スネークアイ(英名:Snake-Eye)とは、遊戯王OCGで登場するカテゴリ・テーマである。
概要
属するモンスターは全て炎属性で統一されており、下級モンスターは炎族レベル1で統一されている。
12期から展開されている、《黒魔女ディアベルスター》を中心に展開する「罪宝」のストーリーの関連カテゴリの一つであり、モチーフはリトアニアの民話「蛇の女王エグレ」だという説がある。
また、アメリカで2個のサイコロで1のゾロ目が出ることを「Snake eyes(スネーク・アイズ)」と呼ぶことがあり、これがレベル1統一である点や、合計レベル2以上を条件とするカードがある理由ではないかと言われている。
環境での活躍
このテーマの登場初期は同時期に出た「罪宝」単位の出張が多く目立っており、活躍どころは限定されていたが、《蛇眼の炎鱗》の登場により状況が一変する。
「罪宝」を採用するデッキで《スネークアイ・エクセル》を初動とした動きを採用することが増え、「罪宝」+「スネークアイ」で纏めて出張パーツとしての活躍が見込めるようになった一方、【純スネークアイ】が大会向けの構築として現実的になっている。
出張面では、炎属性主体の「炎王」、「R-ACE」との組み合わせが特に目立ち、それ以外でも「閃刀姫」での採用もあり、登場初期のカードでは《スネークアイ・エクセル》や《原罪宝-スネークアイ》の性能が高く評価されている。
カード紹介
遊戯王カードwikiからの引用含。
モンスターカード
蛇眼の炎龍(スネークアイズ・フランベルジュ・ドラゴン)
/Snake-Eyes Flamberge Dragon
効果モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分か相手のフィールド(表側表示)・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):相手ターンに、フィールドの永続魔法カード扱いのモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドに特殊召喚する。
(3):このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地から炎属性・レベル1モンスター2体を特殊召喚する。
特殊召喚効果を持たない最上級モンスターだが、《スネークアイ・エクセル》からの動きで1枚初動でこのカードの特殊召喚が出来る。
基本的には墓地から永続魔法化してリソース回収したり、墓地からの蘇生効果が優秀で、リンク値を上げやすい。また、このカードが場に残っていた場合は、相手ターンで「スネークアイ」モンスターを展開してリソースを補充出来る。このように切り札のような見た目の印象に反して、デッキの中継・潤滑材としての活躍が大きな部分を占めている。
一方、フィールドのモンスター除去にも利用でき、その後自分のモンスターとして利用できる側面も。
蛇眼の炎鱗(スネークアイズ・ポプルス)
効果モンスター
星1/炎属性/炎族/攻 700/守 200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「スネークアイ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
基本的にエクセルやオーク、《篝火》等の効果で手札に持ってきた場合に特殊召喚出来る。
場に出た際にサポートカードを持ってくる上、墓地から永続魔法化する効果もあり、《蛇眼の炎龍》までの中継としての役割のほぼ全てを兼ね備えている。
また、(2)のサーチ先も幅が広く、このサーチ先次第で展開の仕方を細かく切り替えることが出来る。
蛇眼の大炎魔(スネークアイズ・ディアベルスター)
効果モンスター
星8/炎属性/魔法使い族/攻2800/守2600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その相手モンスターとこのカードをそれぞれ永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続魔法カード扱いの場合、
「蛇眼の大炎魔」以外の自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置き、
このカードを特殊召喚する。
「スネークアイ」と「ディアベルスター」の両方の名を持っていることで、《スネークアイ追走劇》や《蛇眼神殿スネークアイ》の両方からこのカードを永続魔法化した上で墓地から炎属性モンスターを永続魔法化するという動きになり、「スネークアイ」で見るとこの動きで更に場のモンスターカードが1枚増える。つまりこのカードも見た目に反して、中継・潤滑剤なのだ。
また、(1)効果も戦闘介して、自分を永続魔法化するものの、相手のモンスターを永続魔法化出来、メタりにくい除去になる。
共通効果持ち
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):(固有効果)
(2):(相手ターンに、)このカードを含む自分フィールドの表側表示カード2枚を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキから「(同名カード)」以外の「スネークアイ」モンスター1体を特殊召喚する。
場のカード2枚コストに「スネークアイ」をリクルートする効果で、《蛇眼の炎龍》の特殊召喚にも使うことが出来る。また、テーマ内にモンスターを永続魔法化する効果があり、魔法罠の「スネークアイ」もコストに出来る。
基本的にスネークアイは(1)効果以上にこの共通効果を狙って展開する。何故ならこの効果が通ったか否かでアドバンテージに大きく差が出るためである。
スネークアイ・エクセル/Snake-Eye Ash
効果モンスター
星1/炎属性/炎族/攻 800/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから炎属性・レベル1モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードを含む自分フィールドの表側表示カード2枚を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキから「スネークアイ・エクセル」以外の「スネークアイ」モンスター1体を特殊召喚する。
場に出た際にサーチを行い、《蛇眼の炎鱗》を持ってくることでリンク値伸ばして、サポートカードを確保しながら、《蛇眼の炎龍》に繋がる。
《蛇眼の炎鱗》のサーチは《篝火》等でも行えたり、素引きしている可能性もある。
そのため、このカードの(1)効果が止められても、(2)効果に繋がれば大きな問題はないため、基本的に高確率でこのカードの通常召喚からアドバンテージを取れる。
スネークアイ・オーク/Snake-Eye Oak
効果モンスター
星1/炎属性/炎族/攻 900/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合、
自分の墓地・除外状態の炎属性・レベル1モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。
(2):このカードを含む自分フィールドの表側表示カード2枚を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキから「スネークアイ・オーク」以外の「スネークアイ」モンスター1体を特殊召喚する。
墓地・除外からの回収を行うカード。
墓地に《蛇眼の炎鱗》やエクセルがいればそこからアドバンテージを大きく取れる。純構築であればエクセルからこのカードを呼び出せると、リソース回復になる。
スネークアイ・ワイトバーチ/Snake-Eye Birch
効果モンスター
星1/炎属性/炎族/攻 0/守2100
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに炎属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):相手ターンに、このカードを含む自分フィールドの表側表示カード2枚を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキから「スネークアイ・ワイトバーチ」以外の「スネークアイ」モンスター1体を特殊召喚する。
手札からチェーンブロックを作らずに特殊召喚が出来、《増殖するG》に対するリスクを減らせる。
このカードのみ、共通効果が相手ターン限定になっており、エクセルやオークと比べると少し使いづらい。
魔法・罠
反逆の罪宝-スネークアイ/Sinful Spoils of Subversion - Snake-Eye
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
一見、比較的シンプルなテキストだが、対象に取るもののモンスターを永続魔法にしてしまうため、除去カードの一つになり、「スネークアイ」では自分のモンスターを永続魔法化する手段になる。
原罪宝-スネークアイ/Original Sinful Spoils - Snake-Eye
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドの表側表示カード1枚を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキから炎属性・レベル1モンスター1体を特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「スネークアイ」モンスターか
「ディアベルスター」モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから炎属性・レベル1モンスター1体を手札に加える。
その後、対象のモンスターをデッキの一番下に戻す。
「スネークアイ」や「ディアベルスター」のサポートではあるものの、炎属性・レベル1を広い範囲でサポートするカード。
場での効果では永続となっているモンスターを展開出来るカードで、「スネークアイ」に適している。
墓地効果では「スネークアイ」や「ディアベルスター」を要求するものの、かなり優秀なサーチ効果であり、「スネークアイ」の強力なモンスターを引っ張ってくる他、他テーマに繋ぐカードにもなる。
スネークアイ追走劇
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・デッキ・墓地から「ディアベルスター」モンスター1体を
永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):自分・相手のエンドフェイズに、墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの永続魔法カード扱いのモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
「ディアベルスター」モンスターを永続魔法化するカード。
《黒魔女ディアベルスター》の場合は最終的に墓地へ送って蘇生することで、1体モンスターが増えて、「罪宝」魔法・罠サーチになる。
《蛇眼の大炎魔》の場合、墓地にある炎属性や「スネークアイ」を場に持ってくるため、リンク召喚主体での展開手段になる。
蛇眼神殿スネークアイ/Divine Temple of the Snake-Eye
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・デッキ・墓地から「スネークアイ」モンスター1体を
永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
(2):自分フィールドの炎属性・レベル1モンスターの攻撃力は1100アップする。
(3):1ターンに1度、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した場合、
自分・相手フィールドの永続魔法カード扱いのモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドに特殊召喚する。
「スネークアイ」モンスターを永続魔法化するカードで、一連の動作として見るならデッキから補充して、相手ターンに展開してリソースを稼ぐという動きになる。また、《蛇眼の大炎魔》を永続魔法化することで自ターンでの展開手段になる。
睨み統べるスネークアイズ/Startling State of the Snake-Eyes
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「スネークアイ」モンスターのレベルの合計が2以上の場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手のフィールド(表側表示)・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを永続魔法カード扱いで元々の持ち主の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
●自分・相手フィールドの永続魔法カード扱いのモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドに特殊召喚する。
「スネークアイ」モンスターだけで合計レベル2以上になっている場合に発動出来る。
相手のカードを相手の場に永続魔法化させて置くか、永続魔法化しているカードを自分フィールドに出す効果である。
どちらもモンスター側でも行える行動で自分のターンに出来るものもあるため、採用されづらい傾向にある。
関連動画
スネークアイに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。(特にない場合はこの部分を削除してください)
関連静画
スネークアイに関するニコニコ静画のイラストやマンガを紹介してください。(特にない場合はこの部分を削除してください)
関連項目
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- 0pt