「オレは...生き返ったんだ」とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Parte5「黄金の風」のキャラクター、ブローノ・ブチャラティの台詞である。
概要
ローマにてディアボロとブチャラティ達の繰り広げた壮絶な矢の争奪戦。シルバーチャリオッツレクイエムの真のカラクリを理解したディアボロが矢を取るも、ジョルノの機転とトリッシュの精神によってディアボロは妨害をくらい、トリッシュの腹を拳で貫いてしまう。
そのままトリッシュの魂が消えてしまい更にディアボロに矢を奪い返されてしまった…と思いきや、何故かディアボロは矢を掴めていない。それどころか辺り一帯に奇妙な風が吹いている。実はブチャラティもシルバーチャリオッツレクイエムのカラクリを(ディアボロの行動を元に推測して)見破っており、本当のシルバーチャリオッツレクイエム(すべての個人個人の精神の背後にいる光球の方)を完全破壊することで、共通した黒き影のシルバーチャリオッツレクイエムは破裂消滅し、暴走状態にてひき起こった「精神の入れ替わり」や「身体が別の生き物へ進化する」現象が止んだ。これにて、すべての魂は元のあるべき身体に戻っていく…はずなのだが、ブチャラティの魂は元の肉体に戻る様子はなかった。
そもそも最初にブチャラティが(サン・ジョルジョ・マッジョーレ島の教会にて)ディアボロと戦った時点でブチャラティの肉体は死亡していたのだ。その後はジョルノが与えた生命エネルギーとブチャラティの精神力だけで動いていた。ブチャラティはこの事はジョルノ以外には内緒にしていたのだが、その生命エネルギーも底をつき、もう「この世」に居座ることはできなくなった(本当に最期が来た)。そんなブチャラティが天に逝く前のジョルノとの会話である。
ジョルノ…オレは…生き返ったんだ
故郷…ネアポリスでおまえと出会った時…組織を裏切った時…にな…
ゆっくりと死んでいくだけだった…オレの心は
生き返ったんだ……おまえのおかげでな…
幸福というのはこういうことだ…………これでいい
気にするな…………みんなによろしくと言っておいてくれ…
正義を貫く事こそ「生きる」ことであり、一時は組織の圧力に屈して正義がもてず「ゆっくりと死んでいく」ところだったが、ジョルノとの出会いで再び正義を貫くことができ「生き返る」ことができた。そしてそれを心から幸福であると満足に言い、己の意思と希望を生き返らせてくれた男、ジョルノ・ジョバァーナに託し昇天したのだった。そしてジョルノはそのブチャラティの気高く強い意思を受け継ぎ、ディアボロを撃破する。
去ってしまった者たちから受け継いだものは、さらに『先』に進めなくてはならない!
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関連項目
親記事
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- なし
兄弟記事
- オレは「正しい」と思ったからやったんだ
- 覚悟はいいか?オレはできてる
- この味は!...ウソをついてる『味』だぜ...
- 『スゴ味』があるッ!
- 鋭い痛みがゆっくりやってくるッ!
- 全員『礼』だッ!
- 「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな
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