今泉健司とは、1973年7月3日生まれの将棋棋士。棋士番号299。段位は四段。桐谷広人七段門下。
2014年に行われたプロ編入試験に合格し、2015年4月1日付で四段に昇段した。
2016年11月17日(将棋の日)にC級2組への昇級を決めた。
編入試験制度が出来てからの最初の合格者。41歳での四段昇段は戦後最高齢記録でもある。
概要
2度の奨励会時代
1987年9月に14歳で奨励会入会(6級)。奨励会時代の師匠は小林健二九段。小林健二九段最初で最後の内弟子。
15歳で5級、16歳で3級、17歳で1級、19歳で二段、20歳の時に三段昇段、三段リーグ昇段後4期目の第18回三段リーグでは(結果的に)最終日を連勝すれば昇段であったが、1局目の木村一基との1局に敗れ次点に終わった。
この期は最終局で今泉に負けて昇段を逃したと思った中座真の昇段が決まり座り込んでしまったり、後に編入試験を受けてプロとなる瀬川晶司が年齢制限で退会する期でもあった。
第18回三段リーグ(1995年10月~1996年3月) | |||||
氏名 | 順位 | 勝敗 | 最終日の成績 | 最終成績 | 特記事項 |
堀口一史座 | 1 | 14-4 | 2-0 | 1位(四段) | |
木村一基 | 3 | 11-7 | 1-1 | 6位 | 1局目対今泉勝ち,2局目勝てば昇段だった |
中座真 | 6 | 12-6 | 1-1 | 2位(四段) | 2局目対今泉負け |
今泉健司 | 11 | 12-6 | 1-1 | 3位(次点) | 1局目対木村負け,1局目勝っていれば昇段だった |
野月浩貴 | 14 | 12-6 | 0-2 | 4位 | 1勝すれば昇段だった |
藤内忍 | 23 | 12-6 | 0-2 | 5位 | 1勝すれば昇段だった |
第23回三段リーグでは最終局で中尾敏之に敗れて2度目の次点。結果的にこの対局が昇段者決定戦となった。
第23回三段リーグ(1998年4月~1998年9月) | |||||
氏名 | 順位 | 勝敗 | 最終日の成績 | 最終成績 | 特記事項 |
山本真也 | 1 | 12-6 | 2-0 | 1位(四段) | |
中尾敏之 | 7 | 12-6 | 2-0 | 2位(四段) | 2局目対今泉勝ち |
今泉健司 | 19 | 12-6 | 1-1 | 3位(次点) | 2局目対中尾負け,2回目の次点 |
現行規定であればここで三段リーグ次点で2回で昇段となるのだが、第17回の時点では次点2回での昇段規定がなく、次点2回で昇段が可能となってからも過去の次点はカウントしないルールの為昇段を逃す。
その1年後、第25回三段リーグを最後に年齢制限で退会となった。
2007年に三段リーグ編入試験を受けて6勝1敗で合格(合格ラインは8局中6勝)。しかし三段リーグでは2度の11勝に留まり編入規定により4期で退会。ここで後にプロ編入試験で対局する宮本広志、竹内雄悟、星野良生と対局している。
二手目△3二飛戦法の開発により、第三十五回(2007年度)将棋大賞の升田幸三賞を受賞。奨励会員の受賞は史上初。
編入試験
2012年7月7日~2014年7月5日にかけてプロ棋士との公式戦で10勝4敗(良い所取りで10勝かつ勝率6割5分以上)の成績を収め、同日プロ編入試験挑戦を発表。
第四局に勝利し、三勝一敗となったため、第五局を行わずに編入試験合格となった。(四段昇段は2015年4月1日付)
編入試験日程(3勝で合格,3敗で不合格) | |||||
日時 | 場所 | 結果 | 対局相手 | 対局相手のプロ通算成績(14/12/4現在) | |
第1局 | 9/23(祝) | 関西将棋会館 | ○ | 宮本広志四段 | 9勝9敗 |
第2局 | 10/5(日) | 関西将棋会館 | ○ | 星野良生四段 | 10勝9敗 |
第3局 | 11/18(火) | 東京将棋会館 | × | 三枚堂達也四段 | 17勝12敗 |
第4局 | 12/8(月) | 東京将棋会館 | ○ | 石井健太郎四段 | 21勝12敗 |
第5局 | 1/12(祝) | 関西将棋会館 | 未実施 | 竹内雄悟四段 | 25勝26敗 |
三段リーグでの編入試験相手との成績
対 宮本広志四段 0勝2敗
対 星野良生四段 0勝1敗
対 三枚堂達也四段 なし
対 石井健太郎四段 なし
対 竹内雄悟四段 0勝1敗
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プロ編入試験
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関連項目
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