ドラゴンも焼けば美味い!!!
ダンジョン飯 (Delicious in Dungeon) とは、九井諒子作の漫画である。『ハルタ』にて連載された。2024年1月よりテレビアニメが放送開始。
※重大なネタバレを含む箇所は文字反転やスクロールをしないと見られないようにしてあります。
ダンジョン飯 | |
漫画 | |
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作者 | 九井諒子 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載 | ハルタ |
掲載期間 | 2014年2月[1] - 2023年9月 |
巻数 | 全14巻 |
アニメ | |
監督 | 宮島善博 |
製作 | TRIGGER |
放送期間 | 2024年1月 - |
話数 | 全?話 |
漫画・アニメテンプレート |
概要
これまで中短編集を発表していた九井の初の商業長編漫画。
『乙嫁語り』や『坂本ですが?』(連載終了)、『健全ロボダイミダラー』『狼の口』といった曲者が揃う『ハルタ』誌において、この作品も「ダンジョンを攻略しながら魔物を狩って調理する」という異色の漫画である。
出版社側に「そんなに売れないだろう」と思われたせいか、第1巻の初刷部数は少なかった。(念のため付け加えておくと『ハルタ』そのものが発行部数2万部程度のどマイナー誌(ただし書籍扱い)である)しかし予想に反して店頭・通販共に品切れが続出し、そこからも注目を集めた。
オリコンのデータでは
第1巻が2015年7月19日付で累計37.2万冊
第2巻が2015年8月24日付で発売週22.5万冊
受賞歴は
コミックナタリー大賞2015 1位
このマンガがすごい!2015男性部門 1位
ストーリー
舞台はとある村の地下墓地に広がる大ダンジョン。「このダンジョンの最深部に、1000年前に我が『黄金の国』を滅ぼした『狂乱の魔術師』が居座っている。彼奴を倒した者に、我が国の全てを与える」と告げ塵となって消えた黄金の国の王の言を信じ、多くの冒険者たちが最深部を目指して集うようになった。
本作の主人公、ライオスもその一人。自らのギルドメンバーと共に最深部へ挑んだライオスは、炎竜・レッドドラゴンに遭遇する。実力は十分、勝てるはずだった戦いは、メンバー全員の空腹から来るキレの悪さによって全滅の危機に瀕してしまう。倒れ伏したライオスたちに向けて、転送魔法を発動させ危機から救ったのはライオスの妹・ファリンであった。
取り残され、炎竜に食われたファリン。身を挺してパーティーを救ってくれた妹をすぐにでも救い出したいライオスだったが、財産はダンジョンに置き去り。ギルドメンバーも二人抜けてしまう。財もなく食料調達もままならないパーティーでなんとか最深部を目指そうと、ライオスはある決断を下した。
特徴
「ウィザードリィ」や「世界樹の迷宮」などの階層型地下ダンジョン攻略ゲームを思わせる世界観を持ち、ダンジョンにまつわる舞台設定が詳細に描かれている。
ダンジョン攻略にかかる経費や、ダンジョン周辺の宿場町の存在、またダンジョンでどのように「稼ぐ」のか、その経済的側面にも触れていたり、物語のメインである魔物の生態や調理方法 まで博物誌的に描いている。その設定のリアルな細やかさも魅力的。
死亡しても生き返る手段がある世界観であり、みじん切り状態から蘇生した者もいるらしい。ライオス一行も死亡経験はあるようで、死がさらっと扱われているが、よく考えると結構エグい。
登場人物
冒険者たち
富のため、名声のため、あるいは迷宮に関する知識のために冒険する人々。
トーデン兄妹のパーティー
主人公であるライオス、ファリン兄妹とそのよくわからない人脈により構成された冒険者パーティー。迷宮制覇に最も近いパーティーと目されていたが、深層での壊滅と仲間割れにより少人数での探索を余儀なくされる。
ライオス・トーデン
種族:トールマン
性別:男
出身:北方大陸
クラス:戦士
年齢:26歳
CV:熊谷健太郎、依田菜津(幼少期)
本作の主人公。冒険者歴は4年ほどながら、強豪パーティーを率いるリーダーである。が、いきなり物語冒頭でメンバーふたりに抜けられ、残ったふたり(マルシルとチルチャック)にまで「あいつは死んだら置いていこう」と冗談交じりに囁かれたりもするので人望は微妙。幼少からの生き物好きが高じてダンジョンの魔物にまで並々ならぬ興味と知識欲を抱いており、その姿勢はまさにマニア・オタクのそれである。
パーティーをかばって炎竜に食われた妹・ファリンを助け出すため、「魔物を食料にしながら最下層を目指す」と言い出した張本人。それは財産をすべて失ったという止むに止まれぬ理由だけでなく、「魔物がどんな味がするのか知りたくなった」というごく私的な動機も含まれていたため、チルチャックにはサイコパスとまで言われる始末。
性格は穏やかで沈着冷静、戦士としての実力・胆力も一流だが、魔物マニアとしての好奇心と実行力も見境なし。戦闘にもそれは生かされており、初見殺しの多い魔物相手にライオスの知識と対処で無事切り抜ける局面は多い。しかし…
- 魔物図鑑を携帯し、覚えこんだ知識は早口で披露
- 金属製の「動く鎧」であっても、どうにかして食べられないか試みる
- 人喰い植物の種を持ち帰って地上で栽培しようとする
- 中にモンスターが潜んでいる「動く鎧の剣」を愛剣にし、ついでにそのモンスターもこっそり飼育
- 聞くだけで操られるはずの人魚の歌を完コピし、さらに人魚に合わせて歌って人魚側をドン引きさせる
- 幼少期から一緒に育ったとはいえ犬の鳴き真似が異常に上手く、聞いた者は驚愕を通り越して引くレベル。さらにはそのまま犬になりきってしまいモンスターに飛びかかる。
などなど、底なしの探究心から来る異常な行動の数々はなかなかにきもちわるく、魔物食に精通したセンシですら冷たい目で見ることも。
一方で人の心には疎く、雰囲気や空気を読むのが絶望的に下手くそ。人望が微妙なのはこのあたりが原因。行動原理自体はお人好しで、推理力や観察眼もあるにはある(それがパーティを救ったこともある)のだが…
道中で仲間の負担を減らす意味もありマルシルに魔法の手ほどきを受け、魔導書の読み方や初歩的な魔法などを習得。だが初心者ゆえか魔法を使うとひどい魔力酔いをおこし、倒れて動けなくなった。また魔力酔いの症例としては珍しい幻覚を見る事があるが、慢性化しつつあり本人もさすがに不安になってきている。
ケン助
獅子の兜の動く鎧との戦いでライオスが得た、生きた剣。鍔に翼の装飾が付いている。ガタガタしたりぬめぬめしたりするが、所持者のライオスの助けとなることが多い。好気呼吸を行い人語を解することができると思われる描写がある。
ただし臆病な性格であり、炎竜との戦闘時には肝心な場面でライオスの手から逃げだし、一行を唖然とさせた。
名付け親はライオスだが、あまりに酷いネーミングセンスにガタガタ震えて抗議した。
ファリン・トーデン
種族:トールマン
性別:女
出身:北方大陸
クラス:魔術師
年齢:23歳
CV:早見沙織
ライオスの妹。回復・補助魔法を得意とする。細目でほほが赤い。冒頭で炎竜に食われた彼女を救出するため、最深部の炎竜を倒すのがライオスたちの目的である。マルシルも認める実力の持ち主で、除霊が得意。手荒な除霊法をできるだけ避けようとする博愛主義者の一面も描かれている。
幼い頃より霊術の才能に優れ、魔法を学ぶため魔法学校に入学。そこで出会ったマルシルとは無二の親友。「よく授業をサボる落ちこぼれ」と周囲に見られていたが、独自に学校の近くの自然ダンジョンの生態系を調査するフットワークの軽さと鋭い観察力を持つ。兄との仲も良好。
一行がどうにか炎竜を倒した際には肉体は骨だけしか残っておらず、肉体と魂との繋がりも切れかかっている非常に危険な状態であったため、マルシルの苦肉の策である古代魔術によって炎竜の血肉を使って再生された。
だがこれによって肉体と魂が炎竜と融合してしまい、炎竜の主人である狂乱の魔術師に支配される事になってしまった。これによって肉体がキメラ化され、正常な意識もほぼ失った状態となってしまう。
後にライオス達と交戦し、負傷して逃亡した。
ここからは一行の目的はファリンを元に戻すため狂乱の魔術師を探すこととなる。
余談だが、Wizardryに於いて脱出転送魔法・ロクトフェイトは僧侶系の高位魔法である。Wizardryを下敷きにしているのであれば、彼女も僧侶として相当な実力の持ち主と推察される。
マルシル・ドナトー
種族:エルフ(ハーフエルフ)
性別:女
出身:北方大陸
クラス:魔術師
年齢:100歳前後?50歳
CV:千本木彩花
ライオスのパーティーメンバーの一人。他のエルフと比べて丸めの長い耳と可愛らしい顔、素直で表情がころころかわる愛嬌とナイススタイルを持つ。ただ、本作ではそのリアクション芸の多彩さからオチ要員・顔芸担当でもあり、残念な姿や顔になる事が多い。自称「魔法学校はじまって以来の才女」。
ファリンとは魔法学校時代からの親友で、炎竜に喰われてしまったファリンを救い出すためギルドに残り、最深部に挑む。
魔法学校時代から編み上げ続けた愛用の杖に「アンブロシア」と名づけている。
魔法使いとしての実力は一流で、その知識は広く深い。冒険者としても、攻撃魔法を主軸に補助・回復・蘇生魔法まで扱える魔術のエキスパート(ただし杖が無い状態だと戦闘力は落ちる)。また、密かに禁忌とされる古代魔術の研究も行っていた。運動能力は「どんくさい」と評されるが、歩きキノコを杖で撲殺したり、チルチャックをかばいながら動く鎧と立ち回ったりするなどそれなりにパワーはある模様。「ポンコツな実力者」の一面と明るく素直な性格も相まって、パーティーにも読者にも愛される存在である。
なおエルフと言えば「高貴で、美しく、聡明で、人間とは交わらない」 存在として描かれがちであり、実際本作に登場する多くのエルフもそうなのだが、当のマルシルは「庶民的で、どんくさく、ツッコミやリアクション芸も辞さない」 愉快なキャラクターである。魔物飯も当初は「ヤダーーーー!」と顔芸込みで全力で拒否していたが、食べ始めると一番美味しそうに食べているのも彼女。
上述の通り古代魔術は現在は黒魔術と呼ばれ、禁忌とされているため研究の事は秘密にしていた。
だが通常の蘇生術ではファリンを救えないと判断し、古代魔術の事を打ち明け使用に踏み切った。
狂乱の魔術師が使用する強力な古代魔術にテンパりながらもギリギリ対応することが出来ていた。
チルチャック・ティムズ
種族:ハーフフット
性別:男
出身:東方大陸
クラス:鍵師
年齢:29歳
CV:泊明日菜
ライオスのパーティーメンバーの一人。ハーフフットで、容姿は子供に見えるが立派な大人。ダンジョン冒険歴は少なくとも5年以上と、結構古参の冒険者。戦闘能力は低いが、すばしっこく手先が器用。鍵開け・罠解除、近道の発見など、ダンジョン攻略には欠かせない盗賊スキルのエキスパート。また、職業柄か裏社会や黒い噂などにも詳しい。
罠から仲間を守るため多少神経質なところもあり、ギルドの中では一番精神的に大人。父親は既に他界しており、別居中の妻と成人した3人の娘がいる。同族のために組合を組織し、島のハーフフットの顔役となるなど、面倒見は良い。
年齢は29歳だが長寿種族のエルフやドワーフにすればかなり若いようで、マルシルやセンシからは子供扱いされている。
ルーキー時代の様々な経験から金銭面ではドライだが義理堅くもあり、「前払いで仕事を請けたから」と言うだけで、過酷な道のりであろうファリン救出行に文句も言わず同行を名乗り出た。
ルーキー時代に何度も酷い目にあった為、ミミックを毛嫌いしており、ミミックにくっついたり、罠や仕掛けの間に生えて作動不良を起こすテンタクルスも嫌っている。
魔物食に関しては、安全が担保されていればそれほど拒否反応は示さない柔軟さを持つ。
イズガンダのセンシ
種族:ドワーフ
性別:男
出身:東方大陸・イズガンダ
クラス:戦士
年齢:112歳
CV:中博史、大隈健太(青年期)
ファリン救出のためにダンジョンに潜ろうとした際にライオスのパーティーに加わる。センシとはドワーフ語で「探求者」を意味する。
角付きのプレートヘルムを被り、立派なヒゲをたくわえている。背中には大量の荷物の他、調理用の大きな鍋を背負っている。武器は大斧。一人でダンジョンを行き来しているため戦闘能力も高い。
魔物食に初挑戦したライオス一行の素人ぶりを見かね、魔物食に興味を持ってもらえるならと、ライオス達が食べようとしていた大サソリと歩き茸に、高級食材の干しスライムを加えた水炊きを振る舞った。一行の目的(妹の救出=レッドドラゴン打倒)を聞き、ドラゴン食べたさにそのままパーティーに加わる。
10年以上ダンジョンにて魔物食の研究をしており、魔物全般やダンジョン内外の動植物への造詣が深い。料理の腕前は素晴らしく、魔物食に拒否反応の強いマルシルすら毎回唸らせる。「栄養不足は魔物より恐ろしい」を持論に、限られた食材で栄養管理もこなす。ただし思考の根っこが「料理」なので、パーティーの面々(主にマルシル)と微妙に噛み合わないやり取りをすることも。
ドワーフ族として優秀な戦士ではあるが、鉱石には全く興味がなく武器の目利きも出来ない。そのためもあり他のドワーフ達とは距離を置いている。大の風呂嫌いで魔法嫌いであったが、一行とふれあううちにいくらか改善されている。
長年のダンジョン暮らしのためか、ダンジョンのオーク達とも知己。チルチャックを若造扱いする程度には歳をとっており、物腰はマイペースだが、魔術を嫌いながら「魔術の充満するダンジョン」に何故か住み続けている謎多き人物。
イヅツミ
種族:トールマン(獣人)
性別:女
出身:東方群島
クラス:忍者
年齢:17歳
CV:神戸光歩
半人半獣の女性忍者で、大きな耳と猫目、尻尾を持つ。身体能力は非常に高く感覚も鋭敏。それらを得るため人為的に獣の魂と融合されたらしく、本人は呪いと呼んでいる。融合した獣が何かは明言されていないが、見た目も性格も猫そのものである。
シュローのお供の1人(その時点ではアセビと呼ばれていた)だったが、マルシルが黒魔術を使えるという事を知り、キメラ化してしまったファリンを見た事で「魂を融合させられるなら元にも戻せるはず」と思い、自分の身体を治させるためマルシルを脅迫した。
実際には一度融合してしまった魂を引きはがすのはマルシルには不可能であり、古代魔術に長けた狂乱の魔術師なら魂の分離ができるかもしれないと聞き、ライオス一行に加わる事となる。
加入した経緯が経緯であるため、当初はライオスたちとの仲は険悪で身勝手な言動や単独行動が目立っていたが、なんやかんやで一行に馴染みつつある。
もとは見世物として所有者と土地を転々としており、最終的にシュローの父に買い取られたという経歴を持つ。そのためか食事のマナーが非常に悪く、極度の偏食家でキノコは嫌いだからと捨てた事でセンシを激怒させるなど、育ちが悪く粗野な性格が目立つ。だがスプーンの持ち方は自ら直すなど素直な面もある模様。
余談だがセンシの調理したリゾットに入っているニンニクは問題無く食べられている(猫にニンニクやネギを与えてはいけません)。
衣装の違いこそあれ、汚いことをしていたという発言や忍者刀と脇差を所持しているなど共通点から見て、予告漫画に登場した猫耳の女性と同一のキャラクターと思われる。
カーカブルードのナマリ
パーティーの初代メンバーの一人だった女戦士。物語冒頭でパーティーを抜けた。斧使いで男勝りの性格をしている。小言が多く世話焼きな姉御肌の人物。年齢は61歳だがドワーフとしてはまだ若者(トールマン換算で24歳程度)である。一般的なドワーフらしく武器の扱いにはうるさい。またトールマンとは比べものにならない程腕力が強い。作中では即興でボウガンでの狙撃を頼まれた際に、使ったことがないにも関わらず敵の急所を1発で撃ち抜いた事があり、才能の良さがうかがえる。金銭面に問題を抱えていたため金払いのいいタンス夫妻のパーティーに合流したが、ファリンの事は気にはかけていた様子。後に(第19話)ライオスらと再会したが、ライオス達がモンスターを嬉々として調理している姿を見て愕然としていた。
父親は「武器屋」と呼ばれるドワーフ達を統率する有力者だったが、多額の着服によって島主と決裂。以来島でのドワーフの立場が悪くなったため娘のナマリも他のドワーフ達から距離を置かれるようになった。
地下迷宮で冒険者が死亡慣れすることに危機感を持っており、常に死の恐怖を忘れるなと若い冒険者に警告している。
シュロー(半本俊朗)
種族:トールマン
性別:男
出身:東方群島・ワ島
クラス:サムライ
年齢:26歳
CV:川田紳司
物語冒頭でパーティーを抜けたサムライ。本名は半本俊朗(ナカモト・トシロー)。
実家は名家だが、武者修行のために家来を連れて島に訪れ、ファリン離脱までは1人でライオスのパーティーに所属していた。
寡黙で実直な性格で、非常に腕の立つ剣士でギルドの攻撃の要として連携のトドメを担っていた。
ファリンに心底惚れ込んで(ライオスだけ気づいていなかった)すでに求婚までしていたが返事は保留されていた模様。
色々な問題を1人で抱えこんでしまう癖があり、ギルドを抜けたのも身内を頼って独自ルートでファリン救出に向かうのが最も早いと判断したためだった。まともな食事もとらず寝る間を惜しんでダンジョンを潜っていたが、結果的には三食食べてしっかり寝ていたライオス一行の方が先に炎竜まで到達している。
ライオスは彼を親友だと思っていたがシュロー視点では微妙な関係で、どちらかといえばファリンとの仲に踏み込んでくるお邪魔虫のような存在だった。ファリンの蘇生とキメラ化に関してライオスと殴り合いの喧嘩になったが最終的には和解。
ファリン救出はライオスに任せて、自身は黒魔術を使用した事で国に居場所がなくなるであろう一行を故郷に迎えられるよう手配すると言い残し帰国しようとしたが、地上での騒動に足止めを食らっている。
ワーンツ
シュローの前任者でパーティーの初代メンバーの一人。ファリンに惚れていたようだがパーティーにはあまり馴染めなかったので離脱した。
アシビア
マルシルの前任の魔術師でパーティーの初代メンバーの一人。ライオスと「いい仲」になりかけたがその立場を利用してパーティーを引っ掻き回した上で離脱した。チルチャックからは「婚活女」と呼ばれている。彼女の行動の為に後任のマルシルはメンバーの信用を勝ち取るために苦労することとなった。
迷宮初心者たち その1
地下1階ですれ違った若者パーティー。歩き茸に壊滅させられた。
某エルフ「この程度の魔物に総崩れじゃ向いていないんじゃ……」
迷宮初心者たち その2
バジリスクに壊滅させられかけていた所をライオス一行に遭遇し九死に一生を得たパーティー。
何回やっても何回やっても地下2階が抜けられないよ。
ドニ
新米パーティーのリーダー。農家出身で、広い世界に憧れて冒険者となった。
フィオニル
(ハーフエルフ)
よく泣く可愛いエルフと評判の魔術師。パーティーを組むために島の冒険者に手当たり次第に声を掛けていたドニにエルフと知らずスカウトされて以降彼と行動を共にしており、今では恋人のような仲である。
その正体は西方エルフのスパイ。任務を放り出してドニのパーティーに参加しているため、カナリア隊が島に上陸した際は姿を眩ませていた。
金剥ぎの一団
トーデン兄妹が新米冒険者だった頃に所属していたパーティーで、主にダンジョン内の城壁を覆っていた金を剥ぐことで稼いでいた。
金剥ぎのリーダー
トーデン兄妹のかつての雇い主。兄妹から稼ぎのほとんどを騙し取っていた。
ダンダン
チルチャックが組織している組合のメンバー。トーデン兄妹が自分達のパーティーを立ち上げる際に初代メンバーの一人として参加し、抜ける際に後任としてチルチャックを紹介した。
金剥ぎのドワーフ
カブルー一行
期待の若手冒険者たち。
他の多くの冒険者ギルドとは違い、カブルーの迷宮の解呪と魔物の根絶という理想に同調したメンバーが集まった珍しいパーティー。
カブルー
種族:トールマン
性別:男
出身:西方大陸・ウタヤ
クラス:戦士
年齢:22歳
CV:加藤渉
ギルドのリーダーで人間観察が趣味。判断力に長け、冷静に状況を見極めて対処する事が出来る有能なリーダー。15年前に迷宮の膨張によって滅んだ街ウタヤの生き残りで、魔物と、迷宮についての知識を独占する西方エルフによる専制を憎んでいる。
巻き毛に褐色肌のハンサム、フランクで柔らかい物腰の一方で、利他的な行動をしながらもよく悪人に騙されるトーデン兄弟を人間に興味が無いと断じたり、理想のためなら何のためらいもなく殺人を行うなど冷酷で底知れない面がある。
実力もあり戦闘能力も高いが、見るのも嫌なほどの魔物嫌いゆえに知識不足な点が否めず、宝箱に潜んでいた宝虫に気づかず毒で全滅したり、目を覚ました直後の地下4階で人魚(哺乳類)の歌を防ぐために全員が耳に栓をしていた為人魚(魚類)の群れの接近に気づかず再び全滅させられてしまうなどしている。
そのため魔物好きなライオス一行が迷宮を制覇するかもしれないことに対して警戒しつつも期待もしている。
リンシャ・ファナ
地元住民による虐殺により滅ぼされた東方からの流民グループの唯一の生き残りで、保護先のカナリア隊員から動物のような扱いを受けたことでエルフに対し強い嫌悪感を抱いている。
カブルーとは同じ施設で育った幼馴染で、いつもきつく当たっている反面恋心を抱いている様子。
攻撃魔法に長け、強力な雷の魔法を使用できるが詠唱が長いのが弱点。
ホルム・クラノム
穏やかな性格。一度に色々な事が起こると固まってしまう癖がある。
精霊魔法に長け、ウンディーネ(水の精霊)やノーム(地の精霊)を使役する。ウンディーネにはマリリエという名前をつけかわいがっていたが、ファリン戦で失ってしまった。ノームの名前はエシエといい、身を守るバリアの様な役割を果たす。
サデナのダイアモンド
代々封鎖された迷宮の入口を監視する一族の生まれで、迷宮の謎を知るために家出して冒険者になった。
ミックベル・トマズ
種族:ハーフフット 性別:男 出身:東方大陸・カーカブルード
前髪パッツンの金髪を後ろで縛っている女性的な髪型。ハーフフットとしては大人の年齢だが少年のように振る舞う。
冒険者になる前はカーカブルードのスラムで窃盗や詐欺を働いていた。
クロの雇い主(飼い主)でもあり、薄給でこき使っているらしいが信頼はされており、自身もクロをかわいがっている。
クロ
奴隷商に囚われていた所をミックベルに解放されて以来雇われ(飼われ)ている。
母国語を理解できるカブルーのことも信頼している様子。
優れた嗅覚で様々なものを判別することが可能。
頭はあまり良くないように見えるがミックベルに内緒でカブルーを師に語学や社会情勢について勉強している。ミックベルのことを子供だと思い込んでおり、自分と会うまで天涯孤独だった彼の支えでありたいと思い行動している。
フロッカ一家
タンス・フロッカ
島主の相談役。口やかましく人使いの荒い老人だが治療師としての腕は確か。
カーカブルードの権力者に依頼されて、ダンジョンに施された「人の魂を束縛する呪い」を初めとする古代呪術を研究しており、島主には西方エルフの圧力に屈せず研究を進めることを進言している。
ヤーン・フロッカ
タンスの妻。穏やかな性格で、常にタンスに連れ添い共同で研究している。
カカ・フロッカ
褐色の肌を持つタンス夫妻の養子。双子のキキと共に夫妻の護衛をしている。無口。
各地を放浪する一族に生まれたが幼い頃に口減らしのために酒場に捨てられ、馬小屋で寝泊まりしていた所を夫妻に拾われた。
キキ・フロッカ
目元にあるホクロが特徴的で、おっとりとした独特の話し方をする。
ボウガンを使うがそもそも冒険者ではない事もあり、あまり腕は良くない。本来戦闘要員ではないためか。
シュロー一行
シュローがファリン救出のために頼った、彼の故郷の家に仕えている腕利きの精鋭達。マイヅル以下全員が女性で、シュローの事は坊ちゃんと呼ぶ。
メンバーは全員動物の名前が入った花が名前の由来となっている模様。
マイヅル
半本家に仕える、シュローの幼少期から世話をしてきた養育係の女性。本名イヨ。
島の魔法とは系統の違う東方系(和風)の様々な呪術を用いる。鶴の翼のような袖のある白い装束を着ている。
シュローの世話をする事に無上の喜びを覚える一方で時にその思いが暴走する事もある。年齢はそこそこ行っている模様。
イヌタデ
巨大な金棒とドワーフすら締め上げる程の怪力を武器とする女性戦士。本名ヒジョウヒ。
元力士で、偶然初土俵を見に来ていたシュローの父により引き取られた。あどけない顔立ちとは裏腹に、大柄で頑強な体躯を持つ。
頭の回転はよくないが、性格は素直。常にお腹をすかせていてとにかくよく食べる。初登場時点でシーサーペントを「大根と煮たらうまいのでは」と発言しており、魔物食にも抵抗はなさそう。
ヒエン
女忍者の1人で目が細く長身な方。本名ナカ。
シュローとは幼馴染だが成人してからは疎遠となっている。
ベニチドリ
アセビ(イヅツミ)
女忍者の1人で黒子のような衣装で全身を隠している。
マイヅルにはイマイチ信用されておらず、また彼女もよく思っていない様子。
ファリンとの戦闘時に姿をくらまし「足抜け」してライオス一行の前に姿を現し、マルシルを拘束してマイヅルに仕掛けられた逃亡防止用の呪術の解呪を要求している。その後の詳細は上記。
ダンジョン周辺に暮らす人々
島主
種族:トールマン 性別:男 出身:島・メリニ村 CV:飛田展男
ダンジョンの位置する島の現在の統治者。ダンジョン発見前は下男の一人も雇えない弱小領主だったが、発見後はダンジョンの富を利用して贅沢な暮らしをしている。
元は一介の小領主であるためか冒険者の増加による治安の悪化や迷宮が発見されたことによる西方エルフとの外交問題に有効に対処できておらず、カブルーには「人間に興味がない」と評される。
ならず者たち
地上では暮らせないガラの悪い方々。年々増加している。
死体回収屋
CV:真木駿一(リーダー)、村井雄治(蘇生師)、新倉健太(蘇生所受付)
ダンジョンで行き倒れた冒険者を回収、地上に運び蘇生させることで一定の手数料を得ている人々。麻痺程度ならその場で回復させる技術はある。
人の弱みにつけ込んだり補助金目当てにわざと深層で魔物に冒険者を襲わせるなどガラの悪い輩もいる。
オークたち
黄金城の迷宮に住むオークの一族。普段は第5階層に居住しているが、炎竜の出現によって住処を追われて以降は第3階層にある人間の拠点で略奪生活をしている。
ゾン
族長。センシとは野菜の取引などをしており顔見知りだが、余裕のなさからライオス一行を拘束。野菜などを没収したのち炎竜討伐を条件に解放する。
人間を敵として憎みながらも一族の利益のために取引を行い、炎竜が狂乱の魔術師が直接使役する魔物であることを知った上でその責をライオス一行に自然な形で負わせるなど柔軟さとしたたかさを持つ人物。
少なくとも3人の妻を持つ。
バハイ[2]
ゾンの息子。無邪気で可愛らしい。好奇心旺盛なようで人間であるライオス一行を怖がらずに話しかけている。
センシ曰くゾンの幼少期にそっくり。
リド
ゾンの妹でオークの隊長。男勝りで義理を重んじる性格。
兄を深く尊敬しながらも人間との戦いに消極的な方針に憤りを感じている。
黄金の国
狂乱の魔術師により1000年もの間迷宮に囚われている王国。魔術師を倒した者はこの国を手に入れるとされる。
シスル
「狂乱の魔術師」と呼ばれる迷宮の主。
褐色の肌、銀色の髪を持つ小柄なエルフの少年。
常識外れの魔力を操りダンジョン「黄金の迷宮」を作り上げ、デルガル国王の「民を守ってほしい」という言を拡大解釈し「不死の呪い」をかけて千年以上にわたって支配している迷宮の主。
デルガルとは幼馴染で、行方をくらませた王の身を案じて探している一方、冒険者達を「簒奪者」「盗賊」と罵って容赦なく攻撃する。
現在では多くの国民や元国民の霊に嫌われているか忌避されているようだが、狂ってしまっているせいか気付いておらず、彼の主観では今も国王と民を守るために行動している。
レッドドラゴンなど、直接使役しているいくつかのモンスターを殺すと現れ、怒りを買って攻撃される事になる。またそれらモンスターには特に強力な不死の呪いがかけてあるらしく、ドラゴンの肉を使って蘇生したファリンはドラゴンと魂が融合してしまい、彼に操られてしまう事となった。
初登場は王国での過去の出来事が描かれた「動く絵画」の中であったが、ライオスとの再遭遇の際にその事を覚えていた事からどうやら彼に関しては出入り自由と思われる。
デルガル・メリニ
シスルによって黄金の国ごと地下に囚われ続けていたが、ある日助けを求めて地上へ向かい、村の地下墓所で「魔術師を倒した者には我が国の全てを与えよう」と言い残して塵になって消えてしまった。
フリナグ・メリニ
種族:トールマン 性別:男 出身:東方大陸・メリニ CV:大塚芳忠
デルガルの父王で、シスルを道化師として黄金城に招いた。デルガルの結婚式の日に暗殺された。
エオディオ・メリニ
デルガルの息子。幼い頃から病弱で迷宮の力によって生きながらえており、ヤアドが幼い頃に迷宮からの脱出を試みたためにシスルによって魂を抜かれてしまった。
ヤアド・メリニ
「翼持つ剣をたずさえた者 狂乱の魔術師を打ち倒し この国の新しい王となるであろう」という予言を信じて黄金郷にライオス一行を招きもてなす。
黄金郷の住民
CV:杉村ちか子(フリナグの妻)、野村香菜子(侍女)、真木駿一、峯田大夢、中村カンナ、小林大紀、いとうさとる、林瑞貴、夏谷美希、島田愛野
かつての黄金の国の国民で、「不死の呪い」によって1000年以上生かされ続けている。
多くの住民は食事の習慣がなく、味覚さえ失っているが自我を保つために農場や魔物牧場を維持しており、時折ダンジョン内のオーク達に食糧や酒を提供している。
呪縛から逃れるために村から脱走するものもいるが、徐々に肉体と自我を失い悪霊と化してしまう。まだ自我を残している霊は狂乱の魔術師への反発のためかオークや冒険者たちに協力的である。
有翼の獅子
黄金の国の守り神。本来決まった名前や姿は無いが人前には翼の生えた獅子の姿で現れる。ダンジョン内の石像や甲冑、硬貨にその姿がかたどられている。
西方エルフ
物語の舞台である島よりはるか西に位置する絶対王政のエルフの最大国家。
ヘイメア
「強い伝統主義者」と呼ばれながらも柔軟性も併せ持つ統治で200年以上にわたり西方エルフに君臨している女王。連絡用妖精を使い本国から直接カナリアを指揮する事もある。裸族。
カナリア隊
エルフ王が世界各地に迷宮の調査と制圧のために派遣している調査隊で、目的のためなら多少の犠牲も厭わない。隊員は貴族が国への忠誠を示すために差し出した「看守」と不法に古代魔術に関わり耳に切れ込みが入れられている「罪人」からなり、高い戦闘能力を持つ。
ケレンシル家のミスルン
隊長。銀髪とエルフには珍しい黒い眼を持ち、両耳を半分失っている無表情な男性。右目は義眼。
作中では、隊の大半を船に残し、精鋭であるパッタドル、シスヒス、リシオン、オッタ、フレキを連れて先遣隊として島に上陸する。
方向音痴だが強力な転移魔法の使い手であり、敵を地中に埋めたり敵の身体に石や木片を転送したりして攻撃する。
中央の有力貴族の出であり、かつては外見・能力ともに優れた青年だったが、約40年前に一隊員として調査に訪れた小規模な迷宮で、全てにおいて劣っているはずなのに跡取りに選ばれた兄への嫉妬や不義の子としての出自から来る心の闇を悪魔に付け込まれ迷宮の主となり、結果として悪魔への復讐心以外の全ての欲求を悪魔に食い尽くされ食欲や睡眠欲すら感じない体となってしまった。
ヴァリ家のパッタドル
ミスルンのパートナーであるカナリア隊最年少の看守。ノームの様な顔のつくりをしている。
結界魔法の他、蘇生術なども扱える万能型の魔法使い。
保守的で真面目な性格で、いつも囚人たちに振り回されては怒鳴り声を上げている。
経験が浅いためか、いざ戦闘になると慌てたりピンチになって泣きながら結界に閉じこもってたりする事もあるが、落ち着いていれば強固な結界などで援護する優秀なサポーターとして活躍する。
ミスルンに深い敬意を抱いている様子。
シスヒス・オフリ
額に刺青のある褐色肌の罪人。過去に殺人教唆や詐欺など様々な犯罪を犯しており嗜虐的な物言いを好む。
幻覚魔法の使い手。この魔法を使って、平気で人を陥れたり、気に入らない奴を殺させようとしたりと、作中屈指の危険人物。欲を失いまともに生活が出来ないミスルン隊長を操って介護サポートしていたが、ある時パッタドルにムカついてミスルンに殺させようとしたら幻覚を跳ね除けられ、その時から隊長には一目置いている。
リシオン
半裸で胸に刺青のある罪人。自らの身体に施した古代魔術によって獣人に変身することができる。
ミスルン率いる先遣隊の中では唯一の前衛。そのためか、ライオスたちと一番接触する機会が多い。
彼の他種族に対する偏見があまりなく現実的に物事を考える性格のおかげで、ライオスたちは彼からエルフたちの持っている重要な情報を得る事になる。
オッタ
少年のような見た目の腕に刺青のある罪人。人身売買やハーフフットの女性に対する淫行の罪により拘束された。
隊の中では比較的真面目な性格をしているがロリコン呼ばわりされると怒る。
地形を操る魔法を使う。
フレキ
まつ毛の長い囚人。薬物中毒者でいつも陽気に笑っている。使い魔を操る。
リシオンと仲が良い。
トール家のミルシリル
元副長。優秀な剣の使い手であり手足に多数の傷がある。過保護。
内向的な性格で他のエルフからは距離を取っており、周囲からは「陰気なミルシリル」の二つ名で呼ばれる。
現役時代、悪魔に欲求を食われ廃人になりかけたミスルンを救った。
現在では他種族の孤児を引き取って世話をしており、カブルーも彼女の元で育ち剣の腕を磨き学問を身に付けた。
ソーン家のフラメラ
冷静に物事を判断できるが短気でもあり、不甲斐ない他の隊員をよく怒鳴り散らしている。また、エルフ以外の短命種をナチュラルに見下す発言も多いが、力ある者や約束を果たした者を種族問わず素直に認める潔さもある。
物体操作魔法の使い手。ファンネルのように大量の剣を空中に飛ばして敵を攻撃する技が得意で、ハーピー程度の魔物なら瞬殺するほど。ナマリやシュローたち凄腕の冒険者たちやオークの一団と敵対しそうになっても、「まとめてかかってこい!」と啖呵を切るくらい戦闘力には自信があるようである。
女王の異父妹の孫という家柄の上で黒曜石の肌・銀の体毛・赤い瞳という西方では「真の王族の証」とも呼ばれる非常に珍しい身体的特徴を持つ。同じ身体的特徴を持つ双子の姉が女王の養子として連れ去られた上で謎の死を遂げたことで女王を一方的に嫌っている。
女王の手から逃れるために志願してカナリア隊に入隊したが、皮肉にも女王との血縁関係のために危険な現場からは遠ざけられている。
やたら沸点が低いキレっぷりは、そういった複雑な事情から来ているらしい。
エリケ
フラメラのパートナーである看守。古代魔術の知識の売買によって拘束された元囚人だが人手不足の為に採用された。
グレーのロングヘアなのだが、本編中はずっとフードを被っているので分かりにくい。褐色肌。
ミーシル
フラメラが担当する囚人。大きな犯罪は犯していない(罪状は一応詐欺とされている)が人手不足のために採用された。使い魔を操る。
金髪ストレートロング、中性的な顔立ちが多いエルフの中にあって分かりやすく美少女顔、喋り方も可愛い、と人気要素てんこ盛りで、出番が少ないのにも関わらず登場してすぐにたちまち読者の心をかっさらっていった魔性(?)のエルフガール。
ライオス達が使い魔の中で暴れても、苦悶の顔を浮かべよだれを垂らしながらも耐えて任務を遂行しようとするリョナ要素健気な一面も人気の一つ。
ファンからは、本編中には名前が出てこない事から「使い魔ちゃん」と呼ばれるほか、ライオスを「へんたいトールマン」呼ばわりした事から「へんたいトールマンちゃん」とか呼ばれる事がある(「へんたい」なのはライオスであって、この子は別にへんたいではない)。
ヘルキ
登場モンスター
名前 | 主な登場話 | 生 態 (と味) |
歩き茸 | 第1,61話 | 文字通り、歩くキノコ。茸の石突部分に2本の小さな茸が生えており、それを脚代わりにして歩く。様々な種類がいるようで、熱烈なファンによる図鑑や同好会もある。魔物としては雑魚。毒の有無の判別はベテランでも難しいので初心者が食べるのは避けるべきである。足が美味い。 |
大サソリ | 第1話 | 文字通りの大サソリ。ダンジョンの隙間の暗がりに生息し、尻尾の毒を標的に打ち込んで麻痺させる。…が、ザリガニ釣りの要領で簡単に捕まえられる。茹でるとカニのように殻が赤くなり、身はぷりぷりとして美味。ただし尻尾部分はマズい上に食べると腹を下す。 |
スライム | 第1話 | おなじみ不定形の魔物…に見えるが実際には内臓が消化層に包まれている多細胞生物であり「その辺の人間より一律」。ダンジョンの暗がりに生息し、獲物を包み込んで消化する攻撃的な種類もいるが、殆どのスライムは魚などに寄生して生きている。火が苦手。処理をして天日で干すと、多様な料理に使える高級食材に化ける。 |
人喰い植物 | 第2話 | 動物を養分とする植物系魔物の総称。パラセリア、シャドーテール、ミアオーク、ベタンなど、生態・捕食方法が大きく異なる様々な植物がいる。獲物をおびき寄せるためにバリエーションに富んだ味をもつ果実を付ける。 |
バジリスク | 第3話 | 銅は鶏、尻尾は蛇と言うキメラ型魔物。尾蛇類に属し、近縁種にはコカトリスがいる。鶏の蹴爪と尻尾の毒牙と言うふたつの脅威は初心者殺し。その肉はまんま鶏肉で美味、卵も濃厚で美味と、ダンジョン内の貴重なタンパク源でもある。鶏部分と蛇部分のどちらが頭なのか良く分かっていない。 |
マンドレイク | 第4話 | ご存知、抜く際に叫び声を上げて聞いたものを絶命させる魔法植物。犬を使って抜く方法が有名だが、叫ぶ前に顔部分にナイフを入れれば安全に収穫可能。しかし味は落ちる。人参の代用になり、栄養・魔力ともに豊富。栽培農家で形の美しさを競う品評会もある。 |
大コウモリ | 第4話 | そのまんま、非常に大きなコウモリ。吸血種であり、一般的なコウモリのように暗がりに群れて生息する。図体の割に可食部は少ないが肉は美味。 |
動く鎧 | 第6,7話 | 中に人がいないのに動く、金属製の西洋甲冑。戦闘力は高く、熟練の戦士でも苦戦する。どう考えても食べられる場所はないはずだが…冒険者の好奇心は果てなく、業深い。 |
ゴーレム | 第8,43話 | 土などの身体と魔術を仕込まれた核(コア)で構成される人形。核には形・大きさ・行動パターンなどの情報が記録されている。核が抜き取られるとただの土や氷に戻るが、核を埋め戻せば時間経過と共に再活動する。 |
宝虫 | 第10話 | コインやネックレス、ティアラなど様々な宝物に擬態した魔物。油断した冒険者を襲い、噛み付いて麻痺させる。宝箱に棲みついたミミックに寄生し、挙句食べてしまうと言う驚きの生態を持つ。郷土料理として珍重され、形や輝きが美しいものは宝石同然に取り扱われるなど価値は高い。 |
幽霊 | 第11,29話 | ダンジョンを彷徨い、肉体を求めて生きた人間や浄化されていない死体に取り憑く。幽霊なので物理攻撃は効かず、魔法で爆散させても時間稼ぎにしかならない。ただし聖水には弱い。 |
生ける絵画 | 第12話 | ダンジョン内に何故か設置されている、魔法で作られた絵画。不用意に近づいた冒険者を絵の中に引きずり込み、絵から脱出出来なければそこで餓死してしまう。つまり絵画の中でたらふく食べても、全くの無意味である。 |
ミミック | 予告漫画・ 第13話 |
RPGでおなじみ、宝箱に棲む魔物。生態としては巨大なヤドカリであり、空の宝箱に棲みつき、宝箱から脚だけ出して移動もする。ウッキウキで自らを発見した冒険者を地獄に突き落とす。肉は歯ごたえがあり、濃厚な蟹のような味。内臓は食用に向かない。 |
水棲馬 | 第14話 | 湖などに生息する、魚の尻尾を持つ馬。水中・水面問わずに自在に動き、冒険者を魅了して水中に引きずり込もうとする。その歯は肉食獣のように鋭い。雑食性の魔物だが、身体には髪油として珍重されている良質の動物脂と美味な肉が詰まっている。 |
人魚 | 第15話 | 上半身は人間、下半身は魚に似た魔物。美しい姿と歌で冒険者を誘惑しては近づいた冒険者を水中に引きずり込む。歌を聞かないように耳栓すれば対処は可能。 |
魚人 | 第15話 | 頭に水草を生やして人間に擬態し、銛や槍を手に冒険者を襲う魚型の魔物。見てくれはサハギンに近く、卵からの成長過程は魚そのもの。頭の水草には卵が産み付けられており美味。 |
刃魚 | 第16話 | 月牙状のヒレを持ち、トビウオのように水面からジャンプして獲物に襲いかかる魚類の魔物。集団で襲い掛かってくるためなかなか厄介だが、どう調理しても美味しいらしい。 |
クラーケン | 第16話 | おなじみ巨大なイカ。作中に登場したものは推定でも20m超えの大物であり、通常は7~8mほどと推測されるがそれでも巨大。吸盤の嘴は鋭く、金属製の鎧にキズを付けるほど。巨大でもイカなので、目と目の間が弱点。ここを抉れば絶命させられる。なお、生食にはおよそ適さない臭みとエグみがある。 |
ジャイアント寄生虫 | 第16話 | クラーケンに寄生している動物。大きさといい見た目といい凶暴なウナギにしか見えない。捌いて白焼きや蒲焼きにすると、ふわふわした身が美味。ただし生食には適さないばかりか、コレに寄生する別の寄生虫に当たって激しい胃痛に見舞われるので…加熱、しよう! |
ウンディーネ | 第18,20話 | 極小の水の精霊が集まり視認できる大きさになったもの。空中では球形に変形して浮遊移動し、水中では水と同化するため発見は困難。ウォータージェットによる物理攻撃は強烈で、人体はおろかレンガすらも簡単に貫通する。精霊を迂闊に怒らせてはならない(戒め)。精霊の集合体であるため魔力が蓄積されており、これを養分にしたマンドレイクが魔力草となる。 |
テンタクルス | 第19,21話 | テンタクル(触手)の名前通り、クラゲのような刺胞生物。生物の皮膚に触れると毒針を放出して麻痺させ、ゆっくりと仕留めていく。普段は空気中の精霊などを捕食する。植物の根に似た「アイビーテンタクルス」など様々な種類がある。 |
大ガエル | 第21話 | そのまんま巨大なカエル。体長は2m近くにもなり、俊敏さに加えて冒険者の武器を優先して狙うことで無力化させようとする知能も厄介。特筆すべきはテンタクルスの刺胞を無効化する皮膚。特殊な粘液を皮膚にまとわせ、テンタクルスの毒針の海を自らの生息域に変えている。 |
炎竜(レッドドラゴン) | 第1,23~29話 | ダンジョン深層に生息する巨大な竜。体内に溜め込んだ燃料に着火させることで炎のブレスを吐き、並の武器では逆に壊される頑強な鱗と、巨体に似合わぬ快速(推定時速60km)を持つ。しかしその巨体を維持するために殆どの時間を眠って過ごし、活動期間は1ヶ月に1度ほど。弱点は首の下の「逆鱗」。肉はかなり硬いが味が濃厚。 |
魔狼(ワーグ) | 第30話 | 狼に似た性質を持つ犬型の魔物。ビロード状の体毛を持ち集団で行動する。賢く獰猛で、自らより遥かに大きな魔物を群れで狩ることもある。オークとは主従関係ではなく共存関係にある。 |
シーサーペント | 第32話 | 巨大な図体を持つ水棲の蛇。クジラをも気絶させる猛毒を持ち、その毒は人間では即死するほど。すなわち解毒方法はない。巨大な体躯と水中での機動力は危険極まりない。大根と煮たらうまそう。 |
ドライアド | 第33話 | 人間の男女の姿を取る、単性花の魔物。レイピアのような鋭い刺突で冒険者に襲いかかる。その花粉は強烈なアレルギー反応(花粉症)を惹起させる、大変に厄介な代物。因みに男性に見えるのが雌花で女性に見えるのが雄花である。南瓜のような実を付け、蕾も食用にできる。 |
コカトリス | 第34話 | ダンジョン深層に生息する。バジリスクの近縁種だが、尾部分の蛇に噛まれると石化させられてしまう危険な魔物。俊敏さ、蹴爪の威力も侮れない。肉はアクが凄いが、味はなかなかのものらしい。 |
ダンジョンクリーナー | 第35話 | ダンジョン全域に生息する、「破壊されたダンジョン」を復元する機能を持った微細な魔法生物。ダンジョンに穴を開けようが血をぶちまけようが、気が付いたら修復されているのはダンジョンクリーナーたちの働きによるもの。環境によって様々な種類がおり、飼育には莫大な費用が掛かる。 |
ハーピー | 第37話 | 顔が人間に似た鳥。胸部に乳房の様なものが付いているが乳は出ない。他の生き物の食事に乱入して糞をまき散らし追い払ったうえで獲物を横取りする生態を持つ。ダチョウのような巨大な卵を産む。 |
シェイプシフター | 第40話 | 姿を変える魔物の総称。本編中に登場するものは寒い地域に生息する狸に似た大型獣で、白い毛皮に覆われている。獲物に遭遇すると姿を隠して獲物の幻影を作り出し惑わせる。幻影は獲物の仲間の記憶から作り出されるため見分けるのは困難だが、臆病な性格なので恐怖を煽れば正体を現す。 |
山姥 | 第41話 | 子供や忍者の脱走防止のために忍術で作られた紙人形。包丁で攻撃してくる。体を斬られても動くことができるが紙なので燃えやすい。 |
夢魔(ナイトメア) | 第42,61話 | 蛤の様な見た目の貝だが、実際には竜の一種。人の枕元に潜んで夢を見せ、それによって放出される精神エネルギーを食べる。別に好んで悪夢を見せているわけではなく、より刺激を求めてしまう人の心が悪夢を作り出してしまうとされる。調理すると食べた夢が蜃気楼として出てくるので公開処刑になり得る。 |
バロメッツ | 第44,62話 | 羊の生る木。それ自体は無害だが羊を狙って肉食獣が近付いてくるので収穫には危険を要する。本物の羊ではないので体内構造は微妙に異なる上何故かカニ味である。 |
ダイアウルフ | 第44話 | ダンジョン深層に生息する狼。集団で狩りをする。 |
ユニコーン | 第46話 | いわゆる一角獣。その角には水を浄化する力があり、迷宮内の泉の噴出口の細工にも使われている。穢れなき乙女にしか懐かないとされているが、ダンジョン深層の黄金郷では角を切られた上で馬車の馬として飼いならされている。 |
ミノタウロス | 第46話 | 黄金郷で乳牛として飼いならされている。二足歩行する人型の牛だが、乳房は普通の牛と同じく4つある。かなりの巨体なので搾乳時には子牛になりきり牝牛の懐に入り込む必要がある。 |
グリフィン | 第47,48話 | 上半身が鷲、下半身が獅子の巨大な魔物。その巨体にもかかわらず機動力が高い。馬を好んで捕食する。臭みの強さと硬さ、後味の悪さにより食用には向かない。 |
使い魔 | 第29,48話 | 魔術師が使役するために死んだ動植物の血肉から作られた生物。その身は肉と野菜が渾然一体となっているので美味だが、作成には危険術取扱免許と一週間分の食糧が必要であり、術者の人毛や人血が混ざっていることもあるので食用にはお勧めできない。 |
スカイフィッシュ | 第48話 | グリフィンを出し抜けるだけの素早さと瞬間的な攻撃力を兼ね備えた使い魔を作成しようとして偶然到達した奇跡。細長く鋭い体と多くの羽をもつ。 |
ヒポグリフ | 第49話 | 上半身が鷲、下半身が馬の魔物で、姿はグリフィンに似ているが雑食性であり習性が大きく異なる。グリフィンにはない巨大な蹄を持つ。グリフィンと比べると後味の悪さはなく比較的美味。 |
チェンジリング | 第49,55話 | 大陸の北東のほうに自生している茸。輪状に生えており、その輪の中に立ち入った生き物は近縁種に姿が変わってしまう。そのまま放置しておくとやがて体から茸が生えてきて死ぬ。食用。 |
ガーゴイル | 第50話 | コウモリのような翼の生えた悪魔をかたどった動く石像。新しく発見されたダンジョンに多い。打撃攻撃はあまり効果がないどころか逆に攻撃した側がダメージを負ってしまう。 |
大歩き茸 | 第54,55話 | 成長した迷宮の中で巨大化した歩き茸。菌糸を物凄いスピードで成長させて増殖する。人間の思考を麻痺させる胞子をばら撒く。それ以外はただの歩き茸なので図体の割に戦闘力はさほどでもない。 |
バイコーン | 第56,57話 | 二角獣。ユニコーンとは反対に堕落した成人男性に懐くとされる。善良な夫のみを捕食する。 |
デュラハン | 第57話 | 馬に跨った首のない騎士の霊。死を通知するために民家の戸口に現れる逆しっこくハウス。正面から攻撃して倒す手段はない。 |
サキュバス・モスキート | 第58,59話 | 生態の似た悪魔からその名をとった大型の蚊。獲物の頭の中を読み取り魅惑的な姿に変身して獲物に近付き、血液などの精気を吸い取る。魅惑された相手は戦意を失ってしまうため2人以上でなければ絶対に対抗できないとされるが、素の戦闘能力は低い。基本的に性的魅力に訴える姿に化けるが、親族や信奉者の姿をとることもある。吸い取った精気は体内で母乳に似た液体に変化させ幼体に与える。幼体は巨大なボウフラそのものであり、母乳で育つためミルクのような風味があり美味。 |
カナリア隊の連絡用妖精 | 第61話 | 小人に虫の羽が生えたような見た目の妖精で、カナリア隊員が離れた隊員との通信に使っている。遠距離に声を伝えることができるほか使用者によって妖精の顔や表情も変化するのでさながらテレビ電話の様な通信をすることができる。 |
フェニックス | 第63話 | 所謂不死鳥。防御力は普通の鳥だが、死んでも自らの体を燃やして灰の中から蘇る。防衛対象として命じられた者の近くでは炎を纏うことができない。 |
迷宮の兎 | 第64,65話 | 冒険者の間で存在が実しやかに噂される人間の首を刈るとされる兎。見た目はダンジョン深層に似つかわしくない普通の兎だが… |
キメラ | 第37,38,67話 | 人間と強力な魔物を古代魔術によって掛け合わせて作られた魔物。戦闘力に加えて高い知能を持つが体の構造に無駄が多いため寿命は短い。精神や倫理感に異常をきたした迷宮の主により作られると考えられているためキメラのいる迷宮は非常に危険な状況であるとされる。 |
東洋龍 | 第69話 | 大蛇のような長大な胴体と大きな角・髭を持つ龍。空を飛び嵐を呼ぶことができる。 |
緑竜(グリーンドラゴン) | 第69,70話 | 細身で巨大な竜。機敏に動き、翼には飛行能力がある。炎竜と同じように炎を吐くこともできる。金銀財宝に執着するため人里の近くで問題を起こしやすく英雄譚の敵役として人気。 |
ワイバーン | 第29,69,70話 | 群れで生活する比較的小型の竜。非常に素早く飛ぶことができる。 |
リバイアサン | 第69,70話 | 海に住むシャチのような見た目の巨大な竜。海水を呼び出す能力を持つ。 |
白竜(ホワイトドラゴン) | 第69,70話 | 全身が白い毛で覆われた竜。氷のブレスを吐く。 |
ワーム | 第69,70話 | 洞窟に生息する長いサンショウウオのような見た目の竜。食欲旺盛で目はほとんど退化しているが神経毒を含むガスを吐く。火や光が弱点。 |
迷宮の木 | 第71,72話 | 「人は食事をしなければ生きていけない」というライオスのアドバイスを基にシスルが召喚した植物。幹が触手の様に動いて人を捕らえ、生っている実の先端から栄養豊富な樹液を出すことで永遠に人を養うことができる。青年漫画の広告にこんなんあった気がする |
アリアドネ | 第75話 | 大蜘蛛。小型の竜さえ捕らえることのできる非常に強靭な糸を紡ぐ。 |
コアトル | 第79話 | 有翼の蛇。水中を泳ぎ水面上を飛ぶ獲物を捕食する。 |
ドッペルゲンガー | 第81話 | 非常に腕力の強い大型のタコ。高度な擬態能力を持ち、体色を変えて殺した獲物に成り代わる。獲物の記憶を基に喋るが会話はできない。鏡を見ると映った自分自身の姿に擬態しようとして元の姿に戻ってしまう。 |
ジャッカロープ | 第83話 | 頭に鹿のような角を持つ兎。地上で度々目撃証言があるも発見されず存在が疑問視されていた。 |
空飛ぶ豚 | 第83話 | 羽根の生えた豚。ジャッカロープと同様に存在が疑問視されており「ありえない」という意味の言葉として使われる。 |
俺の考えたかっこいいモンスター | 第3,42,88~91話 | 幼い日のライオスが妄想した「最強の魔物」。かなりの巨体で様々な動物の部位を繋ぎ合わせたような姿をしており、2つないし3つの頭部を持つ。時速約300kmで空を飛び海を泳ぎ、頑丈な身体は魔術を一切通さず、糞から森ができるなど多種多様な能力を持つとされる。ライオスは「俺も昔は混ざった種類が多いほどいいと思っていた」とこういった趣味からは卒業したかのように言っているが、その割に彼の夢の中や落書きに似た魔物が度々登場する。そして― |
登場料理
名前 | 登場話 | 使用した魔物 | 説明 | |
ミミックの酒蒸し | 予告漫画 | ミミック | ||
大サソリと歩き茸の水炊き | 第1話 | 大サソリ 歩き茸 スライム |
ダンジョン入口の地下墓地でライオス一行とすれ違ったセンシが魔物食に興味を持ってもらえるならと高級食材の干しスライムを使い作った鍋。それ以外の材料はダンジョン表層で手に入るものばかりである。 | |
人喰い植物のタルト | 第2話 | スライム バラセリア ミアオーク ベタン |
サソリ汁の残りと人喰い植物の木の実を使って焼いたもの。卵や小麦粉は使わず、スライムに含まれるゼラチンで固めてあるので厳密にはタルトとは言えない。見た目に反して塩味。 | |
ローストバジリスク | 第3話 | バジリスク | バジリスクに各種薬草を詰め込み丸焼きにしたもの。本来は味付けした後一晩肉を寝かせるべきだが、偶然居合わせたバジリスクの毒で苦しむ新米冒険者のために即日焼くこととなった。 | |
マンドレイクとバジリスクのオムレツ | 第4話 | マンドレイク バジリスク |
マンドレイクとバジリスクのベーコンを具材に、バジリスクの卵で作ったオムレツ。赤みがかった黄色をしている。 | |
マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天 | 第5話 | マンドレイク 大蝙蝠 バジリスク |
迷宮内の火罠を利用して揚げた天ぷら。油は仕掛けの中に入っていたオリーブオイルを、衣にはバジリスクの卵を利用した。 | |
動く鎧のフルコース | 動く鎧のドワーフ風炒め | 第7話 | 動く鎧 | 動く鎧を薬草と一緒に炒めたもの。ねっとりとした食感。 |
動く鎧の蒸し焼き | 動く鎧 | 動く鎧の兜をそのまま蒸し焼きにしたもの。カビ臭い。 | ||
動く鎧のスープ | 動く鎧 バジリスク |
動く鎧とバジリスクの卵、薬草を入れたスープ。茸っぽい味。 | ||
焼き動く鎧 | 動く鎧 | 動く鎧を殻の上に置いて焼いたもの。 | ||
ゴーレム畑の新鮮野菜ランチ | 丸ごとキャベツ煮 | 第8話 | バジリスク | センシが土のゴーレムの身体で育てた野菜を使った料理。日光の届かないはずの地下で育ったにもかかわらず美味。 |
かぶのサラダ | - | |||
盗れたて野菜と鶏のキャベツ煮 略奪パンとご一緒に |
ピリ辛鶏と丸ごとキャベツ煮 | 第9話 | - | オークが集落で飼っている鶏とセンシから奪った野菜で作った料理。クレープで挟んで食べる。 |
クレープ | ||||
パン | オークが迷宮内の人間の拠点から奪った強力粉とパン種で作ったパン。センシがパンを作りたいためだけに敢えてオークに拘束された。 | |||
天然♥おいしい宝虫のおやつ♪ | 宝虫の巣のジャム | 第10話 | 宝虫 | 宝虫の巣を煮込んで作ったジャム。しっかり甘く見た目的にも映える。 |
コイン虫のせんべい | コイン虫 | コイン虫を油で揚げて塩で味付けしたもの。小魚の様な味。 | ||
真珠ムカデの串焼き | 真珠ムカデ | 真珠ムカデを串焼きにしたもの。とろとろした食感。 | ||
厄除け祈願!除霊ソルベ | 第11話 | 宝虫 スライム 幽霊 |
センシ特製の聖水を瓶に入れ幽霊に向かって振り回しているうちに冷やされてできたシャーベット。スライムに含まれるゼラチンによってまろやかな舌触りとなっている。さわやかな味。 | |
宮廷料理のフルコース | かぼちゃのスープ | 第12話 | 生ける絵画 | 第3階層で宝虫以外の食糧が見つからず空腹となったライオスが「絵に描いた餅は食えないが絵に描いた餅を食う人の絵なら破綻は無い」という思い付きをもとに飛び込んだ生ける絵画の中で食べた食事。しっかり味があり、満腹感もあるが所詮は絵なので絵の中から持ち帰ることは出来ず、食べてから出ても腹にたまることは全くなく満腹感も消えてしまう。 |
枝豆と白身魚のソテー | ||||
鴨肉のロースト | ||||
黄金小麦のパン | ||||
黄金牛のチーズ | ||||
果物 | ||||
茹でミミック | 第13話 | ミミック | ミミックを塩茹でにしたもの。 | |
そのへんに落ちてた大麦の雑炊 | 第15話 | ミミック 魚人 |
ライオス一行に先行して第4階層を進んでいたカブルー一行が水の中に落としてしまった大麦をライオスが回収して作った雑炊。一緒に浮かんでいた魚人の死体も調理しようとした際にはチルチャックに阻止されたが、雑炊に入れた水草に魚人の卵が産みつけられており結局一緒に食べてしまった。 | |
ジャイアントクラーケンについてたジャイアント寄生虫の蒲焼き&白焼き | 第16話 | ジャイアント寄生虫 | 名前の通りの料理。少しぬめりがあるが肉厚で美味。 | |
水棲馬の焼き肉 | 第18話 | ケルピー | 魔力切れと負傷によりダウンしたマルシルのためにレバー目当てで焼いた肉。癖のない味。 | |
テンタクルスの酢和え | 第19話 | アイビーテンタクルス | センシの手から取れなくなってしまったテンタクルスを処理するために皮を剥いて酢で洗ったもの。バナナっぽい見た目で一応食べることも可能。 | |
ウンディーネで煮込んだテンタクルスと水棲馬のシチュー | 第20話 | ウンディーネ ケルピー テンタクルス |
マルシルの魔力回復のためにウンディーネで煮込んだシチュー。アダマント製の鍋で煮込んだためか短時間で具にスープが良く染みておいしい。 | |
テンタクルスのニョッキ | 第21話 | テンタクルス 大ガエル |
テンタクルスを生地に混ぜ込んで作ったパスタ。少しぬめりがある[3]が美味。 | |
レッツ炎竜にカツレツ | 第23話 | 大ガエル | 炎竜に挑む前に大ガエルのもも肉とオークの集落に残っていた材料で作ったカツレツ。 | |
ローストレッドドラゴン | 第28話 | 炎竜 | 炎竜の鱗の上で焼いた肉。ピザパンの上にのせて食べてもおいしい。 | |
タマネギのピザパン | 第28話 | - | センシが誤って火を付けてしまった竜の体内をピザ釜に見立てて焼いたピザ。 | |
ドラゴンテールスープ | 第28話 | 炎竜 | 貴重な竜の尻尾を使ったスープ。 | |
ドラゴンボンレスハム | 第29話 | 炎竜 | 炎竜のもも肉を加工して作った保存食だが、狂乱の魔術師が竜を復活させる際に取り込まれてしまった。 | |
冒険者のための携帯食セット | 塩漬け肉 | 第32話 | - | 違法に稼いでいた蘇生師たちが持っていた食料。手軽につまめる保存食程度のものしかないが迷宮内で食べられる一般的な携帯食料としてはかなり上等なものらしく、迷宮内の食料事情がうかがえる。 |
木の実とドライフルーツ | ||||
パン | ||||
ブドウ酒 | ||||
ジャック・オー・ランタンのポタージュとドライアドのチーズかけ蕾ソテー | ポタージュ | 第33話 | ドライアド マンドレイク |
ドライアドの実で作ったポタージュ。中身をくり抜いた実(顔が付いている)を容器として使っている。濃厚で口どけがよく、ほんのり花の香りがする。 |
ドライアドのチーズかけ蕾ソテー | ドライアド | ドライアドのつぼみをスライスしてバターで炒め、チーズをかけたもの。チーズの酸味がほのかに苦いつぼみとよく合っている。 | ||
コカトリスのアイスバイン風とドライアドの蕾のザワークラウト風 | コカトリスのアイスバイン風 | 第34話 | コカトリス | コカトリスの肉を塩水に漬けて茹でたもの。コカトリスに噛まれ石化したマルシルを治すために彼女の膝の上で漬けられた。 |
ドライアドの蕾のザワークラウト風 | ドライアド | ドライアドの蕾の酢漬け。石化したマルシルを漬物石にして漬けられた。 | ||
付け合わせの石化消し草のグリル | - | 石化消し草らしき根菜を輪切りにしてグリルしたもの。 | ||
コカトリスの石焼き親子あんかけ | 第35話 | コカトリス ドライアド マンドレイク |
麦飯の上にコカトリスのバラ肉などの具材とコカトリスの卵あんを載せた親子丼。 | |
東のほうの飯 | かわはぎのみりん干し | 第36話 | - | ファリン救出を急ぐために食事や睡眠をろくに取ってこなかったが、ライオスの説得により食事を取ることを決意したシュローが部下たちに作らせた食事。 |
おにぎり | ||||
海草の汁物 | ||||
漬け物 | ||||
ハーピーの卵で作った卵焼き | 第38話 | ハーピー | カブルーがライオスに取り入るために魔物食に興味があるふりをしたためにライオスが振る舞った卵焼き。 | |
5階層の思い出ピラフ | 第40話 | マンドレイク コカトリス 茸(未鑑定) |
シェイプシフターの幻影と一緒に作った料理。これらも幻影だったらしくシェイプシフターを殺した後葉っぱになってしまった。 | |
5階層丸ごとピカタ | コカトリス ハーピー ドライアド |
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スイートドライアド | ドライアド ハーピー |
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兵糧丸 | 第41話 | - | ライオス一行がシュロー一行から分けてもらった食料の一つ。粉の塊のような物。 | |
墓地でとった茸とオークからもらったチーズリゾット | 第41話 | 茸(未鑑定) | 絶対に魔物を食べたくないというイヅツミのために有り合わせの食材を使って作った料理だが、茸から足のようなものが生えかけていた。 | |
夢魔の酒蒸し | 第42話 | ナイトメア | 夢魔をバターと白ワインで蒸し焼きにしたもの。 | |
アイスゴーレム茶碗蒸しとアイスゴーレムに入ってた魚に熱を通したやつ | アイスゴーレム茶碗蒸し | 第43話 | アイスゴーレム ハーピー ナイトメア マンドレイク 茸(未鑑定) シェイプシフター |
ハーピーの卵で作った茶碗蒸し。アイスゴーレムの破片を鍋の中で蒸発させて蒸した。 |
アイスゴーレムに入ってた魚に熱を通したやつ | アイスゴーレム | 魔物を食べられないイヅツミのためにアイスゴーレムの中で氷漬けになっていた魚を取り出して熱を通したもの。頭と骨は茶碗蒸しの出汁に使用した。 | ||
マンドレイクを甘く煮たもの | 第44話 | マンドレイク | 携帯食で、マンドレイクを串に刺して甘く煮たもの。 | |
バロメッツのバロット(あるいはバロメッツチョップ) | 第44話 | バロメッツ | バロメッツの未成熟の実をワインで蒸し焼きにしたもの。なお、バロットとは本来東南アジアの料理で孵化直前のアヒルの卵で作ったゆで卵のことである。 | |
魂のエッグベネディクト | 第45話 | ハーピー バロメッツ コカトリス |
魂が混ざった状態を卵で例えた話をしながら2種の卵を使って作った料理。切れ込みを入れたハーピーのポーチドエッグとコカトリスの卵黄で作ったソースをパンですくって食べる。 | |
牛のリブステーキ | 第46話 | ミノタウロス | ヤアドがライオス一行に振る舞った料理。特にミノタウロスのステーキはライオスの強い希望で出された。しかし味覚を失った黄金郷の人々が調理したせいかどの料理もほとんど味がなかった。 | |
野菜のスライム寄せ | スライム | |||
刃魚のローフ | 刃魚 | |||
芋と兎のスープ | - | |||
センシの作った朝食 | パンケーキ | 第47話 | - | 黄金郷でセンシが作りライオス一行とヤアドに振る舞った朝食。 |
ソーセージ | ||||
かぼちゃスープ | ||||
スクランブルエッグ | ||||
スカイフィッシュ アンド チップス | 第48話 | バジリスク スカイフィッシュ |
スカイフィッシュをぶつ切りにしてバジリスクの卵で作った衣で揚げたもの。 | |
グリフィンのスープ(上半身/下半身) | 第49話 | グリフィン | ある理由のために食べ比べたスープ。 | |
ヒポグリフのスープ | ヒポグリフ | |||
ヒポグリフの水餃子 | 第50話 | コカトリス ヒポグリフ |
コカトリスの卵を使った皮でヒポグリフの肉などの具材を包んだ水餃子。 | |
ダンプリングをフェアリーリングでチェンジリング | 第51話 | チェンジリング | ヒポグリフの水餃子をチェンジリングの胞子で様々なダンプリング(すいとんや蕎麦がき、餃子、ニョッキなど穀物の生地を練った団子や生地で具材を包んだ料理全般を指す語。料理文化の数だけ種類がある)に変化させたもの。生地だけでなく具材も様々に変化した。 | |
ドライアドの種を煎ったもの | 第52話 | ドライアド | 文字通りのもの。茶として飲む。 | |
ハンバーグのチェンジリングソースがけ | ハンバーグ | 第55話 | ミノタウロス ヒポグリフ |
ミノタウロスとヒポグリフの合い挽き肉で作ったハンバーグ。 |
茸ソース | チェンジリング 大ガエル マンドレイク |
マルシルがチェンジリング対策のためチェンジリングの笠・大ガエルの皮・マンドレイクの根などを煮込んで作った軟膏だが、飲み薬と勘違いしたセンシによって料理に使われてしまった。しかし肉との相性は良い模様。 | ||
ミルクとナッツのポリッジ | 第56話 | - | ||
カリカリ茸と卵のサンドイッチ | 第56話 | チェンジリング コカトリス マンドレイク |
バイコーン捕獲時、7つの大罪の一つ「暴食」を実践するために朝食直後に作り食べたサンドイッチ。カリカリに焼いたチェンジリングはベーコンの様な食感で、少しだけシロップを挟んでもおいしい。 | |
サキュバスホットミルク | 第59話 | サキュバス・モスキート | ライオス一行がサキュバスに奪われた精気を取り戻すためにイヅツミがサキュバスの身体から取り出して火を通し、一行に飲ませたサキュバスの母乳。匂いはきついようだが甘くておいしい。 | |
今朝のメニュー | ライ麦パン | 第60話 | 有翼の獅子 | 有翼の獅子がライオスに見せた夢の中でセンシが作った朝食。一口も食べることができなかったが、たとえ食べたとしても夢の中なので味はしなかったと思われる。 |
ワイバーンの卵焼き | ||||
ヒポグリフのソーセージ | ||||
歩き茸のスープ | ||||
サキュバスとバイコーンの脳ドリア | 第60話 | サキュバス・モスキート 歩き茸 バイコーン |
サキュバスの幼体・サキュバスミルク・バイコーンの脳を使ったドリア。見た目は非常にアレだが癖のない味。 | |
焼き歩き茸 | 第61話 | 歩き茸 | 料理経験の無いカブルーが深層で生き残るために歩き茸を丸ごと串刺しにして豪快に火であぶったもので、処理が適当だったために食感が悪く固い。 | |
バロメッツのスープ | 第62話 | バロメッツ | カブルーが子供の頃の記憶を頼りに作ったスープで、バロメッツの肉をただ水で煮込んだだけのもの。 | |
グリフィンの卵のキッシュ | 第62話 | ヒポグリフ | カブルーがヒポグリフ(グリフィンではない)から盗んだ卵で作ったキッシュ。殻が入っている。 | |
フェニックスのコンフィ | フェニックスのコンフィ | 第63話 | フェニックス | フェニックスの肉をゆっくり加熱して調理したもの。フェニックスの自然発火する生態を利用して、ヤアドの身体を近づけたり遠ざけたりして本来難しい温度調節を手軽に行うことで実現した。 |
付け合わせ | 歩き茸 | |||
カナリア隊の携帯食 | 第66話 | - | カナリア隊員が迷宮探索の際に携帯しているカ○リーメイト様の保存食。食べると口の中がパサパサになる。 | |
首狩りうさぎカレー | 第66話 | 迷宮の兎 チェンジリング |
ファリン奪還作戦のため、迷宮の兎約20羽、玉ねぎ・じゃがいも・ニンジンそれぞれ約20個、きのこ25本、ご飯4000グラム等を使って作られた巨大なカレーライス。香辛料は旅の途中で手に入った様々なものが入っており、米はチェンジリングの胞子を使って様々な穀物から作られている。 | |
センシの蒸し焼き | 第69話 | 緑竜 | ドワーフを丸ごと伏せた鍋に入れて外から緑竜の炎を吹きかけ蒸し焼きにしたもの。 | |
チルチャックのルイベ | 第69話 | リバイアサン 白竜 |
リバイアサンの海水に漬けたハーフフットを白竜のブレスで丸ごと凍らせたもの。 | |
イヅツミの海水漬け | 第69話 | 獣人 リバイアサン |
獣人を丸ごとリバイアサンの海水に漬けたもの。 | |
マルシルの神経締め | 第69話 | ワーム | ハーフエルフをワームの毒ガスで脳死状態にしたもの。 | |
グリーンドラゴンのアクアパッツァ | 第71話 | 緑竜 夢魔 リバイアサン ワイバーン |
緑竜の肉と夢魔にリバイアサンの海水を振りかけワイバーンの炎でこんがり焼いたもの。処理しなかったせいか調理法のせいか肉と煙の臭みで不味い。 | |
シスルの欲望の塊 | 第72話 | さまざま | 長く迷宮の主を務めたエルフから翼獅子が取り出した欲望の塊。様々な欲求が折り重なって形成されており、光り輝く結晶の様な見た目をしている。翼獅子が舐めるとアイスの様に溶ける。その味は非常に濃厚。 | |
黄金郷ドラゴン | 第72話 | 緑竜 迷宮の木 |
シスルの魔術で小さくなったグリーンドラゴンに迷宮の木の蜜から作ったタレを塗って丸ごと焼いた北京ダックの様なもの。薄く切って小麦粉から作った生地に挟んで食べる。 | |
ふしぎなババロア(未鑑定)と何かのお茶(未鑑定) | 第73話 | コカトリス[4] ミノタウロス[5] 迷宮の木 スライム |
センシがカナリア隊員をもてなすために作ったババロア。地下1階で獲ったスライムのゼラチンで固めてある。 | |
リリクムムアレ | 第74話 | - | エルフの国の式典で振る舞われる菓子細工。様々な形をしており、客人一人ひとりに3つ配られ、その組み合わせが女王からの祝福の言葉となる。 | |
マルシルの地元の郷土料理 | 第81話 | - | マルシルの父に化けたドッペルゲンガーの話をヒントに作ったパスタ料理。二郎系ラーメンではない。 | |
ドッペルゲンガー焼き | 12巻よもやま | ドッペルゲンガー | ドッペルゲンガーを具に使ったたこ焼き。 | |
悪魔の食欲 | 第91話 | 悪魔 | 地上の生物との交流を続けた悪魔が悠久の時を経て成長させた欲望。迷宮の主の力を得て最強の魔物となったライオスが翼獅子から取り出し食した。ライオス曰く「食べれば食べるほど欲しくなる、この欲を満たすためなら何をしても構わないと思えてくる生の原動力そのもののような味」。 | |
ファリゴンのミートパイ | 第95~最終話 | キメラ | キメラとなったファリンの魂を分離するために、ファリンの竜部分の様々な部位を利用して調理された様々な料理。各地から駆け付けた「古の王国復活」の噂を聞いた人々によって饗宴は七日七晩続き、最終的にファリンの竜部分の完食に成功し普通の肉がテーブルに並ぶほどとなった。 | |
ファリゴンの血のソーセージ | ||||
ファリゴンの煮込み | ||||
ファリゴンのグラタン | ||||
ファリゴンのクリーム煮 | ||||
他多数 | ||||
焼きコカトリス | かわ | 14巻よもやま | コカトリス | 王となったライオスが気晴らしに訪れた自然迷宮で遭遇したコカトリスの肉を使った焼き鳥。 |
ささみ | ||||
ねぎま |
登場アイテム
魔物から作られたり、魔物を狩ったり調理するために所持している様々なアイテム。
名前 | 主な登場話 | 使用した魔物 | 説明 | |
迷宮グルメガイド | 第1話 | - | ライオスの幼い頃からの愛読書で普段から携帯している。魔物の調理法や味などについて書かれた本だがその内容には間違いが極めて多く、「著者は実食していないのではないか」という疑念がある。 | |
携帯スライム干し網 | 第1話 | - | 時間がかかる干しスライムの乾燥のためにセンシが開発した網(特許出願中)。2枚の丸網が蝶番で接続されており、処理をしたスライムを挟めば背負って歩いているうちに乾かすことができる。 | |
ケン助 | 第7,10,24話 | 動く鎧 | ライオスが動く鎧との戦いで手に入れた生きた剣。詳細はキャラクターの項を参照。 | |
特製♪無国籍風聖水 | 第11話 | 宝虫 スライム |
センシがダンジョン内で追ってくる亡霊を追い払うために即席で作った聖水。黄金の甲虫スカラベに似ていると言えなくもない宝虫のジャム、酒、塩に似た砂糖、ハーブ、スライムの内臓など神聖そうなものを煮込んで作っただけのものだが実際に効果がある。 | |
ピッキングツール | 第13話 | - | チルチャックの大切な仕事道具だがセンシとライオスにより茹でミミックの身を殻から取り出すために使われてしまう。 | |
水棲馬油石鹸 | 第14話 | ケルピー ミミック |
髪油として珍重される水棲馬の脂からマルシルが作った石鹸。容器にはミミックの爪を使用した。補助魔法の使用を阻むセンシの汚れた髭を洗うのに使われた他作中で度々登場する。 | |
アダマントの鍋 | 第20,24,25話 | - | 武器となれば竜の骨を砕き防具となれば竜の牙をも通さぬという希少金属アダマント製のセンシ愛用の大型の鍋。元々は先祖代々受け継いできた盾だったが、彼には使い道が無かったので蓋とセットで鍋に再加工された。火の回りがよく料理がおいしくなる他、本来の用途である防具としてモンスターの攻撃を度々防いでいる。 | |
カエルスーツ | 第21話 | 大ガエル | テンタクルスの刺胞を防ぐために大ガエルの皮で作られた全身スーツであり、マ○オシリーズに登場する同名アイテムの様な見た目。十分に乾かさずに着ると服にくっついてしまい、大ガエルの粘膜で防いでいるので乾いたら乾いたで役に立たなくなってしまう。 | |
ミスリルの包丁 | 第24話 | - | 伝説の金属ミスリル製のセンシ愛用の包丁。彼により毎日欠かさず手入れされている。おそらくこの世に二つとない業物らしく、ドラゴンの鱗にすら刃を入れることが出来る。 | |
ファリンと魔狼の骨格 | 第27話 | 炎竜 ワーグ |
炎竜の燃料袋の中から見つけたファリンの骨を蘇生のためにマルシルが並べたもの。見落としや取り違えを防ぐために一緒に見つかったワーグの骨をライオスが並べた。 | |
オークの調合薬 | 第30話 | 何かの実(未鑑定) 虫らしき物(未鑑定) 何かしらの足(未鑑定) ぬめった液体(未鑑定) |
負傷や魔力切れでダウンしたライオスとマルシルの治療のためにリドが調合した薬。口移しで2人に飲ませた。 | |
アンブロシア | 第33,34話 | ドライアド | マルシルが魔術学校時代から長い時間をかけ魔力を込めながら世界樹の孫株の根を編んで作った愛用の杖。彼女にとっては大切なものだが仲間達にはわりかし雑に認識されている。狂乱の魔術師との戦いの中で折れてしまったがドライアドの枝で修復した。 | |
石焼きの皿 | 第35話 | ダンジョンクリーナー | ダンジョンクリーナーの分泌液でできたレンガ型の石をくり抜いて作った皿で、コカトリスの石焼き親子あんかけの調理に使われた。一応食べられるが味はお察し。 | |
カナリア隊の鎧 | 第45話 | アリアドネ | カナリア隊員が通常身に着けている鎧。アリアドネの糸で紡がれており、頑丈だが軽量。 | |
ギリンの兜 | 第19,49話 | - | センシがいつも被っている角付きのプレートヘルム。滅多に脱ぐことが無いのでチルチャックには当初着脱不能であると勘違いされていた。元はセンシがかつて所属していた抗夫団のリーダーのギリンが被っていたものであり、額の部分の傷と穴はヒポグリフに破壊されたのを直した跡である。 | |
フェニックスの羽のハタキ | 第63話 | フェニックス | シスルの家の掃除のためにセンシが作ったハタキ。 | |
シスルの魔導書 | 第42,63,68話 | 悪魔 | シスルが翼獅子を封印し、その力を利用するために使っている本。翼をイメージした豪奢な装丁が施されている。表紙に目がついており開閉する。2冊に分かれており1冊はシスルが携帯し、もう1冊は彼の家の本棚に保管されている。 | |
うさぎ鎧 | 第64,65話 | - | ライオスが冒険中にいつも着ている鎧。元は「迷宮の兎に遭遇しても生き残れる」という触れ込みで販売されており、兜は普段被っていないが着脱可能な頑丈な首当てが付いており、実際に兎の斬撃を防ぐ効果がある。 | |
最強の魔物の抜け殻 | 第96話 | 俺の考えたかっこいいモンスター | 翼獅子がライオスにかけた「呪い」のために人間に戻ったライオスが脱ぎ散らかした魔物の抜け殻の一部を加工した外套のような装飾品。王となったライオスが外出や公務の際に身に着けた。 |
登場種族
トールマン
長身な種族。力の強さは凡庸だが持久力に優れる。
オーガやハーフフットとの間で子孫を残すこともでき、爆発的な人口増加が問題視されている。
地方によって肌の色や文化の多様性も見受けられる。
ハーフフット
平均寿命:50歳(短命種)
小柄で感覚が鋭い種族。反面、力が弱く直接的な戦闘力は劣る。トールマンのものを拡大したような耳を持つ。
力が弱いため基本的に自分たちの土地で留まって暮らしており、出ていくものは上昇志向の強い者が多く結果的に他人種から偏見を受けることが多い。
ハーフフットの少ない地域の人間からはトールマンやドワーフの子供だと誤解されることが多い。
「ハーフフット」の由来は足の大きさがトールマンの半分程度であるためだが「窃盗罪で片足落とされることが多かったから」という俗説が流布している。
それとは別に本来の種族名が存在するが、共通語では発音を憚られる単語であるせいで呼称が一定しない。
エルフ
美しく長命な種族。魔法に長けた者が多い反面身体能力は低い。耳が水平方向に長く先端は細くなっており、長く尖っているほど美しく立派なエルフであると見做されるようである。中性的な容姿の者が多い。
寿命が長命種の中でも図抜けて長く、500歳まで生きる者もいる。反面出生率は低い。
作中ではミスルンやシスヒスが該当する。
ハーフエルフ
エルフと短命種との混血種。純血のエルフと比べて耳が丸い。
エルフよりも長命かつ短命種よりも丈夫と優れた形質を持つが成長速度が不安定な上に生殖能力を持たず、孤独な生涯を送る運命を持つとされる。
作中ではマルシルやフィオニルが該当する。
ドワーフ
名前表記:(出身地)の(名)
背が低く筋肉質な種族。採鉱や鍛冶の技術に優れる人物が多い。冒険者としては力が強く防御力も高いため斧のような重量のある武器を用い前衛を担当することが多い反面持久力は低い。
血縁や地縁を重視する反面余所者やはぐれ者に厳しい。王権も弱くカナリア隊のような組織は存在しない。
ノーム
名前表記:名・姓
耳と手が大きく小柄な種族。手先が器用で神々や精霊と関わりが強い。
居住地域が近い、交配して子孫を残すことができるなどドワーフとの関わりが深く、古代戦争でもドワーフ側についていた。
作中ではタンスやホルムが該当する。
オーク
地上を追われ地中に潜った種族。体格は大きく、猪のような鼻と牙を持つ。魔物との付き合い方がうまく、ただ避けたり狩ったりするだけでなく家畜として飼いならすこともしている。
かつて他種族の集落を襲い略奪を生業としていた歴史から他種族とは敵対しており、住処を地中に移した後も人間やエルフに油を流し込まれ火を付けられた過去を持ち、現在も冒険者から討伐対象とされる等、迫害の憂き目に遭っている。トールマンやエルフとは異なる美的感覚を持っており、彼らにとってはエルフはブサイクで野蛮な顔とのことなので薄い本は厚くならない。→なった。ブス専という設定で。他作品の薄い本に出てくるオークもそういう趣味の人達だったのかもしれない。
上述の経緯から他種族に対し非常に攻撃的ではあるが、彼らなりの文明を築いており会話もできる。
一夫多妻制。
作中ではゾンやリドが該当する。
コボルト
犬型の獣人。感覚が非常に鋭く、特に鼻が利き、残り香でその場所で何があったかを言い当てることが出来る。毒に対し強い耐性を持っているらしく、トールマンなら即死する様な毒でも腫れを引き起こす程度で済む。
オークと同様に非常に攻撃的だが見た目の愛らしさから奴隷として人気である。
作中ではクロが該当する。
オーガ
筋骨隆々な巨体を持つ種族で、額に角が生えている。かつては大国を築いていた時期もあったが現在では絶滅の危機に瀕している。
作中ではイヌタデが該当する。
地理
島
混合式迷宮である黄金城のダンジョンがある島。千葉島県を思い浮かべてみよう。おおよそそんな形である。
かつては多種族間の争いの舞台となりその時代の統治者によって様々に呼ばれていたが現在はトールマンの領主が治め、単に「島」と呼ばれる。
メリニ村
ダンジョンの入り口がある村。かつては小さな漁村だったが6年前に黄金城の迷宮が発見されて以降は冒険の拠点として発展している。
東方大陸
島の東にある大陸。主にノームやドワーフが住み、ノーム最大の国も存在するが近年は周辺地域から短命種が流入しており多種多様な文化が存在する。
カーカブルード
大陸北西部に位置する都市。他所から島に来る際にはこの街を経由する。ドワーフの古代遺跡であるブルード迷宮群跡の上に建てられた街で、ファリンやマルシルの通った魔法学校がある。
北方大陸
東方大陸の北にある大陸。土地の半分以上が万年雪に覆われており、人口は少なく主にトールマンをはじめとする短命種が住む。
トーデン村長の村
ライオス・ファリンの父が村長を務める雪国の村。魔術師や墓守への差別が公然と行われていたり、近くに人に化けて本物を食いすり替わる魔物であるシェイプシフターや話の通じない山の民と呼ばれる蛮族が住んでいたりとやたら物騒な土地である。
東方群島
東方大陸の南東に点在する島々で、主にトールマンなど短命種が住む。島ごとに様々な文化が存在し、迷宮や魔物の問題が少ない代わりに人間同士の戦争や内乱が絶えない。
ワ島
東方群島の南端に位置する島で、その名の通り和風の文化が存在する。
シュローやマイヅルの故郷。
南方大陸
東方大陸の南にある大陸。地下にノームやドワーフの国が広がっており、ドワーフ最大の都市も位置する。
国境付近では紛争が絶えない。
ホルムの故郷。
西方大陸
東方大陸の東に位置する大陸。世界一広い大陸だが砂漠や迷宮跡が多く可住地面積はそれほどでもなく、短命種と亜人が土地や資源を巡って争っている。
クロの故郷。
ウタヤ
西方大陸南部にかつてあった街。15年前に迷宮の膨張によって滅び、今では周辺地域ごと結界で封印されている。
カブルーの故郷。
北中央大陸
西方大陸の北東にある大陸。西方エルフの国が位置し、世界で最も安全で暮らしやすい大陸だが人口減少の危機に瀕している。
南中央大陸
北中央大陸と西方大陸の間に位置する大陸。2番目に大きいエルフの国家が位置し、北中央大陸とは一応同盟関係にあるが緊張が続いている。北中央大陸と比べると移民の流入が多い。
黄金城のダンジョンの階層
地下1階
村の地下墓地。かつては村人の先祖が眠る聖域だったが現在では村一番の賑やかな場所となってしまっており、墓石がテーブルやベッド[6]として冒険者に使われてしまっているほど。出現する魔物は弱く危険は少ない。
地下2階
地下3階
黄金城内部。この階層の魔物はゾンビや幽霊などが多く飯の材料に乏しい。
地下4階
黄金城の側部から出たところにある地下空洞。えぐれた岩盤から魔力を帯びた水が湧き出て地下湖沼を形成している。生息している生物の見た目は淡水系というよりは海水系のものが多い(水自体は淡水)。
地下5階
呪いがかかる前は黄金城の城下町であったがダンジョンとなってからはオークたちの住処となり炎竜出没後は無人となっている。浴場や住居が今でも利用可能な形で残っている。
地下6階
城下町の地下。水路が通っており、最近まで最深部だと思われていたが更なる深部へ繋がっていそうな扉が発見された。
つい最近まで地熱により暑い階層だったが現在では何故か吹雪が続く寒い階層となっている。
地下7階
第6階層の扉を抜けた向こう側。古代ドワーフの要塞跡や都市跡となっており、自動トロッコやドワーフ式住居が利用可能な形で残されている。
地下8階
用語
人間
亜人
人間に似た生き物のこと。「人間」と同じく様々な意味で使われる。
- 人型の魔物のこと。高度な知性は持たないとされる。魚人やハーピーなど分類上牛や豚よりも人間から遠いものも含む。主に魔物について論じる際にこの意味で使われる。
- オークやコボルトなどヒトからかけ離れた容姿を持つ知的生命体のこと。大半は直立二足歩行をしており、他種族との意思の疎通も可能なものの、人間より魔物に近しい存在と考える者も多い。
- トールマン(狭義の人間)以外の種族のこと。作品によっては一般的な用法だが、本作世界中ではこの意味で使われることはほとんど無い。
長命種
エルフやノーム、ドワーフなど寿命が長い種族のこと。短命種と比べて時間感覚がゆっくりである。意識、無意識を問わず短命種に優越した感情を持っている者が多く、短命種に好意的な者であっても保護者や教育者のように接することが多い。
古代にはそれぞれの知識を生かし高度な文明を築いていたが、技術の行き過ぎた先鋭化により滅んでしまった。
短命種
トールマンやハーフフットなど寿命が短い種族のこと。10代で成人し2,30代で孫ができ半世紀で老衰死してしまうなどライフスパンがとても短い。
100歳を超えて生きる者もいるがごく稀。
ダンジョン
RPGなどにおけるダンジョンとイメージするものは同一だが、この作品においてはダンジョン内で独立して生態系が維持されている という点が重視される。黄金城のような大規模なダンジョンから小規模な洞穴ダンジョンまで規模は様々。
ビーカー内で精霊を育てる「ダンジョニウム」と呼ばれる程度のものであれば魔法学校の授業でも行われているが、黄金城の様な大規模な人工ダンジョンを作るには緻密な計算と膨大な魔力が必要とされる。
蘇生術
ファリン救出の望みでありこの作品の特徴でもある概念。黄金城の迷宮など一部の迷宮内では死亡しても肉体から魂が開放されず、損傷さえ解消されれば蘇生される。呪いの副産物なのではないかと目されている。みじん切りになっても蘇生することが可能という話もある。
成功の可否は身体の欠損の具合に左右され、肉体が炭化したり体の1/13以上が失われたりしていた場合は困難とされる。また、霊に憑依されたまま蘇生させると、精神が本人のものと混濁するおそれがある。
足りない損傷分は人間以外の生物の肉体を利用することもあり、主な材料は家畜であるがマルシルはファリンの蘇生にレッドドラゴンを利用した。だがそれが災いしファリンは狂乱の魔術師に操られることになる。
古代魔術
かつて古代人が使っていた魔術で、現代では一般に「黒魔術」と呼ばれ禁忌とされており、研究や使用は厳しく制限されている。
無限が存在する異次元と「門」を繋いでエネルギーを得る魔術で、永久機関の研究の果てに生み出されたとされる。
莫大なエネルギーを使用することにより、蘇生や飛行など「理論上は可能だが実質不可能」な魔術も実現可能である。
悪魔
古代魔術によって作られた「門」を通ってやって来たとされる異次元の生物。本来非力だが人間の欲望を食うことで力を得て成長する。欲望を全て食われた人間は衰弱死し、古代文明は悪魔に欲を与えすぎたことにより滅亡したとされる。
古代人は悪魔を閉じ込めるために迷宮を作った。悪魔は迷宮脱出のための力を得るために様々な方法で人間を迷宮へおびき寄せており、とりわけ強く複雑な欲望を持つ人間を「迷宮の主」に選んで望みを叶え、さらなる望みを引き出し成長の糧としている。
悪魔の存在と生態の公表は悪魔に欲を与えることへの抑止にはならないと考えられているため、悪魔の実在は長命種の国により隠匿されており、一般には伝承や物語の中のみの存在とされている。
アニメ
2022年8月10日、コミックス12巻発売に合わせ、8巻発売時のCMの制作も担当したトリガーによるアニメ化が発表された。
2023年5月25日にティザーPVが公開され、その中でアニメ放送開始時期が2024年1月と発表された。
同年10月4日にPV第1弾が公開され、その中でBUMP OF CHICKENが歌うオープニング主題歌『Sleep Walking Orchestra』が初披露され、また連続2クール放送となること、12月8日より3週間限定で劇場先行上映が行われることが発表された。
同年12月15日に公開されたPV第2弾内では緑黄色社会が担当するエンディング主題歌『Party!!』が初披露された。
放送開始後の2024年3月28日にはPV第3弾が公開され、その中でsumikaが担当する第2シーズンオープニング主題歌『運命』とリーガルリリーが担当するエンディング主題歌『キラキラの灰』が初披露された。
同年6月13日、第1期最終話である第24話の放送終了後特報動画が公開され、その中で第2期の制作決定が発表された。
スタッフ
- 原作:九井諒子(『ダンジョン飯』/KADOKAWA刊)
- 監督:宮島善博
- シリーズ構成:うえのきみこ
- キャラクターデザイン:竹田直樹
- モンスターデザイン:金子雄人
- コンセプトアート:嶋田清香
- 料理デザイン:もみじ真魚
- 副監督:佐竹秀幸
- 美術監督:西口早智子、錦見佑亮(インスパイアード)
- 美術監修:増山修(インスパイアード)
- 色彩設計:武田仁基
- 撮影監督:志良堂勝規(グラフィニカ)
- 編集:吉武将人
- 音楽:光田康典、土屋俊輔
- 音楽制作:KADOKAWA
- 音響監督:吉田光平
- 音響効果:小山健二(サウンドボックス)
- 録音調整:八巻大樹(クラングクラン)
- アニメーションプロデューサー:志太駿介
- アニメーション制作:TRIGGER
- 製作:「ダンジョン飯」製作委員会
キャスト
主題歌
- 第1シーズンオープニング主題歌『Sleep Walking Orchestra』
BUMP OF CHICKEN(TOY'S FACTORY) - 第1シーズンエンディング主題歌『Party!!』
緑黄色社会(Sony Music Labels) - 第2シーズンオープニング主題歌『運命』
sumika(Sony Music Labels) - 第2シーズンエンディング主題歌『キラキラの灰』
リーガルリリー(Ki/oon Music)
放送・配信情報
2024年1月4日(木)放送開始 | ||
---|---|---|
放送局 | 時間 | 備考 |
TOKYO MX | 22時30分~ | 再放送あり |
BS11 | 23時30分~ | |
テレ玉 | ||
KBS京都 | 24時00分~ | |
とちぎテレビ | 24時30分~ | |
群馬テレビ | ||
チバテレ | ||
tvk | ||
奈良テレビ放送 | ||
サンテレビ | ||
びわ湖放送 | 25時00分~ | |
岩手朝日テレビ | 25時20分~ | |
TSKさんいん中央テレビ | ||
熊本朝日放送 | ||
鹿児島放送 | ||
テレビユー福島 | 25時28分~ | |
山梨放送 | 25時29分~ | |
静岡放送 | 25時30分~ | |
テレビ愛知 | ||
北陸放送 | ||
東日本放送 | 25時31分~ | |
テレビせとうち | 25時35分~ | |
信越放送 | 25時42分~ | |
テレビ北海道 | 26時00分~ | |
TVQ九州放送 | ||
広島ホームテレビ | 26時25分~ | |
新潟放送 | 26時30分~ | |
AT-X | 22時30分~ | リピート放送あり |
2024年1月4日(木) 22時30分より 見放題配信 | ||
---|---|---|
Netflix | dアニメストア | ABEMA |
Lemino | niconico (ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル) |
ディズニープラス |
バンダイチャンネル | Hulu | TELASA |
J:COM STREAM | milplus 見放題パックプライム |
U-NEXT |
アニメ放題 | Prime Video | FOD |
WOWOWオンデマンド | DMM TV | |
2024年1月4日(木)22時30分より 都度課金配信 | ||
music.jp | ビデオマーケット | カンテレドーガ |
HAPPY!動画 | ムービーフルplus | クランクイン!ビデオ |
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 水炊き/タルト | うえのきみこ | 宮島善博 竹田直樹 |
佐竹秀幸 | 竹田直樹 芳垣祐介 田村瑛美 |
2024 1/4 |
第2話 | ローストバジリスク/オムレツ/かき揚げ | 樋口七海 | 市川拓海 | 竹田直樹 土肥志文 郡安俊兵 長谷川哲也 芳垣祐介 |
1/11 | |
第3話 | 動く鎧 | 佐藤裕 | 菅野一期 | 中野広大 | 竹田直樹 菅野一期 佐藤皓宏 |
1/18 |
第4話 | キャベツ煮/オーク | うえのきみこ | 藤井辰己 | 河野友紀 | 竹田直樹 本吉晃子 荒井洋紀 |
1/25 |
第5話 | おやつ/ソルベ | 樋口七海 | 池田愛彩 | 竹田直樹 田村瑛美 清田千萌 |
2/1 | |
第6話 | 宮廷料理/塩茹で | 佐藤裕 | 長原圭太 | 竹田直樹 新井博慧 大島塔也 |
2/8 | |
第7話 | 水棲馬/雑炊/蒲焼き | 宮島善博 | 中野広大 | 竹田直樹 芳垣祐介 半田修平 |
2/15 | |
第8話 | 木苺/焼き肉 | 樋口七海 | 米森雄紀 | 下平祐一 | 竹田直樹 郡安俊兵 佐藤皓宏 |
2/22 |
第9話 | テンタクルス/シチュー | うえのきみこ | 古川晟 | 竹田直樹 長谷川哲也 荒井洋紀 |
2/29 | |
第10話 | 大ガエル/地上にて | 佐藤裕 | 宗廣智行 | 竹田直樹 波賀野義文 氷室陽 土肥志文 |
3/7 | |
第11話 | 炎竜1 | 樋口七海 | 小倉陳利 | 佐竹秀幸 | 竹田直樹 田村瑛美 半田修平 千葉一希 |
3/14 |
第12話 | 炎竜2 | うえのきみこ | 清田千萌 | 竹田直樹 芳垣祐介 郡安俊兵 坂本勝 千田崇史 |
3/21 | |
第13話 | 炎竜3/良薬 | 佐藤裕 | 中野広大 | 竹田直樹 佐藤皓宏 大井翔 荒井洋紀 |
3/28 | |
第14話 | シーサーペント | 樋口七海 | 清水久敏 | 川部真也 | 竹田直樹 氷室陽 長谷川哲也 千田崇史 波賀野義文 荒井洋紀 芳垣祐介 佐竹秀幸 |
4/4 |
第15話 | ドライアド/コカトリス | うえのきみこ | 小倉陳利 | 河野友紀 | 竹田直樹 菅野一期 千葉一希 田村瑛美 郡安俊兵 |
4/11 |
第16話 | 掃除屋/みりん干し | 佐藤裕 | 波賀野義文 | 土肥志文 | 竹田直樹 荒井洋紀 芳垣祐介 波賀野義文 長谷川哲也 土肥志文 |
4/18 |
第17話 | キメラ/ハーピー | 樋口七海 | 金子祥之 | 古川晟 | 竹田直樹 大井翔 千田崇史 佐藤皓宏 真野佳孝 |
4/25 |
第18話 | シェイプシフター | うえのきみこ | 雨宮哲 | 成田巧 | 竹田直樹 桐谷真咲 坂本俊太 中島順 ハニュー 楠木智子 斉藤和也 |
5/2 |
第19話 | 山姥/夢魔 | 佐藤裕 | 小倉陳利 | 中野広大 | 竹田直樹 荒井洋紀 土肥志文 長谷川哲也 氷室陽 丹波弘美 |
5/9 |
第20話 | アイスゴーレム/バロメッツ | 樋口七海 | 田村瑛美 | 小島隆史 | 竹田直樹 槙田路子 佐々木洋也 あかみ 長沼智也 KAGO 車車人 時乃キノ |
5/16 |
第21話 | 卵/黄金郷 | うえのきみこ | 鈴木龍太郎 | 池田愛彩 | 竹田直樹 郡安俊兵 田村瑛美 千葉一希 真野佳考 |
5/23 |
第22話 | グリフィン/使い魔 | 佐藤裕 | 坂本勝 | 河野友紀 | 竹田直樹 千田崇史 坂本勝 丹波弘美 |
5/30 |
第23話 | グリフィンのスープ/ダンプリング1 | 樋口七海 | 下平佑一 | 竹田直樹 芳垣祐介 長谷川哲也 佐藤皓宏 荒井洋紀 |
6/6 | |
第24話 | ダンプリング2/ベーコンエッグ | うえのきみこ | 小倉陳利 | 下平祐一 | 竹田直樹 土肥志文 半田修平 氷室陽 |
6/13 |
ゲーム
アニメ化に合わせ、カードゲーム『モンスターメーカー』とのコラボボードゲーム『モンスターイーター~ダンジョン飯 ボードゲーム~』が2022年9月15日に発売された。
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https://twitter.com/ArclightGames/status/1557200062257717249
2021年に死去した『モンスターメーカー』作者の鈴木銀一郎氏に生前許可を得、『ラブレター』等で知られるボードゲームデザイナーのカナイセイジ氏がゲームデザインを担当。『モンスターメーカー』のシステムをベースに食糧の概念や魔物の調理の要素など『ダンジョン飯』の世界観が再現されており、両方の作品を知らないプレイヤーにも楽しめる作品となっている。
関連動画
ハルタ10号に掲載された予告漫画が題材(現段階では単行本未収録)
ハルタ17号に掲載された「モーゲンハルタ」企画のデパ地下編が題材(冒険者バイブルに収録)
2019年9月5日、コミックのCMであるが30秒弱のアニメが公開された(現在削除済)。
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https://twitter.com/hartamanga/status/1169610250091028480
関連静画
関連チャンネル
関連生放送
関連リンク
関連項目
ダンジョン飯 それは
食うか食われるか そこには上も下もなく
ただひたすらに食は生の特権であった
ダンジョン飯 ああダンジョン飯
脚注
- *ハルタvol.11(2014年)発売告知ツイート
- *ハルタ63号付録『センシの日記 生活の記録』より
- *第50話冒頭より
- *作中では「大きな卵」表記
- *作中では「例の牛乳」表記
- *応募者全員サービスの手ぬぐいより
親記事
子記事
- ライオス・トーデン
- ファリン・トーデン
- マルシル・ドナトー
- チルチャック・ティムズ
- イズガンダのセンシ
- シュロー(ダンジョン飯)
- カブルー(ダンジョン飯)
- デルガル・メリニ
- ケレンシル家のミスルン
- マルシルの地元の郷土料理
- 愛らしいエルフの負け犬
- シスル(ダンジョン飯)
- 思ったよりヤバイのが出てきたな どうすんだこれ
- 世界中の人間がお前になびくと思うな(好き)
- 1日3食しっかり食べて睡眠をとってる俺たちのほうがずっと本気だった!!
- うんちから森ができる
- カーカブルードのナマリ
- メリニ村
- アシビア(ダンジョン飯)
- ヴァリ家のパッタドル
- イヅツミ(ダンジョン飯)
- ダンジョン飯の関連項目一覧
- センシはいつもかっこいいよ
- キメラ(ダンジョン飯)
- 動く鎧の手繋ぎ
- これを今日の昼飯にしてみよう
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兄弟記事
- なし
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