ジュラトドスとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
概要
魚竜種 | |
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ジュラトドス | |
別称 | |
別称 | 泥魚竜 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
『モンスターハンター:ワールド』にて初登場したモンスター。
主に新大陸の「大蟻塚の荒地」に生息し、フィールドの南東部に広がる沼地を縄張りとする魚竜種。全身に沼地の泥土を纏い、頭頂部が特徴的な形状をしているが、泥土を剥がすと同じ魚竜種に属する溶岩竜ヴォルガノスにそっくりの姿であることがわかる。しかし、ヴォルガノスと違い鱗はくすんだ茶色、ヒレは赤褐色をしている。泥沼を泳ぎ、泥土を纏い、泥塊をブレスとして吐く生態から泥魚竜とも呼ばれている。
MHWのストーリーでは、「大蟻塚の荒地」へ調査に行ったきり行方不明となった学者捜索のため同地に赴き、残された痕跡を頼りに沼地の下流まで行くと、全身に謎の鋭い棘が無数に刺さって横たわるボルボロスの死骸の傍に、恐怖で蹲る学者を発見。パニックで要領を得ない説明をする彼が何に怯えているのか聞く間もなく、突如沼の中からジュラトドスが現れ、ボルボロスに喰らいつき沼の中へ引きづり込んでいった。その間に学者を沼地から退避させた直後、ジュラトドスはプレイヤーに狙いを定め襲い掛かり、学者を安全に避難させるために狩猟することとなる。
非常に縄張り意識が強く、同じく泥を纏う生態を持つが故によく沼地に現れる土砂竜ボルボロスを特に敵視しているようで、出会うと縄張り争いが発生する。縄張り争いはまず、泥沼に潜行したジュラトドスがボルボロスの足元から奇襲攻撃を仕掛け、体に巻き付き締め上げてから首筋に噛みつこうとするが、単純な力はボルボロスの方が強いのか、強引に振り解かれ両者ダメージを受けて痛み分けで終わる。食性は肉食で、沼地に生息しているアプケロスを主に捕食し、その死骸が捕食痕として残る事がある。
攻撃は主に突進や潜行からの奇襲、そして体内に溜めた泥の塊をブレスとして吐き出す等がある。このブレスは被弾すると、スタミナの回復速度が落ちる「水属性やられ」になり、プレイヤーの移動速度が遅くなる泥沼の中では更に移動に制限が掛かることになる。また、回避しても着弾地点に泥が広がり、ボルボロスが振り飛ばす泥土と同じく接触することで足元を掬われるトラップとなる。泥の中をスイスイ泳いで攻撃をかわしながら、泥に足を取られて身動きが取れなくなった相手に確実な攻撃を狙うのがジュラトドスの基本戦術である。ボルボロス同様泥を纏っている間は防御力が上昇し、火耐性と雷耐性が付き、水属性が弱点となる(泥が剥がれると属性耐性はほぼ逆転する)。MHWでは新標準装備「スリンガー」で「スリンガー水流弾」(素材となるミズタマリゴケは沼地周辺に生えている)を撃ち込むと簡単に泥を洗い流せるが、戦闘がほぼ泥沼の中で行われるため、ボルボロスとは比べ物にならない頻度で泥を纏い直す習性がある。また、ダメージを与えていくと「スリンガー着撃弾」の素材となる「粘着石」をいくつか落とす。これは着弾部位に貼り付き、その部位への攻撃に連動して打撃属性の追加ダメージを与えるという効果を持ち、ついでに高めの気絶値も入る。そのため、複数の着撃弾が接着した頭部に打撃属性以外の攻撃をしてもスタンが取れるという優れもの。しかも、ジュラトドスは非常に頭部への攻撃に弱いため、頭の泥を落とした後はかなり有効な攻撃となる。
ジュラトドスの素材は、概ね素で水属性が付く武器全般が作れる。MHWには他に水属性装備の素材になりそうなモンスターがほぼ居ないため、水属性といったらジュラトドス(次点でガライーバ)。爛輝龍マム・タロトの鑑定武器も、水属性の物はジュラトドスの素材で補修してある。
ヴォルガノスのものと似たシルエットを持つ薄茶色の防具には、深い水場や泥沼での移動速度減少を防ぐ上に、レベルによっては水場での回避力がアップする「水場適応」と、泥に嵌っても抜け出しやすくなる「泥耐性」などがあり、ジュラトドス及びボルボロスにはそこそこ有用だが、両方の効果を内蔵した「耐水の装衣」があればそれで十分なのが悲しい所。勿論水耐性が高く、スキルによって「氷耐性」も持つのだが、やはり対応する属性攻撃を持つモンスターが少ない上に火と雷耐性はそれぞれマイナス。火も雷も古龍種を筆頭に強力なモンスターが多い新大陸においてはかなり使い勝手が悪い。唯一脚装備のみ、貴重な「集中」スキルが付いているため、大剣向け装備に活用される事がある。以上のことからMHWの属性の偏りを象徴する1例ともなっている。
MHRiseではボルボロスはかつてのホームグラウンドであった「砂原」に登場するのに対し、こちらは「水没林」に登場するため、ボルボロスとは縄張り争いをしなくなった。
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