テセウスの船(漫画)とは、講談社により出版されている東元俊哉作の漫画、及びそれを原作とするテレビドラマである。
概要
講談社発行の漫画雑誌『モーニング』にて2017年6月から2019年6月まで連載されていた漫画。
2020年1月よりTBS系『日曜劇場』枠でテレビドラマ版が放送される。主演は竹内涼真。
殺人犯として逮捕された男の息子が過去へタイムスリップし、父の事件の真相に迫る様を描いたミステリー作品。
下記のあらすじは原作に即して記すが、ドラマ版では設定が異なり、主人公がタイムスリップする前にいた年が2020年(事件の31年後)に、事件のあった「音臼村」の所在地が宮城県に変更されている。
あらすじ
1989年(平成元年)に北海道・音臼村の小学校で起きた無差別毒殺事件。
犯人として逮捕された駐在所警察官・佐野文吾は容疑を一貫して否認していたが、最高裁でも死刑判決が下り収監の身となる。
文吾の逮捕後に生まれた息子の田村心は父とは面識がないが、事件から28年間、殺人犯の息子として日陰の道を歩んでいた。
心の妻・由紀は文吾の事件が冤罪ではないかと考え心を励ますが、妻とこれから生まれる子供の幸せを願い、父の事件には触れないようにしていた。
しかし由紀は娘を出産した直後に死亡してしまう。
心は娘にまで自分と同じ思いをさせたくないために、父の事件と向き合うことを決意。現在は廃村となった音臼村を訪れる。
だがそこで心は奇妙な霧に包まれる。
霧が晴れ、心が目にしたのは1989年1月―――音臼小無差別殺人事件が起こる前の音臼村だった。
果たして父は本当に殺人犯なのか。心は過去の世界で謎を解明し、過去の事件を阻止しようと立ち向かう。
主な登場人物
- 田村 心(たむら しん) 演:竹内涼真
- 28年前の音臼小殺人事件において逮捕された佐野文吾の息子。父を憎んで育ったが、妻の死をきっかけに父の事件を調査し、その過程で突然28年前にタイムスリップする。
佐野 文吾(さの ぶんご) 演:鈴木亮平- 音臼小殺人事件の犯人として逮捕され死刑判決を受けた元警察官。事件から28年経った現在もなお無実を主張している。
関連項目
- 3
- 0pt


