ケニーGとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部「スターダストクルセイダース」の登場人物である。
CV:高木渉(Part3対戦型格闘ゲーム版) / 柳田淳一(TVアニメ版)
概要
テレンス・T・ダービー、ヴァニラ・アイス、ヌケサクと共にDIOの館内にてジョースターたちを待っていた敵の一人。背は低く、小太りな体格。
人物名および後述のスタンド名の元ネタは、アメリカのサックス・ミュージシャンの一人、ケニー・Gと思われる。
「幻覚を作る」スタンド使いであり、あたかもDIOの館を広大で終わりのない永久迷路に仕立て上げ、落とし穴などのトラップを引き立てていた。しかしこの手のスタンドに共通した弱点で、スタンドそのものに戦えるほどのパワーが無かった。その為アヴドゥルの「魔術師の赤」によって作られた生物探知機にあっさりと引っかかってしまいイギーの「ザ・フール」によって止めを刺され、幻覚の館が消え去ってしまった。
なんと(スタンドエナジーによって生み出された幻の館は置いといて)登場したコマがザ・フールによって引き裂かれ「うっぎゃあーッ」と叫んだコマと、地面に倒れ伏せて「再起不能」とアナウンスされたコマのわずか2コマしか出てきていない。当然この間喋ったセリフは上記の「うっぎゃあーッ」だけである。様々な点においてアラビア・ファッツと似ている気がしないでもない。
物語の展開上、アヴドゥルはヴァニラ・アイスにとってのかませ犬のようなポジションにあたっていたが、彼の場合はそのアヴドゥルにとってのかませ犬扱いとなっている。
しかし回想シーンにてヌケサクに対して冷酷な姿勢をとっていた一面もあり、テレンス・T・ダービーやヴァニラ・アイスと並んでヌケサクに対して出しゃばるなと釘を刺す発言をしていた(ここの回想シーンが「うっぎゃあーッ」以外で初めて、そして唯一まともな台詞を喋るシーンとなる)。しかしケニーGのスタンドには破壊力が全くなく、そもそもヌケサクがただの人間であればナイフに長けているとか銃の扱いが上手いとかで説明はつくがヌケサクはこれでもれっきとした吸血鬼でありどういう理由でヌケサクに釘を刺すことができたのかが不明である。まあ所詮はヴァニラ・アイスに頼る虎の威を借る狐だったのか、ヌケサクが敵対した際は日の光が出ている場所と出ていない場所を幻覚でわからなくして騙し討ちするつもりだったのか、はたまた彼のスタンドで太陽の幻覚を作り上げてしまえばヌケサクを殺すことができたのか、あるいは吸血鬼相手に殺すと宣告したあたりひそかに波紋を習得したのか、いずれにせよ真相は定かではない。…いや、やはり虎の威を借る狐なのだろうが。
スタンド
【破壊力:E / スピード:E / 射程距離:D / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E】
ケニーGのスタンド。
前記のように、幻覚に陥れるスタンドであり再現能力は眼だけではなく五感のすべてに訴えかけることができる。たとえ海水でぬれることさえも本当のことのように感じてしまうほど精巧な作りではある。持続力もAと高いので、侵入者を惑わし防衛を図るのにうってつけなスタンドだが、上記の通りスタンドおよび能力で攻撃することはできない。
なお、スタンド名の法則が「タロットカード」か「エジプト九栄神」からとられている法則において、ヴァニラ・アイスの「クリーム」と同様に例外に位置する。
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関連項目
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