田村康介(たむらこうすけ)とは、将棋の強い関取将棋棋士である。棋士番号217。富山県魚津市出身。大内延介門下。
概要
小学校名人戦では北浜健介を破って優勝し、19歳でプロ入り。早見えの早指しで有名であり、いい手を思いついたら迷わずに手を指すことからマッハ田村の異名を持つ。色々と列伝があり、順位戦との対局を、二人合わせてたったの25分で終わらせ(相手も早指しだったため)、その後二人で真っ昼間から飲みに行ったという伝説がある。このように、すぐに手が見える才気煥発の才であり、奨励会時代も特に本気で将棋の勉強はしなかったというほど。一方で、後先考えずに突っ走る棋風でもあり、大差で負けてしまうことも多いが、それでもB2級で安定した戦績を残している。
棋風は力戦が得意で、自身でケンカ殺法と名付けている。そして、彼が有名になったのは将棋倶楽部24の強豪Xの一人であり、一ヶ月で271勝26敗というとんでもない記録を樹立してしまったことである(早指し故に可能な勝率)。
棋界の親方
田村は棋界でも有数の大柄な人物として知られ、近年はその朴訥ながらどことなくウィットに富んだ喋りが評判を呼び、ニコ生などでは田村親方と呼ばれることがしばしばある。別に本人も嫌っていないようで、むしろ周りに迎合するのが上手い、世渡り上手な一面がある。そして、サイン色紙の時も冗談半分で「手形でもとりましょうか?」とコメントしていたら、とうとうそれが実現してしまった(竜王戦解説時)。
大食漢でもあり、食欲も関取並みである。昼飯にカツカレーとうな丼とカツ丼を頼んで、それを平らげてしまうほど。更に食べるスピードもマッハであり、夜食の天ぷらそばを15秒ほどで平らげてしまった。
豊川孝弘の二歩の相手(その後、怒涛のダジャレ感想戦を喰らうという二重攻撃)、NHK杯で木村一基相手に早指しで圧勝したら相手に半ギレされたなど、何かと厄介事に巻き込まれやすい。そして、そのたびに罰の悪そうな顔をしているなど、人柄としては温厚である。だが、後の兄弟子となる鈴木大介とは10円玉をめぐって少年時代に激突したことがある。また、中学校の頃は不登校を繰り返し、ひたすら道場に通い、学校はどうしたと聞かれると毎回「開校記念日です」と答えていたため、師匠の大内から胸ぐらを掴まれたことがあるなど、エピソードの尽きない人物である。
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