こうのとり(コウノトリ)とは、鳥類の一種(漢字:鸛、英語名:Oriental stork)である。
曖昧さ回避
概要
コウノトリ目コウノトリ科に属する。学名はCiconia boyciana。
体長110~115cm、翼開長160~200cmにもなる非常に大型の水鳥。
食性は完全な肉食性。魚やザリガニ、カエルやネズミなどの小動物を捕食する。しばしば鶴や鷺と間違えられる。食物連鎖の頂点に位置するため天敵はほぼおらず、しいて言えば同種が生まれた時からのライバルである。
ヨーロッパでは「赤ん坊はこうのとりが運んでくる」「こうのとりが住み着いた家は幸せになる」という言い伝えがある(厳密には現地に生息する近縁種のシュバシコウのことを指している)。
この言い伝えは世界各地に伝達され、日本などでも有名な言い伝えとなっている。
日本では先述の通り長らく鶴と混同されてきた。例として「松の木のてっぺんに止まる鶴」の絵があるが、実際に松の上に止まれるのはコウノトリである。(鶴は松の上に止まることができない)
なお、日本列島で繁殖するこうのとりは絶滅が危惧されており、現在豊岡市などで人工繁殖・再野生化の試みが行われている。
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関連項目
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