チルチャックは憤っていた
いわゆる”恋愛至上主義者”たちを チルチャックは心底軽蔑している
長らく迷宮探索を続けているが この仕事で最も厄介なのは仲間内の色恋沙汰だ共に苦難を乗り越え育まれた人間関係が ひと晩で崩壊する空しさは忘れがたい
最近ようやくその手の空気が一掃されて快適だったのに
先日の”告白”が彼女の好奇心を大いに刺激してしまったこと
また彼女がそういう類の人間だったことに チルチャックは憤っていた
概要
本作の主人公であるトーデン兄妹が率いる冒険者パーティーの初代メンバーの一人である魔術師。
本編開始3年前、冒険者としての経験を積み自分のパーティーを立ち上げることとなったライオスが雇い入れた内の一人である。ライオスと「いい仲」になりかけたが、その立場を利用してパーティーの行動に対するリーダーの決定権に干渉する、金銭面で優遇を受けるなど利己的行動を繰り返し、それを他のパーティーメンバーから苦情を受けたライオスから直接指摘されるや否やあっさりパーティーを離脱した。その後の動向は不明。
彼女の本編中の出番は当記事冒頭引用文の太字部分のコマを含めても2コマのみ(両方共回想シーン中)であり台詞すら存在せず、副読本である『ワールドガイド』を含めてもさしたる記述があるわけではない。にもかかわらず「『あの』ライオスを誑かした女」というインパクトの強さ故か少なくない読者に強い印象を残すこととなった。
人物
自身の美しさを利用して異性をたぶらかし、若干の不正な利益を得ることをためらわない人物。パーティー外に恋人を持ちながらも美形のパーティーメンバー2人(リーダーのライオスと侍のシュロー)に対し色目を使っていた。その無節操さからチルチャックからは婚活女と呼ばれており、本編完結後に出版された『ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版』で名前が判明するまでは読者からもそう呼称されていた。
一方危険の多い迷宮地下4階に危なげなく到達できるパーティーのメンバーでもあり、魔術師として相応の実力はあったと思われる。
関連する人物
- ライオス・トーデン
所属していたパーティーのリーダー。極度の魔物好きであり一見すると色仕掛けに引っ掛かるような性格には見えないが、世間知らずかつ他者の良心を疑わない性格で、しかも男社会の兵隊出身であり、むしろアシビアのような女性にとって御しやすい人物なのかもしれない。 - シュロー
所属していたパーティーの侍。ライオスと同じようにアシビアからアプローチを受けていたがライオスとは違い当初から迷惑に感じていた様子である。 - カーカブルードのナマリ
所属していたパーティーの戦士。借金返済という切実な理由から迷宮に潜っていたためかアシビアとは折り合いが悪かった様子である。 - チルチャック・ティムズ
所属していたパーティーの鍵師。冒頭引用文の通り長年の経験からパーティー内恋愛を強く警戒しており、むろん実害が発生しているライオスとアシビアの関係にも厳しい目を向けていた。 - マルシル・ドナトー
アシビアの後任の魔術師。アシビアと同じ「ライオスが連れてきた美女」という属性からか当初パーティーメンバーから強い警戒を受けた。彼女も彼女で冒頭引用文の通り恋愛話が無二の好物であり、アシビアについての顛末を知るために他のパーティーメンバーと友好的な関係を築こうとし、結果的にライオスの信頼を取り戻すのに貢献した。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ライオス・トーデン
- ファリン・トーデン
- マルシル・ドナトー
- チルチャック・ティムズ
- イズガンダのセンシ
- シュロー(ダンジョン飯)
- カブルー(ダンジョン飯)
- デルガル・メリニ
- ケレンシル家のミスルン
- マルシルの地元の郷土料理
- 愛らしいエルフの負け犬
- シスル(ダンジョン飯)
- 思ったよりヤバイのが出てきたな どうすんだこれ
- 世界中の人間がお前になびくと思うな(好き)
- 1日3食しっかり食べて睡眠をとってる俺たちのほうがずっと本気だった!!
- うんちから森ができる
- カーカブルードのナマリ
- メリニ村
- ヴァリ家のパッタドル
- イヅツミ(ダンジョン飯)
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- センシはいつもかっこいいよ
- キメラ(ダンジョン飯)
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