工藤有希子とは、「名探偵コナン」の登場人物である。
概要
言わずと知れた名探偵、工藤新一の母で、世界屈指の推理小説家工藤優作の最愛の妻(ワイフ)。
元世界的女優。旧姓は藤峰(ふじみね)で、結婚を機に弱冠20歳で芸能界を引退した37歳のおばさ…おねえさん。 名前は「峰不二子」と彼女の初代声優を務めた「二階堂有希子」からとられている。ただし声は不二子ではなくクラリス。というかむしろ夫の声的に一刻館の管理人さん。
蘭の両親とは同級生で、帝丹高校在学時には英理とミスコンでバトルを繰り広げたが、小五郎のせいで勝敗はつかなかった。英理とは現在でも張り合うことがあるものの(英理の容姿を「コンサバメイクの年増の女王様」と皮肉った)、仲は良好である。英理の娘である蘭を幼少期から可愛がっており(あの両親に教わったとは思えない蘭の料理の腕もおそらく有希子が料理を教えたため)、周囲に蘭との関係を聞かれて、未来の娘かもしれないと答えている。
群馬県出身なのに、土佐弁を操る(中の人の影響)。女優時代の経験から各地の方言をマスターしている模様。英語も堪能で、新一が中学生の頃から最近まで夫とロサンゼルスに住んでいた。世界的には優作の代表作『闇の男爵』シリーズから「ナイトバロニス」(闇の男爵夫人)の愛称で親しまれている。日本に来てまでアルファロメオ・アルファGTVに乗るほどの車好きで、運転技術に優れる。平気でスピード違反を犯し、車は何度も修理している模様。オートバイの免許も持ち、コナンと二人の事件の時は鼠捕り(警察)対策の為か、コナンを自身の胸の中に収納するという荒業を披露した。またピアノも弾ける。
女優時代に、役作りの為、変装の得意なマジシャン(黒羽盗一)に弟子入りした経験があり、自身及び他人を別の人物に変装させる技術を持つ。←有希子曰く、盗一氏は「私の出会った七人の騎士(ナイト)」の一人らしい。この技術は後に料理の技術と共に師匠と声がそっくりな赤井秀一に教えることとなる。
特に身内の変装が得意である。シャロン・ヴィンヤード(ベルモット)とはその頃からの親友である。彼女が黒の組織の一員であると知り、自らも組織との戦いに協力することを選択する。ベルツリー急行での戦いでベルモットと対峙した際、その理由を「相手が銀幕のスター(シャロン)なら日本の伝説的女優である私をキャスティング」すべきだと言い、見事な演技力でベルモットを出し抜くことに成功する。
教育に関しては放任主義で少々暴力的(げんこつなど)←新一が立派に育ったのが不思議なくらい。
情熱家かつ目立ちたがり屋。楽天的な性格で、おばさん呼ばわりを嫌うゆえの本音なのか息子への配慮なのかはともかくとして新一の幼児化を「自分まで若返った気分」と喜んでいる節がある。
コナンになってしまった新一を心配しており、優作と共に度々帰国しては新一の様子を確認している。夫同様イタズラ好きであるため、自身の変装術を駆使してコナンに会うことを好む。
初登場時には存在自体があり得ない江戸川コナンの母・江戸川文代(偽名)となり、コナンと視聴者をガチでビビらせた。(後にこの姿で、コナンの養育費として1000万円を小五郎に手渡している。)
小さくなった新一(コナン)の写真をコレクションしており、本人にバレないよう撮影するため有名人の権力を使って家を借り探偵事務所を盗撮したこともあった(親子とはいえ犯罪です)。
灰原哀に関しては、コナンからの情報で彼女の全てを知っているようである。息子が幼児化し組織と関わる原因となった毒薬を作った張本人であるから、怒りなどの感情が湧くのが普通であるが、その点について有希子が灰原に対して最初どんな印象を持ったかは定かではない。ただ、有希子は灰原との対面時に彼女がコナンに気があることを見抜き、コナンに灰原を守るように言っていることから、そこまで悪い印象は持っていなかったようである。有希子には息子に対する絶対の信頼があり、二人の関係性を見て灰原を信じることにしたと思われる。(ベルツリー急行でも「新ちゃん曰く」哀ちゃんはもうこっち側の人間だから[ダークサイドではない]と言っている。)
コナンが新一であることを知らない人たちには、コナンは自分の「遠い親戚」ということにしてなんとかごまかしている(私の祖父の兄の娘のいとこの叔父の孫)。しかし、幼なじみの藪内広美には嘘をつきたくなかったのか、ロサンゼルスで産んだ「息子2号」(=新一の弟)ということになっており、そのときたまたま現場にいた群馬県警のへっぽこ刑事こと山村ミサオもコナンが有希子の息子であることを知っている。
関連動画
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関連項目
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