマ
- 宇宙
- BEMANIシリーズの楽曲一覧
- 音楽ゲームのボス曲一覧
関連動画
脚注
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