ニコニコ大百科

現代のハードボイルドを担っているのは、ダニエル・クレイグ版007シリーズとジェイソン・ボーンシリーズかな。

>>75
アメリカ的ってのは貴君が好む英国流の優雅さは確かに欠けるかもしれんが
知的なのは間違いない。マーロウもクイーンも言うまでもなく優れた知性を持っている
また、ギャングというのも言いがかりだな。ハードボイルド探偵の動機はギャングとは異なる

ハーレム作品の元祖なんだよね
一匹狼の主人公がＴＵＥＥＥして、毎回違った美女を物にする
源氏物語とか言われることもあるけど、ＳＡＯとかは明らかにハードボイルド系

数は少ないけどハードボイルド系の女主人公が大好物なんだよなぁ

女主人公のハードボイルドと言うと攻殻機動隊かな？

ブラックラグーンもそうじゃね？

>>92
ハードボイルドって要はアメリカ社会における理想のいい男だからなあ。
ヒーローを求めると共に合理性を尊ぶあの社会では、優れた知性はむしろ当然のものと言える。
と言うか、ヒロインの好みが無駄に行動的な直情型のバカ女なので、そうでもしないとストーリーがツッコミ不在の恐怖になって、一気にシュールギャグになってしまうw

>>93
ハードボイルドの主人公は人間関係をキープできない孤独な存在だから
ハーレムものとは違うと思う
毎回違うってことは毎回別れる（家族を作らない、家庭を持たない、守るものを持たない）ってことだし

女性主人公のハードボイルドで隠れた名作といえばアニメの009-1
あれは原作を超えてる

毎回女を取っ替え引っ替えしている印象だけど
絶対、くっ付くことはないけど、離れることもない
秘書みたいなポジが居るの好き

探偵ではないしイギリス人だけどジェームズ・ボンドがハードボイルドの代表例みたいな感じある。
まあ、カクテルが好きで紅茶を泥水と言うイギリス人なせいかもしれないけど。

>>99
神宮寺三郎の洋子さんとか、コブラのレディがそれに当たるかな
女性キャラは、徹底的に記号化されてるから、オタクに嫌われそうでいて
一周回って、近寄られもしないという稀有なジャンルだな

ハードボイルドって、主要キャラとは、基本的に、ギブ＆テイクの関係だからなぁ

・主人公が、自分をアウトローと自覚しているから多くを求めない（→目的があるなら、別）
・仲間とは、対等の力関係というわけではない（→そもそも、主人公の社会的地位は低い。ただルールは設ける）
・師匠、先輩的なキャラは居ない（→居ても、利用されてるか、死ぬ）
・恋人、可愛い後輩キャラは居ない（→居ても、利用されるか、死ぬ。という毎度、とっかえひっかえ）
・家庭を持ってることはあるけど、家族が活躍することはほぼ無い（→あくまで、主人公が帰る場所。人質にはなる）
・称賛を求めない。それも、謙虚な姿勢というわけではない。自分が駄目人間と自覚しているから。
　（→むしろ、活躍を利用されて、事件が起こることがある）
・主要キャラ以外との人間関係は、毎度リセットされる。あまり、レギュラーが増えることも好まない（→ただ減る）
・基本的、主人公の実績は積み重なることはない。それもリセットされる（一部の過去の話が無くなったわけでない）

大体、こういうパターンが結構見られるな

アメリカンスタイルだと、タフガイではあるけど、色々な理由で、居場所を求めて彷徨っていたら、
探偵（他の職種でもいい）になったってパターンが割と見られる気がするな

他の探偵と違って、正義感や、知的好奇心を満たすために事件を解決するんじゃなく
自分が、探偵であり続けるために、事件を解決するって、目的と手段が逆のようにも見られる
（ただ、正義感や、事件への興味が全く無いわけでもない）

>>93 >>96
ハーレム物の流れの元がハードボイルド作品にあるって解釈でおｋ？
設定や書き方次第で印象が変わる典型だな

ヒロインもおらず師匠もおらず、レギュラーキャラは減る一方ってハードボイルドも
あんまり多数派には見えないしなぁ

>>104
記号化された主人公が、いかにもな美女と関わったことで
事件に巻き込まれ、ロマンスを繰り広げていくってのが、ハードボイルドの大まかな構成だから割とあってるかもな

普通の探偵小説と違って、人間ドラマ（ただ物語を飾り立てる演出は少ない）＞事件のベクトルだから

ミステリー好きにも、ストーリー目当てのミステリー好きにも好まれて無い感もある。シリーズ全編が、ホームズのボヘミアの醜聞みたいな感じだし。読んでる最中じゃなく、読後の余韻を楽しむような感じが割と求められてる

最近は、本格ミステリ本を閉じて犯人当てに悩むのも面倒になって来たので、
ハードボイルド小説がお気に入り

ハードボイルドな主人公というとウォッチメンのロールシャッハを超えるキャラはいないと思う

定時ニュースと同じ感覚で見るのが個人的な楽しみ方

アメリカというのは自由主義（リベラリズム）の社会で
自由は突き詰めれば個人主義、個人主義は究極的には孤独・孤立への道だから
アメリカンハードボイルド＝私立探偵は、『究極に独立した自由な一個人』であるのと同時に
『自由とは孤独のことである』と結論して描くための主人公像なんだと思う
だから根なし草、一匹狼で、社会の浮浪者（ドリフター）、都会のカウボーイ、現代のアウトロー、最後のガンマンなんだと思う
現代的な価値観（社会の連帯）にそっぽを向いて生きる、みたいな

作者曰く、野原しんのすけもハードボイルドらしい。故に真正面から笑った顔を描かないのだと。

っていうかスネーク入ってないの意外だな

>>110
ジャッジアイズの主題歌がめっちゃそんな感じの歌詞だったな
「馴染めない群れから離れてみた」とか
「偽って群れるぐらいなら気ままで一人でいりゃいい」とか
あれはハードボイルドを表現した歌だったのか

最近のラブコメってハードボイルドになりつつあるよね。
主人公が独立した存在で如何にもな美女と付き合って色んな人と所々で出会って物語が出来上がる、ハードボイルドを現代ラブコメに適用したらこんな感じになるって感じ。
最近流行してる着せ恋の主人公って完全にハードボイルド属性だもん。

ヒロインにあっさり手を出すようなのは好きじゃない
シェーンやワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエストみたいに、自分の様なアウトローには相応しくないと、幸せを願って静かに去っちまうようなタイプが好き

ヒロインがいるにしたって、そんな不器用な男だからこそ、側にいる「物分かりの悪い」女も映えるってもんよ

君の好みなんてこの世で1番どうでもいいな
チラシの裏にでも書いてな坊や

チラシの裏より上等なつもりだったのか？

ハードボイルドでも何でもないものを、拡大解釈でハードボイルドとか言ってる様な所を

女をとっかえしないのがハードボイルドとは言わないが、女をゲットしていくのがハードボイルドでもないからな
女をゲットしていくのがハードボイルドなら、ヘラクレスもクー・フーリンも大国主もヤマトタケルも光源氏もハードボイルドになるわ。でも、ハードボイルドが生まれたのはいつの時代だ？

女をうんぬんは、神話の時代からあるヒーロー譚の定形図
単にヒーロー譚の要素も入ってるハードボイルドも多いってだけだ

生島治郎の追いつめるを読む
どこからどうみても山口組にしかみえない敵組織は作中ではややご都合主義に倒れたが現実では令和になっても存在してるのと一大シリーズになってるようだが今生島の本は入手しにくくなってるのが悲しい

男の美学（ダンディズム）をハードボイルドと言ってる人が割といる気がする

元は冷戦前期以前のアメリカの文化であるものを日本に探そうとすれば、
よほど禁欲的に第三者視点を維持しないと「俺の望む男の美学」になってしまうからな