オール欧州組(サッカー日本代表)とは、サッカー日本代表におけるチームの一つを指す単語である。(『欧州組』とは、ヨーロッパのクラブに所属する日本人選手を指す単語である。)
概要
先発メンバーでの初めてのオール欧州組起用は『アジアカップ2019』での決勝戦『日本対カタール』であるが、先発、控え共にオール欧州組で初めて試合に臨んだのは、2020年10月9日の欧州遠征における『日本対カメルーン』である。
20年前では考えられないような欧州クラブに所属する選手がおり、選手層が厚くなっていることも特徴的である。これは日本のサッカーが大きく進化していることを示すものであると言えるだろう。2020年現在、アジアサッカーにおいて日本のみがオール欧州組を編成できる。対カメルーンとの試合後、ブラジルのメディア『globo.com』では、『初の100%ヨーロッパ』との見出しで「他のアジアの国では無理なことである」と評している。また、一種の『ドリームチーム』としての側面もあり、国内ファンからの関心度は非常に高いので、テレビ番組としての視聴率や試合会場への集客に大きく期待できることも特徴の一つである。
2020年10月の欧州遠征がオール欧州組になったのは、新型コロナウイルスの影響もあるが、森保監督によれば、国際Aマッチデーの期間にもJリーグでの試合が決定されているためであるとのこと。国内組の招集は叶わずという結果になった。
オール欧州組がベストチームか否かは、個々のファンの判断に委ねられる。
なお、『オール欧州組』は日本のスポーツ系マスメディアが生んだ単語である。
2020年10月の欧州遠征メンバー(歴史的で初のオール欧州組)は以下の通り。
- GK
- 川島永嗣(ストラスブール/フランス)
- 権田修一(ポルティモネンセ/ポルトガル)
- シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)
- DF
- 酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
- 室屋成(ハノーファー/ドイツ)
- 吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
- 植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
- 冨安健洋(ボローニャ/イタリア)
- 板倉滉(フローニンゲン/オランダ)
- 長友佑都(マルセイユ/フランス)※コンディション不良のため不参加
- 安西幸輝(ポルティモネンセ/ポルトガル)
- 菅原由勢(AZ/オランダ)
- MF
- 遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
- 柴崎岳(レガネス/スペイン)
- 中山雄太(ズヴォレ/オランダ)
- 伊東純也(ヘンク/ベルギー)
- 堂安律(アルミニア・ビーレフェルト/ドイツ)
- 久保建英(ビジャレアル/スペイン)
- 南野拓実(リヴァプール/イングランド)
- 鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
- 原口元気(ハノーファー/ドイツ)
- 三好康児(アントワープ/ベルギー)
- FW
- 大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
- 鈴木武蔵(ベールスホット/ベルギー)
- 岡崎慎司(ウエスカ/スペイン)※負傷のため不参加
関連項目
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